結論から先に書くと、Bongiovi DPS は、iOS 版の開発を終了して APP Store から撤退。ただし、jetAudio Music Player のプラグインとして提供されており、App内課金（執筆時点で￥360）で有効になります！

　一時期 iOS 用の音楽再生アプリで、謎の技術で妙に音がシャッキリしつつも迫力のある音になるという事で一部の方にそれなりに人気だった、 Bongiovi DPS というアプリが有りました。（プレーヤーの操作性はちょっとイマイチだったんですけどね…）　最近イヤホン買ったので再生環境を確認してたら、この Bongiovi DPS が起動はするものの、再生を開始するとアプリごと落ちてしまうという状況になっている事が判明。どうやら iOS 9 になってからマトモに動作しなくなっているようです。（気付くの遅すぎ）

　Bongiovi DPS を App Store で探してみるも既にストアからは消されてました。仕方ないので、代替の高音質と言われるプレーヤーを探し、とりあえず KaiserTone なんかを購入してみましたが、これも確かに悪くは無いし標準プレーヤーとの音の違いも分かるのですが、Bongiovi DPS のようなマヤカシのクリアさと迫力は出ないんですよね…

　なので、そもそも Bongiovi DPS どうなっちゃってんのと思って色々検索してたら、Bongioviの中の人Blogみたいなところで、 "Bongiovi DPS iOS App “End of Life” Statement" って2015年9月の記事をみつけました。

　この記事によると、iOS は DPS のような音質をいじるアプリは、ローカルストレージの楽曲にしか許していないんだけど、そもそも iOS の音楽再生はストリーミング系のサービスにシフトしているので、もう iOS 用のアプリの開発は終了する事にした！そもそも一部 iOS 9 のユーザは正しく動作できない…という事で、正式に iOS アプリからは撤退しちゃってたんですね。

　しかし、おまけ情報として、jetAudio Music Player には Bongiovi DPS のオーディオプロセッシング機能がフルで統合されてるから、そっちを試してね、という事です。

　インストールしてみたら、確かに有りました。ただしこの機能は、App内課金（執筆時点で￥360）で有効にすることが出来ます。jetAudio Music Player 内蔵の他のサウンドエフェクトと同時に使う事も出来るようです（あまり多種を混ぜると逆効果になるかもしれませんけどね）。DPS を ON にすうると、キマシタ！あの謎のシャッキリ迫力サウンド。イヤホン等のプリセットは、自分の製品や耳を頼りに、一番気持ちいいものを探す必要があります。しかし、下手にヘッドホンやイヤホンで悩むより、よっぽどいい音味わってる感が増すんだよねコレ。単純に音楽プレーヤーとしての操作性も、Bongiovi DPS より良いですね。

　Bongiovi DPS どこへ行ってしまったんや～、とお探しの方、試してみてはどうでしょう。（音の良し悪しの感じ方は個人によって大きく違いますので、あくまでご参考に。）