海外からのオファーが後を絶たないセミナーはこんな内容
欧州に来ている。
試合とセミナーでイタリア、デンマーク、フランスをめぐり、いまはマルタに停泊中。このあとはイギリスへ飛び、最後はアメリカ。各国で若いレスラーたちと接する機会がふんだんにある。
海外のプロレスラー養成機関は、お金を払って習いに来るジム制が一般的だ。彼らはジムや道場と呼ばれる養成所に毎月の会費を払ってプロレスを教わり、今回のオレのように特別ゲストがセミナーを開催するときはまた別に参加費を払い自主的に学ぶ。つまり、お金を払えば普段のレッスンにも特別ゲストのセミナーにも誰もが参加できるのだ。ちなみに毎月の会費は70ドルから100ドルほど。セミナーは50ドルほどが相場のようである。
セミナーは参加者の成熟度にかなりのバラつきがあり、今回フランスでは「プロレスの練習は2回目なんです」なんていう若者だっていた。それでも主催者側からすれば大切なお客さんなのでムゲにはできない。ちなみに今回セミナーを施してきた各国のプロモーターはオレの身内同然のヤツばかりなので、ギャラは試合込みのいわばサービスなのが残念なところだが。それでもいざ教え始めてしまうとこちらにも熱が入り、フランスでは4時間を超える超ロングセミナーとなってしまった。
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