クロニクル

アルツハイマー病のクロニクル

 代表的な研究結果のダイジェストを時系列にまとめていく「エビデンス・クロニクル」プロジェクト(略してエビクロ)。

 今回は「アルツハイマー病の治療」について、まとめてみます。
 2014年3月の過去記事はこちらをご覧ください。

 今後も順次更新していきたいと思います。


アルツハイマー病治療のクロニクル
(最終更新:2015年12月)

2003年 
中等~重症ではメマンチンで全般機能や活動度は変わらず
12672860, RCT)
軽~中等症ではドネペジル3年で施設入所・活動性低下に差なし
(15220031, RCT)

2004年 
コリンエステラーゼ阻害剤で認知機能改善はわずか
(15249273, メタ分析)

2005年 
コリンエステラーゼ阻害剤で認知機能改善わずか、効果に疑問
(16081444, メタ分析)

2006年 
軽~中等症ではコリンエステラーゼ阻害剤で軽度認知機能改善
(16081444, メタ分析)
中等~重症ではメマンチンで認知・行動・活動性が改善
16625572, メタ分析)
軽症~中等症ではメマンチンで認知・全般機能は保たれる
16625572, メタ分析)
ドネペジルに加味温胆湯を加えると認知機能が軽度改善
(16696770, RCT)

2007年 
重症ではドネペジルで認知機能や全般機能が改善
(17664405, RCT)

2008年 
フペルジンAが認知機能改善する可能性
(18425924, メタ分析)

2009年 イチョウ抽出物は効果なし
(20040554, RCT)

2010年
軽~中等症にDHAサプリメントで効果なし
21045096, RCT)

2011年 
重症にはドネペジル中止より継続のほうが認知機能保たれる
(22397651, RCT)
コリンエステラーゼ阻害剤で失神1.5倍に
(21649634, メタ分析)

2012年 
中等~重症ではドネペジルにメマンチン追加も機能改善なし
(22397651, RCT)
軽度認知機能障害ではコリンエステラーゼ阻害薬で認知症少ない(22972133, メタ分析)

2013年
軽~中等症では新薬セマガセスタットで認知機能は悪化
23883379, RCT)
アパシーにメチルフェニデート効果あり
(24021498, RCT)
フペルジンAで認知機能改善あり
(24086396, メタ分析)

2014年
中等症でコリンエステラーゼ阻害薬にビタミンE追加で機能低下が少ない
24381967, RCT)
イチョウ抽出物で認知機能改善
(24871648, メタ分析)
スタチンで認知機能改善なし
(25004278, メタ分析)

2015年
精神神経症状はコリンエステラーゼ阻害薬や非定型精神病薬で改善するが副作用が多い
(24876182, メタ分析)
運動しても認知機能改善なし
(25874613, メタ分析)
軽~中等症でのリバスチグミンは機能改善わずか
(26393402, メタ分析)



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