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三崎公園野外音楽堂への遠征②

前日までのあらましは「三崎公園野外音楽堂への遠征① 」を読んでください。読まなくてもいい。

2日目(5月22日)

2日目のタイムテ

朝〜

いわき駅近くに宿をとった我ら。朝もちゃんと早くに目が覚め、まずは朝食をとります。ホテルの人に、朝食会場は混むことが予想されるから早めがいいと言われたので言われた通り早めにむかう。ホテルも稼働が元どおりになってきたのですね。

少なく見えるが、この後パンも食べた。

言われた通り早めに起きて早めに朝食を食べたので、時間に余裕ができたのでホテルの部屋で今日の気分を盛り上げるべく、出演者の動画を見てました。

21日夜に公開されたばかりのキングサリのキャラメリボーンlive ver、2:15~のねうちゃんパートと、2:49~52あたりのねうちゃんのスカートがとくに見所です。

コロナ禍ですっかりアイドル現場から遠ざかっていたのもあり、今回のエクストロメ!!は初見アイドルも多数。fishbowlでYouTube検索してまず出てきたこの曲がとてもよく、他の曲も流してたら好きな感じだったので、俄然見るのが楽しみになってきた。

泊まったホテル、サンライズインいわきは部屋のTVがYouTubeなどがすぐ見られるスマートTVで良かった。遠征時のビジホはスマートTVだとより楽しい。

twitterをひらくと、昨晩のゴッドタンの鬼越トマホーク坂井さんの彼女の話題で溢れていた。だいたい内容がわかってしまったが、帰って録画見るのが楽しみ〜。

いわき駅から三崎公園野外音楽堂まで

さてボチボチでるかとチェックアウトし、駅前へ。どうやら調べたところ、いわき駅から路線バスで三崎公園にほど近い神白というバス停に行けるっぽいのです。

さらに近いバス停もあるが通学用の平日のみ

念の為、バス案内所の人に「三崎公園に行きたいんのですが神白で降りるので良いですか?」と尋ねたところ、二人掛かりでも「神白…?どこかしら…』『三崎公園にバスと徒歩で…?」といった感じで全然ピンときておらず、そんな方法で三崎公園に行く人はそうそういないようでした。

いわき駅前にはエクストロメ行くんだろうなという人々もみかけたけど、ここらに宿取る人らは車参加であろう。バス停に並ぶのは私たちだけだった。

9:00発のいわき駅→泉駅行きの路線バスに乗って50分、私たち以外の乗客はとうに誰もいなくなり、雨も降ってくる中、目的のバス停に到着!
ちなみにこのバスの路線は海岸沿いを走るので、震災の被害があったんだろうなという地域の復興後の姿が感じられます。

バス停から三崎公園までの道も、当然のごとく誰も歩いておらず。傘をさしながら10分も歩くと音が聞こえてきました。公園が高い位置にあるので坂を登らなければならずそこがちょっと大変だけど、フジロックでバス降りてグリーンステージに行くより全然楽。というか野外フェスの基準をフジにすると大概どれも楽。

音はすれども人はおらず…
あらこんなところに

公園にたどり着いたはいいけど、野外音楽堂の入り口がわからず間違えて猫ちゃんステージに来てしまいました。ちゃんと地図を見ましょう。

駐車場にはパラパラ人はいるものの、そこまでの道のりでほとんど人をみかけなかったので、会場に入って突然大勢のオタクが集っているのを見て慄いた。普段のこの場所のことを知らないが、日常的にここに散歩に来てるような人から見たら異様な光景なのではなかろうか。

到着。クロスノエシス〜fishbowl

トップのクロスノエシスは裏から音しか聴けなかったのですが、RAYには間に合った。RAYって今ふたりなのね〜。ふたりでも十分に魅せて聴かせるパフォーマンスで良かった!

小雨降ったり止んだりする中で、QUEENS、Ringwanderungと続けて見て、野外でのアイドルちゃんたちのステージもいいし、オタクたちがとても元気でそれが本当になにより…と胸が熱くなった。声出し解禁ということで、オタクの大声ひっさびさに耳にしたよ!

自分が地下アイドル現場に行き始めた頃は、うりゃおいの「うっ(りゃ)」側を言う人ってたいていおじさん(地下現場はほぼほぼおじさんだが中でもよりおじさん)であり、現場で「うっ側おじさん」はどの人かな〜とオタウォッチングをしてたもんだけど、今回若者たち(といっても自分よりは若いというだけかも)が「うっ」側を言ってるのを見て、コロナで声を出せない時期を経ても、「うっ」側もちゃんと引き継がれ存在している…と感動した。いや、感動まではしてないが、楽しい気分にはなった。
でもよく聞いたら「うっ」側の勢いが激しく、「おい」側が少数派になってるようで、今後は「おい」側の人材を確保していく必要があるのではと感じた。

今朝MVみてにわかに好きになったfishbowl、水色の衣装がヒラヒラして名前の通り金魚鉢の中の金魚みたいでとっても可愛かった!

