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通訳の仕事 ~SP対応編 その2~

~前回からの続き SPの下見について関空へ行った私だが、長女のお迎えの時間が迫ってきてヤバイ。。。

関空での下見が終わった頃はまだ17時になるかならないかくらいだったと思います。秋だったので日没が迫る時間とは言え、まだ少し明るさが残っている頃に帰途につきました🚙関空からSPが泊まるホテルのあるポートアイランドまでは1時間半くらい、そこからまた電車で大阪までもどって保育園まで1時間。お迎えのリミットが19時なので、うーんどうするか。。。

すると、SPのボスから、「せっかく日本に来たし、日本を体験してみたいんだけど、どこがいいかな?」との質問。「帰り道にあるし、大阪の道頓堀とかどう?・・・」などなど大阪の中心にある観光名所を紹介しつつ、内心はその辺りで高速下りてくれたら、私もそこから電車に乗って保育園までかなりのショートカット!!よし、なんとか大阪の観光地で落ち着いてくれ、と若干祈りながら話を続けていると、「君は今からどうするの?」と聞かれました。「子供のお迎えに行かないといけない。」と伝えると、「ぜひ、その保育園に行ってみたい。」・・・ Σ(゜゜)えーーーーーー。

いやいや、🚙で保育園に横付けが私としても一番効率はよいですが。せっかく日本にきたのに、そんな保育園見るでいいの!?と思いながら、何回聞いても「ぜひ見たい」との返答だったので、黒塗りのハイヤーの運転手さんに行先変更を伝えました。

関空への下見にはSP十数人で行き、私が乗っていたハイヤーはSPのボスの車。それを追いかけて複数の黒塗りハイヤーとバスも連なっていたように思います。後ろの人たちには行先変更の件、連絡しなくて大丈夫と聞いたところさすがはボス。「ふっ」と(いらんいらんという手振りで)一掃。複数台の黒塗りハイヤーで保育園の駐車場を埋め尽くすわけにもいかないので、近くのコンビニに停車してもらい、保育園まで歩いて行きました。

ばりばりスーツでもない格好で、見た目普通の人たちとはいえ、さすがに園に何も説明しないまま入るのも問題ありかな、と一応園長先生に簡単に説明(SPとは言わず、インドからのお客様と伝えたような)。びっくりしながらSP2人(ボスとその右腕)を中に入れてくれました。我が娘はというと、普段は恥ずかしがり屋なのに、その日は大丈夫だったようで日本語で何やら話しかけ、SPさん達は困った様子でした。笑 普段のピリッとした雰囲気が和んだように感じがして、日本のいい思い出の1つになるとよいなと思ったのでした。(今思えば、娘と並んだ写真撮らせてもらったらよかったなあ。)

後日談。予想しておりましたが、ボスの後ろに連なっていた黒塗りハイヤーに乗っていたSPたちはどこに向かっているかなど知る由もなく、またそこに乗っていた学生ボランティアの通訳君ももちろん何が起こっているか分からず、トイレ休憩と聞いて降り立ったら大阪の豊中市の住宅内にあるコンビニだったようで、「なんでーーー???」となったそうです。笑

ボランティア通訳君もそこから電車に乗るのが便利というので、ホテルまではハイヤーの運転手の方々にお任せし、その日は終了となりました。モディ首相来神まであと3日。まだまだ珍道中は続きます~🚙



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