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エトルタ 崖の上の庭園

滞在3日目の午前中に、断崖のアーチを臨む崖の上にある Jardins d'Étretat に行ってきました。20世紀初頭に作られた庭園で、クロード・モネを始め、クールベやコローといった画家たちが海岸を見下ろすテラスに立って写生をしていった所です。
グレート・ガーデン・オブ・ザ・ワールドにも選ばれるなど知名度も高く、かなり人気の観光スポットなので、混雑する前にゆっくり散策できるように早めに出かけて、開園と同時に中に入りました。

渦や縞模様を描く柘植の植え込み。英仏海峡の波や渦潮を表現しているそうです
植え込みの中に点在する、様々な表情をした巨大な頭の彫刻。
レイン・ドロップスというタイトルの作品です。
イチイのトンネル
素焼きのコマのようなものが木々の間に吊るされた不思議な空間
このブランコは耐荷重120㎏だそうで、それ以下の体重なら誰でも乗ることができます
禅の庭園と呼ばれるスペース。「雨」というタイトルの彫刻が展示されていました
木の幹を貫通する大きなねじ。これを回すと、オルゴールが鳴ります
海岸の岩のアーチを見下ろすテラス。モネはここに立って写生をしていたらしいです

美しく手入れされた庭園のあちこちに彫刻作品が展示されていて、さながら屋外美術館のようです。その彫刻もときどき入れ替えがあるようで、ショップで購入した写真集には今とは別の作品が写っていたりします。
ショップの人の話では、ベストシーズンは4月。多くの花々が咲いて、夏とはまた違った華やかな雰囲気が楽しめるそうです。この庭園を訪れるためにだけでも、いつかエトルタを再訪したいと思える美しい所でした。