やっぱ「熱波」いい!聞けてよかった。

恐竜滑り台

雨が止んで日が差してきたのもあり、音楽堂の近くにある恐竜の滑り台を滑りに。三崎公園の公式サイト見てる時にこれがあるのを知って、絶対に滑りたいと思ったのです。TAICOCLUBでも後年は使えなくなってたけどフェス会場内に長い滑り台があって、滑るとフェスの合間のアトラクションとして気分があがるのです。

口から入ります
滑るぞ〜
ローラータイプの滑り台

結果としては、めっちゃお尻が痛くなるので安易には滑らない方がよい。
ちなみにこれを滑ったすぐ後に、震度5の地震が起きたのだが私は滑り台の影響で自分がヨロヨロしてたので全然気づかなかった。かつ、携帯の電波が入らず緊急地震速報も鳴らなかった。
会場ではライブを中断することもなかったようだが、特典会会場ではやはりみんなざわついたらしい。

お昼ごはん・マリンビレッジ

OSSをチラ見し、美味しい曖昧もSANDAL TELEPHONEも気になりつつも、お昼ご飯にむかうことに。早起きでお腹すいてきたので…。

会場内にキッチンカーも出てるし、音楽堂を出てすぐあがったところにメヒコもありますが、三崎公園を出て5分くらいの距離にあるマリン・ビレッジさんで落ち着いて食事をとることにしました。

かわいいペンション風の建物です
良い景色のレストラン

お昼を少しまわったくらいの時間でしたが、地元客っぽい人で賑わってました。見た感じエクストロメ客はいなかった。オタクには公園外の店まで来るヒマはないのであろう。あと、外からこの小名浜に来た者は海鮮系を食べにいくのだろう。

懐かしさあるメニュー、美味しかった
三崎公園のシンボル、マリンタワー

お腹も満たされたので会場に戻ります。出入り自由なのありがたいですね。
そういえば先ほどの地震の影響で、マリンタワーのエレベーターが止まってて登れなくなってました。会場外は電波が入るのでtwitterみてたら常磐線も止まったみたいで、エクストロメに来ようとしてて足止めくらった人もいたみたい…大変だ。

BLACK NAZARENE~キングサリ

戻るとBLACK NAZARENEがやっていたので、前の方へ実果子ちゃんの顔面を拝みに行きました。相変わらずお人形さん〜。

会場は適度な客数で、それなりに埋まってるんだけど椅子席の後方は余裕あってのんびり座れるし、行きたければ前の方でも場所はあるし、声だしたり大きく動きたい人には最後方のスペースあるし、自由度高いのが良かった。

私は普段から後方保護者面で、体を揺らして胸の前あたりで省エネ振りコピをするのがせいぜいくらいの観覧スタイルなのでライブハウスでは前の方に行かないのですが、これくらいの規模の野外イベントで圧縮のない前方というのは快適すぎた。「あの子カワイイな…?」と思ったら近寄って見に行ける。そして明るい野外で見るアイドルちゃんたちはことごとく全員可愛くて、マスクの無い美少女たちの顔面を野外で大摂取できました。

そして、キングサリ登場〜!キングサリは4月末にデビューしたばかりで、メンバーに元じゅじゅのねうちゃんがいるのです。早く見に行かなきゃ…と思いつつ、ここにきて福島で初めて見ることとなった。

この可愛い女の子がネ兎ねうさんです。可愛いですね。

キングサリはじゅじゅとはだいぶイメージ違うし、どうなのかな〜と思ってましたが、グループが違っても動きや存在感は相変わらずねうちゃんはねうちゃんで、じゅじゅの時とは違う衣装や曲やグループ内の位置付けにより、新たな魅力が引き出されててとっても可愛かったです。可愛い。

声出し可能ということで、じゅじゅのラストライブでも出すことは叶わなかったねうオタさんたちの決死のねうちゃんコールが会場に響き渡り、良かった良かった…と思うとともに、喉が切れるほど叫んでいるオタクや、全然声出てなくてまだまだだと言ってるオタクもいたようで、怖い…とも思った。

