きらい

嫌な人には近づいたほうがいい。避ければ必ず嫌われる法則


「きっとあの人は私のことが好きじゃない」

「あの人はなんとなく話しづらい」

そう思えば思うほど、相手はますますあなたのことを避けることになるし、相手のことを好きになるのは難しい、というお話です。

なぜなら,相手から好かれていないと思い込んだり、なんとなく話しづらいと心の中で思っていると、意識的ににその人と会わないような動線を選んだり、無意識に目を合わせないようにしたりするからです。

心理学的に見て、人間は自分が嫌なものや恐いものから逃げ出し、遠ざけようとするのは原始的な行動だそうです。だから”この人苦手、この人に関わりたくない”と思ったら遠ざけることが多いのだと。

このような原始的衝動があるので、人は自分を避ける人に対して「きっと嫌われている」と思うということです。そして自分自身も「もっと近寄りがたくなる」傾向になります。

遠ざけてしまうことで相手に「嫌われている」と嫌悪感を与えてしまうので、自分のことを嫌っている人に対して、私たちはその人を好きにならずに嫌いになるのだと。

プライベートでも仕事でもどうしても苦手なタイプの人だと感じることがあると思いますが、いやだからといって遠ざけてしまうと関係は良い関係は築けないことになりそうです。

わたし自身「苦手だな」と感じる人がいたら、自分から積極的にかかわるように意識するようにしているのですが、そのようにすると最初は苦手だと思っていた人でも「あれ?思っていた感じと違う」「こういう人だったんだ」と印象が変わり、自分の感情が変化するものだと実感しています。

前職で、前回クレームを言ったお客さまというような情報の方がいたとき、その時にほとんどのクルーがそのお客さまから遠ざかってしまったことが原因で、怒らせてしまったことがありました。

意識的に距離をおいてしまうことで「自分は嫌われている」「避けられている」と感じさせてしまった結果だと思っています。

最初にそういった方に関わるのは勇気のいることですが、意外に話してみると打ち解けられたり、「ああ、本当はこういう方なんだ」とその方を理解できて最終的にはすごく話が弾んだこともありました。

遠ざけてばかりいると相手のことを何も理解しないまま先入観だけが突っ走ってしまうものですが、話したり、なにかを一緒にすることで相手の知らなかった面が見えてくることで先入観が解けて相手を正確に理解できるからだと実感しています。

「嫌いな人から逃げずに近づいたほうがいい」ということは仕事のなかで学んできたことだと思っていましたが、心理学の観点から見ても人間の心理の道理にかなったものでした。

「うわ~、関わりたくない!」と思う人でも、実際は勝手に先入観でその人のことを決めつけていることって多いかもしれないので、積極的に話しかけたり、接点を持つようにしてみるのがおススメです!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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