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7]坂本ユウはコンビニでトイレを借りるとき、欲しくもないぷっちょではなく5本入りのバナナを買う女である。


※この記事には公演のネタバレがちょっとだけ含まれます。ご留意ください。

こんにちは。役者兼小道具補佐の石原瑞葵です。新歓公演第2弾「そしてフィクションは続く」では、坂本ユウ役をしております。新歓公演の稽古期間を振り返ると、ユウちゃんってどんな子なんだろう…と考えていた時間がほとんどだったように感じます。実際はセリフ覚えたり、小道具補佐のお仕事したりした時間があったはずなんですけれどね。あ、でも稽古の合間のおしゃべりがとても楽しかった記憶はたっぷりあります。みちみちです。

さて、今回私が演じたユウちゃんですが、結構変な子なんです。偵察するのは恥ずかしいのに、双眼鏡を使うことは当たり前だと思っているような子なんです。面白いこと言えてるつもりですぐ気まずくしちゃうし。でも主宰(台本書いた人)曰く、常識はある子らしいのです。稽古の初めの方は、私が変さと常識を矛盾なく両立出来なくて、ユウちゃんが何を思っているのか、考えてはわからないと叫び散らかしていました。そういうとき温かく見守ってくれる同期が好きです。いつもありがとう。

ユウちゃんの話に戻ります。「常識はあるけど謎の固定観念とマイルールがある子」というのが、さんざんわからないと駄々を捏ねた後私が辿り着いた落とし所です。ちなみにここに辿り着くまでに主宰がめちゃくちゃ助けてくれたのですが長くなるので感謝だけ伝えて割愛します。ありがとう。さて、つまりどういうことかと申しますと、坂本ユウはコンビニでトイレを借りるとき、何も買わないのは申し訳ないとは思うけれど、かと言って欲しくもないぷっちょを買ったりしないと思うのです。ユウちゃんなら、たぶんバナナなんじゃないかな。コンビニで買ったバナナをおもむろに取りだして食べることを全然普通だと思っているような。主宰に聞いたらまた違う答えが返ってくると思いますが、私の思うユウちゃんはこんな感じです。

長々と言葉を連ねてしまいましたが、こんなことを考えてる役者もいるんだなーということが少しでも伝われば幸いです。新入生の皆さんと、公演見に来てくれた人たちに届け〜!


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