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日記の効用と続けるためのコツ

日記を3年ほど継続して書いています。3年前まではなかなか続かなくて、一週間書いては数ヶ月白紙…という残念な感じだったのですが、ここ3年は続いています。実際に感じた日記の効用や続けるためのコツをご紹介します。「自分も日記書いてるよ」「こんなのがオススメだよ」などあったらぜひコメントしてくださいね。

日記の効用①日々の記録になる

日記をつけることで私が一番いいなと思っているのは、日々の記録としての機能です。記録を始めると分かるのですが、案外その日の朝食べたものや会った人、買ったもの、24時間も経たないうちに忘れます。日記をつけ忘れて3日前のことを書こうと思っても、意外と思い出せないものです。しかし、日記に記録をしておくことで、「この洗剤の買い足しまでの日数は?」「食費にはどれくらいかかったのだろう」といった日常的なことから「この日はあのプロジェクトのこの作業をしていた」という仕事のことまで、日々を振り返るきっかけになります。また、友達や仕事仲間に「あの時ってどうだったっけ?」と聞かれた時に、さっと答えられて人の役に立てることもあります。

日記の効用②行動の振り返りになる

私は日記にその日の作業内容や剣道の日記も併せて記録しています。仕事に関しては一日の振り返りにも使っていますが、それよりも月単位での振り返りに役立つと感じています。私は自分に厳しくないので、「今月けっこう働いたな」と自分を褒めています。書き出してみると作業量ってけっこう多いです。本当は「もっとここの時間を省略してもっと効率良く働こう」と向上のために使えたらいいのですが…

また、剣道の稽古の記録もつけています。剣道の稽古は、ただ稽古するだけだとエクササイズで終わってしまうので、何を意識するか、何を注意していただいたかなど記録することは大切だと感じています。

日記の効用③自分の能力が思ったほど高くないと判明する

これもかなり大きな収穫でした。たぶん、多くの人が自分の仕事の作業記録をつけていないと思います。つける行為自体が無駄と感じるかもしれません。しかし、記録をつけてみると分かるのですが、一日の作業量は多岐にわたり雑務も多く(メール対応とかもあるし)、案外こなせている量って少ないのです。成功したビジネスマンや経営者の方の書籍などを読むと、日々半端ない量の仕事量をこなしていますが、あれってほんと死ぬ気の覚悟がないと凡人には無理だとわかります。集中力もすぐ切れるし。日記での振り返りを通して自分の能力の低さと集中力のなさに絶望的な気持ちになります。

でも、「自分が一日に頑張ってできる量って、このくらいなんだ」と記録を続けていると分かってきます。それを元に、現実的な仕事の計画や目標が立てられます。遠いカリスマ経営者より、身近な自分が一番仕事の生産性を上げる方法を知っているかもしれません。

日記の効用④意外と充実していると実感できる

日記をつけると、「私の毎日ってけっこう充実してていいじゃん!」という気持ちも芽生えてきます。冒頭で、「1日に起こったことをすぐ忘れてしまう」と書きましたが、逆に記録すると「こんなこともやってたんだ!」と振り返って気づくきっかけになります。社会人は忙しく、あっという間に1日が過ぎてしまいますが、案外、日常の中に楽しいこと、素敵なことはたくさん散らばっています。

日記の効用⑤アイデアがわく

1日を振り返って日記をつけていると「そういえば、この件はもっとこうしたらいいんじゃないか?」といったようにアイデアが浮かんできます。アイデアが浮かんできたらそれを逃さずメモして、さらに深掘りし、調べるといいです。仕事でもプライベートでも、これはけっこう役に立ったなと感じます。

続けるためのコツ①時間の確保

ここからは続けるためのコツです。まず一番大事なのは時間の確保です。私はフリーランスになって自分で働く場所と時間を選べるようになってから、日記が続くようになりました。個人的なことを書きたいときに、職場のデスクで日記を広げるなんてできませんよね。フリーランスだと自宅で思い立ったときに好きなことを書けるのですが…。

