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うるせ〜〜しらね〜〜〜!!!


2023年、1年の感謝をあなたに

上記、12月26日、東京、拙者のツイート
迷いました、完全に迷った
コレドとかいうハイカラな建物が日本橋にあるのは把握してました
なぜなら!YouTubeとかで!予習したから!カヌレの店とか!お出汁のお店とか!ていうかコレドの上に日本橋三井ホールがあるのを当日、三越前駅で降りて初めて知りました
結果、なんかコレドが沢山あって半泣きで会場にたどり着きました  
田舎に住んでるんで、建物になんで1とか2とか付いてるのかわからんすぎて…
普通イオンモール1とか2とかないやろ(キレ)
後で知ったんですが室町三井ホールなんてのもあるんですね
危ない、当日そんなの発見してたら絶対間違ってた〜〜〜ワハハ

日本橋三井ホールときたら、中田裕二の年末公演〜〜〜!!!!
行ってきましたとも、ええ、行ってきましたわ!
何を隠そう初めて行くんです、アタクシ…
中田裕二好きなら年末は日本橋やろがい!という声が聴こえてきそうな気がします…アアッ石を投げないで…裕二と乾杯のアクスタが思いのほかデカくて困惑しなかった者だけ私に石を投げなさい…!
理由は年末年始休めない職業だからなのですが、希望出したら案外通って拍子抜けしました
思ったより世界って私に優しいんだな…
2日とも参戦は欲張りかなと思って、1日目のバンドセットだけ参加の運びとなりました

当日、いつものように飛行機で東京へ
飛行機がないとどこにも行けない県に住んでるので、仕事とかライブに月に2回は飛行機に乗ってます
ホントに飽きた、そろそろ新幹線とか乗りたい

前日に職場のお姉さん(セブチが好き)に、今回中田裕二の卓上カレンダーが物販で復活するんです…と言ったら一緒に喜んでくれました  優しい
何故かそのお姉さん毎回中田裕二さんってディナーショーやらないんですか!って聞いてくるんですが、流れちゃった話をして、あっても行かないですけどね、中田裕二が飯食ってるのを別室で鑑賞するイベントなら行きたいですけど…って言うとドン引きされる    
あたしがリアルで中田裕二の話をする人はかなり心を許してるので、された人はそうなんだあって思っててくれよな!

そんなこんなありつつ、今回は浜町にホテルを取ったのでかなりアクセスが良かった
前から目をつけていたHAMACHO HOTEL

HAMACHO HOTEL

ここのルームウェアが作務衣だったので、「椿屋四重奏じゃん🎶」ってアホはめちゃくちゃ大はしゃぎしてました
外もですが内装もスタイリッシュで、スタッフの方が全員とても親切だったな〜インテリアとかもめちゃくちゃこだわって部屋作りがされており、次も多分お世話になります

開演までオシャササウナ行ったり銀座ぶらついたり、8月ぶりに東京に来ましたが、相変わらず楽しいところだなって思いましたビルディングがデケェ人が多い電車がいっぱいくるおみせがおしゃれたのしい!みたいな……田舎生まれ田舎育ち、実家出ても仕事の都合で田舎に住んでるので都会が楽しくてしょうがない

おめかししていざ日本橋三井ホールへ!
そして冒頭に戻る

毎回中田裕二のライブ緊張するんだな
お前が出るわけでないから緊張すんなよとは自分でも思いますが…
KIRINJIとかは緊張しないんですよね 安心とか楽しさが勝つ
なんだろな、クソデカ感情オタクなので、信仰の対象に「畏れ」を抱いてるところは確実にある
ガキンチョの頃は中田裕二は空想上の生き物だったのでその時の名残でしょうか

42歳後厄日本人男性の酔いどれアクスタを買うの巻

入場して時間があったので物販に並ぶ
カレンダーは買う、問題はアクスタだ
中田裕二のアクスタの歴史は「DOUBLE STANDARD」のぺいそす限定版に付いていた中田裕二のアクスタから始まる かっこいいんだこれが…
そして満を持して2023年のMOONAGE SYNDROMEツアーで発売された2体セットのアクスタ、椿屋二十周年ライブで当時の椿屋メンバー3人のアクスタ、そして今回のアクスタ
もうね、中田裕二運営が確実に味を占めている
アクスタ出せば中田裕二のオタクは嬉々として買うし、お酒やご飯やら景色やらと一緒に写真撮るって思ってんだろ、な?!??!
でもワイ、アクスタ袋から出さないオタクやし…
でも中田裕二の素晴らしさを後世に伝える為に中田裕二博物館を開くとしてこのアクスタを展示することがあるかもしれない(ないのかもしれない)
もし開くとしたら目玉の展示物として目立つところに置こう  絶対に
そして未来の人を42歳日本人男性の酔いどれアクスタで困惑させよう

