2年連続最下位・フェニックスに求められているものとは真の意識変革と確固たる戦略である
フェニックスの終戦を伝えるツィートに次々とファンからは甘い言葉が並ぶ。それに対してやさしいファンありがとうと選手も応える。
ただ現実としてフェニックス2年連続最下位という厳然たる事実がある。もはや何の言い訳も効かない。一方でなぜabemasは必ずレギュラーシーズンを突破できるのだろうか。
そこには運不運を超えた明らかな実力差があることを示しているのではないだろうか。フェニックスの実力に対する疑問点も下記のnoteでも述べさせてもらった。
Mリーグもおそらく大まかに言って2層にチームのレベルとしては分かれるのではないかと当noteでは考える。
一つはガチ勢に寄せているチームである。実績重視でタイトルホルダーをコレクションする傾向にある。
もう一つはエンタメ寄りのチームになる。ハギー・中田・そして女流3人も占めるこの3チームはトータルではどうしても他よりも地力が劣ると考えるのが自然だろう。少なくともあれだけポイントを稼いでいる瑞原自身が麻雀における技術男女格差については認めている。
もちろん運ゲーだけに上振れすれば勝てるチャンスはこの3チームにも巡ってくるではあろうが、試合数をこなせばだんだんと実力通りガチ勢チームとエンタメチームの二層化してゆくことになる。
チームは連続最下位であるというこの現実に対して、具体的にどういうアクションをフェニックスは起こすのだろうか?
フェニックス最大の問題点は、自分たちはすでにプロとしての実力は十二分に整っており、本番に出たとこ勝負でもなんとかなるくらいの力を持っているという過信にあるのではないか。
しかしやはり勝負所での押し引きの判断する力が総じてMリーグの平均には届いていない、フェニックスの力は明らかに落ちるというのが、当noteの結論でもある。
D介は言う。将棋のプロは一線で残り続けるには一日8時間レベルの勉強を継続的にこなさない限り、生き残ることができないと。しかし麻雀は違うとも言っている。そこまで厳しい世界ではないと含意しているのだろう。もしこうした状況に甘えてしまって他のチームよりも客観的にも努力していないとしたら・・・フェニックスに未来はあるのだろうか?
また特にフェニックスの場合は男が一人だけに、その男が真に強い雀士でない場合、チームの成績は下位に沈むことになる。GM、どんな選手を選ぶかが極めて重要になるに違いない。それについては今回の内容とは直接関係ないのでともかく、このnoteでは以下、フェニックスがチームの指針としてどういう戦略を有するべきか?について有料部分で語ってみたい。
それはミクロな技術的なこととも少し違う。
おそらく「こういう場面ではこうだから」とミクロな戦術レベルでの反駁はいくらでも可能だろうが、どうかマクロにおける当noteの真意をくみ取るスタンスでご覧いただければと思う。
有料部分 一部抜粋
個々人がフェニックスは最善を尽くしました。結果ダメですみませんでした、を繰り返しても脳はないではないか。
このnoteで言っていることは実にシンプルだが、フェニックスの総括動画を見ても、今回提示した視点を明確に持っているとは到底言えない。
どういう意識を持ちゲームへ向かい、何をクライテリオン<基軸>とすべきなのか?これらをこのnoteでは明らかにしたつもりでもある。チームとしての戦略を持つことの価値もそれなりにご理解いただけるのではないかと思う。
このnoteを書くの1週間もかけてしまった。もし払って損した、価値がないと思えばいくらでも返金を受け付ける。どうか気楽にご高覧いただければ幸いに思う。ただ率直に言ってこのような内容を提示しているnoteは他にはないだろうとも自負している。
クライテリオン<基軸>の語源はクライシス「危機」にあり、2年連続最下位という状態こそまさにクライシスである。危機が訪れた時、大事になるのがクライテリオン<基軸>ということになる。今のフェニックスに最も必要なものとはシーズンを通して戦うためのクライテリオン<基軸>だと言っても差し支えないのではないだろうか。
フェニックスに足りないのは「意識改革」と「戦うためのクライテリオン<基軸>」である。
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