解決方法は、朝の決まった時間にお気に入りのカフェに行く、もしくは自宅で日記を書く時間を確保する、などです。ブロガー/作家のはあちゅうさんの手帳用のアカウントにコメダ珈琲がおすすめとあったので、このあいだ行ったのですが、確かに仕切りがあってよかったです。ネットも繋がるし。

続けるためのコツ②1日、2日書かなくても気にしない

忙しい時期など全く日記が書けないこともあります。そんなこともあるさ、と1日、2日書かなくても気にしないことです。一週間書かないこともあります。ただ、後からまとめて書くときに何も思い出せないので、箇条書きでその日あったこと書いておくといいです。写真を撮って、写真から思い出す方法もおすすめです。ツイートから思い出すとか。

続けるためのコツ③1日、何回かに分けて書く

逆に、1日集中して座って作業できるときは、午前中の作業を日記に書いて、午後の作業をまた夕方に書く…といったこともしてます。todo管理だけではなく「何に、どれくらいの時間をかけたか」を記録しています。

昔、楽天で働いていたときに「生産性向上プロジェクト」というのにアサインさせてもらったのですが、そのときに一番良かったことは「何にどれくらいの時間をかけているか」を把握し、省くべき作業を割り出せたことです。todoの書き出しはする人は多くいると思いますが、作業記録をつけている人はあまりいないのではないでしょうか。面倒ですけど、生産性アップのためにはおすすめです!

続けるためのコツ④白紙が多くてもいいから書く

先日、実家の掃除をしていて2011年の日記が出てきました。20日くらいしか書いてない日記だったのですが、それでも読み返してみると面白かったです。2011年は震災があった年でもあるので、何があったとか何に困ってたとか、決意とか、もっと記録残しておいてくれよ、と過去の自分に思いましたが、それでも一部でも記録が残っているのは面白いものです。

日記が続かない…という方には、続かなくてもいいから、少しでも記録を残しておくことをおすすめしたいです。白紙が多くてもそれはそれでいいのではないでしょうか。

また、私は忙しくてどうしても日記が書けない時期の白紙ページは、フリーのページにして「どうしてもムカついてどうしようもないことを書きなぐる」ページにしてます。デトックス効果もあります。後で振り返ると、「私って小さなことで憤ってたなぁ」ってなります。

続けるためのコツ⑤Instagramの手帳タグをフォロー

最後は楽しく続けるためのコツです。日記をつけてると文字文字文字文字…ばかりで味気ないし読み返すのが大変な時もあります。そんな時に、写真やシールやペンを活用してカラフルにしていると読みやすいです。少しでも読みやすく楽しげにするために、私はInstagramの手帳関係のタグをフォローしています。凝ってる人は本当にすごいのですが、私はそこまでできないのでちょっとだけ真似する程度です。

最近買って良かったのは、Canon スマホプリンター iNSPiC PV-123-SP。スマホと繋いで、プリクラみたいに写真をプリントアウトできます。日記が華やかになるし、写真で思い出す情報と考えて思い出す情報って違うので、また違った視点で日記が書けます。

日記として使っているもの

日記としてこれまで使ったものは色々あるのですが、現在はほぼ日手帳に落ち着いています。毎日持ち歩いているので、カバーが汚やすく、汚れ防止のために透明なカバーをつけてます。

読んだ本、観た映画、人にしてもらったことなどを書く項目があらかじめ用意されているところが好きです。紙の感じとかもすごくいい。

また、ブログも日記として使っています。ブログにはその時その時で自分が興味を持っているテーマを何時間もかけて書いているので、紙の日記と違った良さがあります。

10年後も、紙の日記もブログも続けていて、「あの時はこんなこと考えてたなぁ」なんて振り返ることができたらいいなと思ってます。

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