おててに持ってるのは日本酒とチューハイらしいです


買った
デケェ
普通にデカくて笑った
Twitterみたらデカくてびっくりしたの私だけじゃなかったので安心しました
ええんや、ええ男のアクスタはなんぼでかくてもいいですからね
公式へ もっと出して下さい

開演まで酒をがぶ飲みしながら待機
席は「先月ファンクラブの月額引き落としされなかったか?」と口座を確認するほど拍子抜けする座席だなあと、番号でた時は思いました
まあ今年は福岡公演も椿屋×2もほぼ最前だったので、調整入ったんだと思っています  
自分に言い聞かせてます
ネッ裕二ッ絶対そうだよねッ(圧)
会場入ったら普通にステージ全体見渡せつつ、中田くんの顔は見れるところだったので良かった
まあね、前列じゃなくても中田裕二のライブは絶対楽しいに決まってるのだ

NOBADY KNOWで始まったあの夜、何度まだ終わってくれるなよと願ったかわからない

中田裕二はいつも最高だけど、いつもその最高を更新していく男だ
まざまざと見せつけられた

まず声がめちゃくちゃ出てたのでヒェッとなった
思い出すのは椿屋二十周年の夏、あの時のコンディションを維持するだけではなく更にぶっちぎってきやがった
1曲目なんのしがらみもなく、ただ真っ直ぐにぽーんと中田裕二の歌声が飛んできたので、ちょっと吃驚した
と同時に怖…と思いました 素直に…
中田裕二の歌声ってこんな深々と突き刺さるものだったんか  親の声ほど聴いたのに?!!
今更こんな…ッ…悔しい…!と、くっ殺状態になってしまった
こんな心揺さぶられてたまるかと思ったけど、ファン14年目にしてまだこんな風にビックリさせてくれる男に会えてワシぁ幸せだよ

だから人は  ひどく寂しい

中田裕二「解けない謎」

めちゃくちゃ個人的な話
最近自分が他人に対して冷たいなと思うようになりました
というか自覚して冷たくすることを良くやるようになりました
この人はあたしにこういう返事や態度をして欲しいだろうなというのがわかってて、あえてそれをしないとか、そういうことを色んなところでやってきた1年だと思う
文章にすると随分酷い人間だ!
寝る前にもっと優しくなりたいと思うけれど、朝には忘れて毎日が繰り返しですな(突然のバシャウマ)

ひとに優しくするのは疲れる
それと同時に人に冷たくするのも疲れる
じゃあいっそ誰とも関わらなければいいじゃないのよ
しかし人間は弱い
他人との関わりを求める生き物であって、そう易々と関わりを断つことはできないのである
毎日命ぎりぎり使って生きていたいのに、プライドや弱さが邪魔して中途半端に生きている感覚が秋から冬にかけてとてもあった
だからそんな状態で日本橋に来てよかったのか、というのも本当は少しあった

でも日本橋で中田くんの歌を聴いたら、息苦しい水中みたいな季節が、わたしにとって必要だったんだと思えた 思えただけ
多分幻覚 数日後にはまた同じことで悩んでいるに違いない

まるでこの世は 藪の中

けれど行かざるを得ないのさ

なんかしら答えが 待つのだろう

じゃあ それを知るまでは死ねないか

中田裕二「ハグレモノ」

中田くんがそう歌うんだから、多分きっとそうなんだろう
日本橋の真ん中で「欲求不満の人も見受けられるので...僕が抜いてあげます!」とか言う42歳が歌うんだからそうなんだと思います

