傍観する者は傍観されている

毎晩死亡
毎朝蘇生
人間以外を食らって
働きに出る

真剣に取り組んでいるその時
遠くから眺められていることにも気が付かず
ただひたむきに汗水を垂らす

地面に落ちたそれが
何かを育むことをあなたは知らない

どうかその純粋さを守り抜いてくれ
あなたもここから見ると
とても美しい獣なのだ

地でそれが結晶化することを
私たちが知る必要などない

夕暮れの帰路
夜が来るよ

また死ぬ、生き返る