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【最新回】12月1-2週目(12/5~12/18)の新曲レビュー

みなさん、こんにちは。m.c🦋です。1週間に出た新曲の中からピックアップして、ランキング形式で表示します(※1)。プレイリストもありますので、気に入った曲が見つかったらライブラリに追加できます。
それでは早速やっていきましょう!
(※1 全ての新曲をチェックしているわけではありません。)


👑ランキング👑

5位 DESPECHA RMX / ロザリア & Cardi B


今年の3月に出たアルバム『MOTOMAMI』を聴いたとき、今年の一枚はこれだと確信した。m.c🦋にとってのいいアルバムとは、聴いてて心地よいだけではなく、それをきっかけに過去の作品や周辺の音楽ジャンル/アーティストまで知りたいという知的好奇心を掻き立てるもので、『MOTOMAMI』はまさにそれであった。ロザリアの過去のアルバム2枚は聴きあさり、それだけでなくフラメンコ界隈、スペイン語ポップにも興味が広がり、一時期スペイン語の勉強にも手をつけた。恋人ができると語学が捗るという話があるが、ほぼそれである。「DESPECHA RMX」は、そんなロザリアが7月28日に出したシングル曲「DESPECHA」(その後、DX版とも言える『MOTOMAMI +』に収録) にアメリカ出身のラッパーCardi Bが参加したものである。ちなみにCardi BのBは有名なラム酒「バカルディ」のB。夏にリリースされただけあり、夏らしいテイストの曲。(2022年12月15日リリース)


4位 播磨無呼吸症候群 / ちたへんりー


こちらはm.c🦋が今年出会った中で一番掘り出し物感が強いと思っているアーティスト、ちたへんりー。16歳から楽曲制作を始め、2019年に出した1stアルバム『モラトリアム期終了のお知らせ』は、全てセルフプロデュースという実力派。弾き語り配信やカバー、セルフカバーをあげている自身のYouTubeチャンネルは、登録者こそ6,000人だが、そんな彼の才能をもっと間近でみられるとても充実したモノだ。その他、TwitterもInstagramもまだまだ登録者は少ない。が、それも今だけであろう。きっと2023年には軽く何十万は行くはずだ。世界一のサックスプレイヤーを目指す漫画『BLUE  GIANT』で登場人物の1人、ジェイソンが主人公との思い出を振り返り、 “本当に良いものはゆっくりとでも売れていく” と(いう趣旨のことを)言っていたが、その通りだと信じてやまない。
(2022年12月14日リリース)


3位 Angel / Little Simz


急にリリースされたリトルシムズのニューアルバム。マーベルの映画『ベノム レットゼアビーカーネイジ』に楽曲を提供、自身も出演するなど、活躍の場を広げているイギリス出身のラッパーである。今年9月に来日公演もしており、Twitter界隈は大盛り上がりだった。高く評価された前作『Sometimes I Might Be Introvert』同様、今作も敏腕プロデューサーの Inflo (Adeleの『30』を手がけた他、自身もSault という音楽集団を率いる)が参加している。極めて洗練されたメロディに堂々とラップをのせる様は実に魅力的である。(2022年12月11日リリース)


2位 Sound of Rain / TAKURO★


TAKUROといえば、そう、あのGLAYのTAKUROである。GLAYでメインコンポーザー / バンドリーダーを務め、ギターとキーボードを兼任するTAKUROによる3作目のソロアルバム。前2作は“地図のない旅”をテーマに、自身のルーツであるジャズ・ブルースを掘り下げたが、今回は「The Sound Of Life」と題したヒーリングアルバム。その経緯には長引くコロナ禍での鬱屈とした社会状況や、ウクライナ侵攻へのやるせなさがあったとし、以下のように語っている。

今僕が心の底から作りたいと思った音楽です。
これを聴く皆様に優しい眠りを提供出来たら嬉しいです。
TAKURO 3rd SOLO ALBUM『The Sound Of Life』特設サイト

「Sound Of Rain」は、1曲目。ピアノの美しい音色と雨の音のサンプルがなんとも心地よい。ジャケ写もとても素敵。(2022年12月14日リリース)


1位 Open Arms(feat. Travis Scott)/ SZA★


2017年の『Ctrl』以来4年ぶりとなるSZA(シーザ)のフルアルバム。2018年には映画ブラックパンサーの主題歌「All the Stars」、2021年にはDoja Catとの素晴らしいコラボ「Kiss Me More」など、ヒット曲に事欠かなかった彼女だけに、満を持して出したこのアルバムも早速巷の音楽リスナーをざわざわ言わせている。すでに今年のベストアルバムの一つとする声も少なくない。さて、この曲は、『SOS』と題された23曲の中の20曲目。強くきいたビートが印象的なバラードである。アメリカは南部ヒューストン出身のラッパー Travis Scott も今回はラップを封印して歌声を披露している。これがまた良い。m.c🦋もここ最近鬼リピ、年間プレイリストにもすでに40位題に迫っている。(2022年12月8日リリース)



(★は特にお気に入りの曲)

♪プレイリスト♪


ここから追加できます。


🦋今週のひとこと🦋


先週はお休みして失礼いたしました(またするかも🦋)。年間ベストを選ぶのはかなり悩みますが、とっても楽しいですね。今回は他にも紹介したい曲があったのですが、より厳選させていただきました。

🦋

次回は年間ベストの予定です。お楽しみに!

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