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あるワイン商談会の通訳~ポルトガルワイン編~

ポルトガルのワインは、日本ではまだまだ知られていない市場。それだけに上質なワインが安くで手に入る。

ちょこちょこくる案件だか、依頼を受けてから通訳者としてどんな準備をするか。

まずポルトガルの地域を確認し、そこの土壌が何かを確認。砂質、石灰岩質、花崗岩質など。ワイナリーから自社のワインの説明がある時によく出る。土壌によって違う味になるかららしい。

あとは、どのワインにどんなぶどう品種が使われているのか。

ただ、ここを必死で覚えようとし過ぎない。事前に資料をくれているワイナリーでも、結局資料と違うワインを持って来ていたり、いなかったり。実際にものを見ながら、お客さんとのやりとりをしながら、これにはこのぶどう品種があるのねと現場で確認するという臨機応変さが必要。

ただ、ぶどう品種: grape varietyを覚えておくことは必須。
あと、ぶどう畑のvineyard.

ポルトガルは土着のぶどう品種が特徴的らしく、indigenous grapeも必須単語。土着品種を求めてやってくるバイヤーさんもいたりする。

こういう商談会で重要なのは、いかにワイナリー担当者とインポーター(輸入業者)さんといい話ができるか。たいてい名札を下げている紐の色で区別。他のお客さんには申し訳ないけど、インポーターさん優先で会話を進める。ワインを飲んで酔っ払う人達も多いので、無駄な会話にあまり時間を割かないように気を配るのも通訳の仕事かなと思う。

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