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心だって同じ病気だよ

そもそもね…

体の病気と心の病気って、何が違うの??

体の病気なら「薬飲んで早く治そう」って言うのに、心の病気なら「薬は飲んじゃいけない」

どうして??

定期的に薬を使って、安定を維持する病気は少なくないでしょう?

生活習慣病に数えられるものも少なくないんだから、決して他人事ではないはず。

なのに、どうして受け入れてくれないの?

同じように
「飲んで元気になろう」
「普段通りに近づけよう」
って言えないの??


目に見えるから、見えないから。

体の病気は検査結果だってなんだって、目で見えるもんね…

心の病気は本人の訴えだけだから、見えないもんね…。

だから病気に認定できないの?
(厳密には脳の病気らしいけど、それでも見えないもんね)

でも、見えないことは証拠がない事でもあって…。

だから、証明できなくて「嘘つき・怠け者・弱い」って言われて言い返せなくて、余計に追い詰められる…。

見えなくても、本人の辛さは見える病気と変わらないんだ。

本当に同じ「病気」なんだよ。


心の病気は治療法がないも同然?

ただの甘えとか、怠け者とか…

病気なのにそれを

「気の持ちよう」と片付けられたら…


少しでも普通になりたいと思っても、

「薬を飲むこと」
「療養すること」

を否定されたら治すために何ができるの??

治りたいという気持ちだけが空回りして、余計に悪化していくだけじゃない…。

心の病気は治療法のない不治の病なの??

治ることは本人の精神力にかかった奇跡的なことなの??


「薬を飲むこと」

を反対する人は、この答えを聞かせて欲しい。

それで本人が納得するなら、それもありだけど、納得させられないなら、反対しないで…。


リスクだって同じなんだよ

薬は体に悪い…

そういう考えは少なからずあると思う。
私も副作用や離脱症状に苦しんだんだから…。

でも、どんな薬でも相性はあるよ。

効果が強い分、副作用が強いってものもあるし、合っていると思ったらいつの間にか合わなくなって…ってこともある。

飲み合わせの問題もあるでしょう?

心の病気の薬だけに限ったことじゃない。

ちゃんと受診して飲んでいる分には定期的に検査することの方が多いし、放置してどうにかなってしまうより、よっぽど安全。

そして生きる気力を維持出来ると思う。


否定の前に決断を受け入れて

心の病気を否定すること

精神科・心療内科を受診すること

薬を飲むこと

療養すること


否定する人は全てを否定するだろうね…。


でもそれは本人が1番否定したかったと思う。

認めたくなくて、拒否しかたっかたんじゃないかな??

そういうタイプの人がなりやすい病気だから…。

それでも、認めて受け入れて前に進んだってことは、かなり大きな決心だと思うの。

だから…。

まずは本人の「治りたい」気持ちを汲んで欲しい…。

「人に迷惑をかけたくない」って思いを無下にしないで欲しい。


他の病気なら受け入れられる。

療養にも付き合える。

でも…なんて思わないで…。


「心だって同じ病気だよ」

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