野外でのねうちゃん特典会っていつぶりだ?ってくらい久々。じゅじゅの時には秘されていた足が綺麗で最高に良かったという、アイドルに言うならギリギリ許されるかもしれないが職場の後輩女性に言ったら完全にセクハラ案件になる感想を伝えることができました。

特典会に並んでる時に、ねうちゃんの隣にいるちっちゃい子もめっちゃ可愛いな!と思って見てた。同じことを夫も思ったらしく、ねうちゃんのあとにいそいそと追加の特典券を買ってチェキ撮りにいっていた。
青い髪の子も好き。もう全員可愛い。

マルコム〜ヌュ〜クマリデパート

もうすでに十分満足して福島遠征の元はとったが、マルコムの楽しげな曲も聞こえてくるし、後方着座おばさんに戻ってまだまだ楽しみます。

コロナ禍結成のオケトーも、初の声出し現場だからか野外の開放感の中オタクの熱を感じる盛り上がりで、さらにその後ヌュアンス中に雲がどんどん切れて会場に陽が差してきて、熱気が上がっていくのを感じました。

ヌュアンス、衣装も素敵なニュアンスカラーでなんとなくしっとり落ち着いたイメージで野外っぽくない印象だったんだけど大変沸いてて楽しかった。

めちゃめちゃ晴れてきて暑い

すっかり晴れて、当初は雨具を着てた人々も続々Tシャツになり、どこのオタクかの所属もわかるようになってきて、ふと後ろをみたらいつの間にかカラフルなスティックバルーンをもったクマリオタが大量に発生していた。

両手に持つ二刀流スタイル

強い日差しと気温の中、クマリデパートがアロハシャツで登場し、完全に夏が始まったのを感じた。会場にいる全員の体温が5分くらいあがったんじゃないかな。平熱高い人なら37度5分超えて退場まである。
クマリの出番でこの天候は、本当にもってる子達なんだな〜。

野外クマリのハッピー感溢れるステージは滅法楽しく、サマーニッポン夏サマーが♾しても、体感3秒で出番終わった印象。
自分には馴染みのある曲少なかったんだけど、十分楽しかった!

ukka〜きのホ。〜situasion

続いてのukka、声出し現場が初のメンバーがいるということで、その子の名前(りなちゃん)を森に向かってみんなでコールしてるのが微笑ましかった。

当初はクマリ終わりで帰ろうと思ってたんだけど、うすた京介先生が関わってるきのホ。を一回見てみたかったのでそこまでいることに。少し押してたが5〜10分くらい?
きのホ。は、最初の曲の振り付けに、扇子もって日本舞踊や狂言ぽい動きあるのが面白く、曲も全体的にちょっといなたい感じのする歌謡ロックって感じで個性あった。

日が落ちるにしたがって会場はなんとなくヤナミュー勢の発する空気に染まってきてた。なんだろう、「今からライブ楽しみますよ〜!」的なワクワク感ではなく、枕戈待旦、武器を枕にして夜明けを待つような。
前物販の特典会会場も混み合い、そうそうに列が切られているようでした。ラストツアーのチケットは取るのも大変らしく、こういうフェスに出てくれて感謝してます。なオタクもいたようです。

きっと盛り上がるんだろうし、ヤナミューも現体制終了前にもう一回くらい見ておきたかったけど私とヤナミューの間にはさしたる物語もないので無理はせず、situasionの曲を背後に聞きながら会場を後にしました。後にしつつ、situasionの丸襟長袖ロングワンピの子が可愛かったから後で調べよう…と考えてました。会場、ソフバンの電波繋がらないのは本当に不便だ。そしてsituasionの読み方はシチュアシオンということはわかったけど、公式サイトでは衣装が違くて、丸襟ロングワンピの子がどの子かわからなかったので、これを読んだ識者は教えてください。

その他所感

今回、野外で声出し移動ありの現場だったので、オタクが推し歌唱パートで指差しながら何かをうめき散らして通路をバーッて前に向かっていって終わったらサーって戻ってくやつが見れたのも良かった。ところでこのオタ芸って推しジャンみたいな名前なんかある?