全曲良かったけど、「我が身ひとつ」と「静寂のホリゾント」だけ自分、語らせてもろうてもよかですか

待つ女

中田裕二のこと、もう信仰して14年になりますが、男と女の歌を歌わせたら本当に世界一

あの頃の私には  選択肢など なかったし
夢なんか 見るものじゃなく

中田裕二「我が身ひとつ」


たおやかに我が身ひとつを歌う中田裕二を見て、女...!と本気で思いました

中田くんに女が降りてきてる
震えたね俺は...
中田裕二音楽に書かれる、「女」がそこに確実にいた

役者に対して降ろすとはよく言うけど、歌い手もそういう瞬間はあるんだなあと
冗談抜きで女という生き物の情念というか、女が愛に雁字搦めになった時のどこにも行けなさ、虚しさがあの時の中田裕二からは盛大に感じられてとても良かったです
「夜汽車」のインスパイアで作られた曲だけど、中田音楽におけるこのテイストの女は初めてではない
幸薄そうで人形みたいな女なんだけど、待つと決めたら何があっても待つという強かさは持っている女、初対面じゃねえな…
「手つかずの世界」と「朱い鳥」あたりで一度お会いした女だよ…
バンドのサウンドを超えただけで昔から中田裕二の得意分野でしたわ
中田音楽にこういう女が多いのは、中田裕二の憧憬である文学作品の中や映画の中の男女の関係がそうであるからなのかしらね
もう呪われたように一生こういう曲作ってて欲しい
中田裕二の歌う女の曲ってめちゃくちゃ人気あるし、無形文化財指定して保護した方がいいのでは?

どうでもいいし、ちょっとずれてる気がするけど、椿屋四重奏や中田裕二の曲にこういう女が出てくると、これが思い浮かびます


らしい優しさ

私は中田裕二は椿屋四重奏を続けていたらこういう曲は絶対作らなかっただろうな、と思う
知らんけど
椿屋四重奏やってても作ったかもだけど、それは椿屋四重奏の中田裕二としてだと思う
いや知らんけど…

気安く語れる言葉じゃないけど
僕の傍には君であって欲しい

中田裕二「静寂のホリゾント」

「中田裕二らしい優しさ」が滲み出るこの曲、日本橋で聴くまではそこまで刺さらなかったのに、日本橋から帰ってきて度々聴いてるぜ...
中田裕二が聴き手を肯定する曲はいつも途方もない優しさに溢れていて泣けてくるね 会場で泣いてしまった、普通に
いつも中田裕二のライブは何かしら泣いてる
この世に私を肯定してくれる曲は山ほどあるけど、私は迷わず中田裕二の曲を選ぶよ
たまに私は中田裕二の曲を聴いて元気づけられるに値する人間じゃないのかもしれないとも思うけど、昔中田くんが「愛と幻のエンドレスゲーム」で「(曲の解釈などについては)好きなように使ってくれればいい」って言っていたのを信じて、勝手に元気づけられてよいこととする

2024年の椿屋四重奏と中田裕二と俺

君の知りたい  動機は不純だ
得意げな目がみるみるうちに

椿屋四重奏「マイ・レボリューション」


なぜこの曲をやろうと思ったのか、小一時間くらい問い詰めたい
円盤の情報解禁時に椿屋の方がリアクションデカいと拗ねるのに、どうしてこうも椿屋の曲で俺たちを喜ばせてくれるのか
椿屋四重奏もあんたの一部じゃねぇかと耳元で叫びたいが、中田くんの中では椿屋四重奏はバンドメンバー全員のものだったんでしょうな
2023年は椿屋四重奏二十周年をやってくれてありがとう、ライブ中に今死んでもいいと思ったのは初めてです

ライブの最後、ご機嫌でポーズとって去っていった中田くんでめちゃくちゃ笑い、4月に出る円盤の値段をみて随分強気じゃねぇか兄貴...とニタニタ笑い、あたしは日本橋を後にした

いつもライブ後帰りたくなさすぎて飛行機の中でめそめそしたりすることがあったんですが(キモ)今回はそんなことも無く、無事に帰宅
むしろ次中田くんのライブに行くまで頑張ろう...東京に住みたい...東京に行く...仕事辞めるか...!と謎のエネルギーを爆発させており、友人に電話しては困惑させるなどしました
仕事はまだ辞められません...
4月に関西ロマン街道やるしね!チケット申し込みも始まってないのに飛行機を買いました!アホ!
去年バーイベ抽選外れたのが悔しすぎて今年は絶対行くぜという気持ち 気持ちだけ...

何が正しくて何が悪いのか曖昧なご時世に、手放しで信じていいものがある私は幸せだと思った一夜でした
いや14年前からずっと幸せだったけど、さらに強く思った一夜でした

何かの拍子で失われそうな それ程の軽さ
ならば僕の手を握ってくれ

中田裕二「NOBADY KNOWS」