あと、モッシュやリフト等の行為は禁止なのですが、客席の傾斜を利用し、周囲の人間がしゃがむことによる擬似リフトをみかけて、なるほど!と感心した。椅子に乗るのはマナー違反だけど、なんとかして推しへの愛を見せようとするアイデアと協力体制は良い。

自分自身はあんま声出さないし、わりとコロナ禍での他人と十分な距離とってなんなら椅子に座れたりする現場が楽でこれはこれでいいな…と思ってたりする初老ですが、運営側からのお仕着せ的なのとか、この曲のここでこれをやるのが古来からの習わしだからと惰性でやってるようなオタ芸は割とどうでもいいものの、情熱が溢れてしまったがゆえの奇行に走るオタクを安全な場所から見るのは好きです。

ということを、10周年記念で4月から活動してるベルハー'22を最近見に行ったときに思い出した。かつてのような声出しやモッシュやサークルなくても、別にそれはそれでと楽しめたんだけど、rainy danceでリフトの光景がないのは異様に寂しく感じた。リフト自体は現場によってはウゼェなって思う時は全然あったんだけど、あの頃のあーやんオタの熱さが好きだったんだと思う。メデューズ号の筏みたいな光景で非常に良かった。ああいうのまた見たい。

3:15〜あたりのとこ。惨めに重なる枯葉になりたい〜。

音楽堂から泉駅の帰り道

そんな色々な思いを胸に感じつつ、帰りはイオンモールいわき小名浜のバス停まで歩きます。ベルハー'22にも入ってるメンバーがいるトリのミグマシェルターは18:45からの予定なので、この時期でも終わる頃には真っ暗だろう。

行きとは別のバス停へ。

帰りはくだりながら、このような景色も望めます。

5月下旬の18時はまだ明るい

先にも述べたよう私らは基本後方保護者面スタイルなので、ライブ終了後もまだ体力あるし、帰りがくだりなのもあって余裕で歩けたけど、ストロングスタイルで車無し民は終了後に2,30分歩くの辛かろう。あと、真夏は絶対キツイし、日が降ちた後は街灯もなく、かなり暗くなるらしいので覚悟が必要です。

夕暮れのイオンモール付近

18時すぎはもう、この辺にある人気の海鮮料理屋うろこいちやまるかつ、レストランやお土産も買える施設いわき・ら・ら・ミュウは閉まってます。また土日祝日は動くイオンモールいわき小名浜→泉駅の無料シャトルバスも終わってます。

最新情報は公式サイトへ
こちらはイオンモールから泉駅へのバス時刻表

イオンモールを18:48発にでるバスにのれば、泉駅19:29発の品川行き特急に乗れます。その次の特急は泉駅20:27発が最後なので、20:05発の最終バスに乗れば東京に帰れます。
一応、徒歩と公共交通機関だけでも会場に19:30までいることは可能ということになる。

イオンモールでお土産と帰りの電車で食べるごはんを買いました。イオンモールにお土産物屋さんらしいお土産物屋は無いけど、てまひま会津というセレクトショップが入ってます。

会津農家食堂のソースカツ丼をテイクアウトで。
泉駅到着

最寄りである泉駅は駅前にタクシー会社もあるので、朝向かうときにタクシーが無くて困る!ということもなさそうです。オタク同士連番して同乗できればそれも良い。
駅前に店はあんま無さそうだったけど、駅にニューデイズはあるので、ままどおるなどちょっとしたお土産を買ったりはできるよ。

その他お気持ち

結果、徒歩と公共交通機関だけでもどうにかなったんで、今後三崎公園野外音楽堂のイベントに、車が無くて参加迷った方は参考にしてみてください。
8月にもイベントあるみたいだし。
TIFのスカイステージの行列に並ぶような体力ある人だったら夏でも問題なく徒歩でいけるだろう。

ちなみに以前旅行でこの辺来たときは、いわき湯本温泉に泊まったんですが、湯本駅からもイオンモール行きのバスは出てたんで、泉駅まで一旦電車に乗らなくてもイオンモールまでは行けます。温泉入りたい人はいわき湯本に泊まろう。

無事東京に到着。雨もすぐ止んだし気候も良くてねうちゃんも可愛くて楽しかったな〜急だったけど行って良かったな〜と家路についてる途中、TL上である有名オタの訃報が流れてきました。面識はないけど一方的に知ってるし、ある一時期の間は親の顔より見てるような人なので、なんとも言えない気持ちになりました。

今回の福島はとても楽しかったけど、私は多分別に行かなきゃ行かないで別の場所で別のことして、それはそれで楽しかったね〜って思えるタイプなので、行ける時に行きたいところへ!とか会える時に会いに!とか疲れるので思わないようにしてる。

ただ、去年のこの時期に夫は長期入院中で全然外に出られず、前回の福島エクストロメはTLで見て楽しそうだな〜いいな〜と思ってたので、今年はこの新緑の中で一緒に存分に楽しめたのは本当に良かった。

今後も無理しない程度に、その時々で自分が楽しめる場所へ行って楽しめたらいいなと思います。何人かで車で遠征というのもやってみたい!


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