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BIMソフト操作体験セミナー@青森

弊社は、BIM人材トレーニング事業としてRevitを中心にeラーニングや、オンライン、またはオンサイトの講習をご提供しているのですが、
この度ご縁を頂き、青森県建築士会主催のセミナーへ参加いたしました。

この度のセミナーは、BIMソフトの導入を検討をされている青森県建築士会に所属されている企業様が、各社のBIMソフトを比較検討できるように開催されました。
今回のセミナーの案内はこちら

日程
令和 5 年 9 ⽉ 05 ⽇ グラフィソフトジャパン(Archicad)
令和 5 年 9 ⽉ 15 ⽇ オートデスク(Revit) 
令和 5 年 9 ⽉ 20 ⽇ 福井コンピュータアーキテクト(GLOOBE)
令和 5 年 9 ⽉ 25 ⽇ エーアンドエー(Vector Works) 

企業様にとってもお仕事に大きく影響するBIMソフトウェアの選定のお手伝いができ、また私たちも企業様のリアルなお声を聞ける良い機会となりました。

弊社はオートデスク社(Revit)の講師として、トレーナーの佐久間が参加させていただきました。
※佐久間についてはこちらの記事も御覧ください


・BIMソフト操作体験セミナー

お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます!

今回のセミナーは、青森県建築士会会員限定での開催とのことで、参加者は顔なじみの方が多いようでした。

BIM化において、建築士会のような組織に所属することは非常に有益で、BIMの導入を検討するにあたって今回のようなセミナーに参加できたり、業界内の「横のつながり」を作ることができます。

またその他に、BIMを運用するにあたって必要不可欠な「横の流れ」を作ることができるRUG(Revit User Group)と呼ばれるユーザー団体などもあります。

・BIM化と「横の流れ」


BIM化した場合、建設プロセス全てのフェーズでBIMデータを基盤として動きますが、企画・設計・施工・維持管理というフェーズは変わらず、登場人物は多岐にわたります。

BIM化による手戻りの減少や現場での諸問題の解決、データの有効活用を実現するためには、データを扱うユーザー間でスムーズなコミュニケーションを行うためにも共通言語=標準ルールの整備が不可欠となるのです。

その取捨やルールは企業単体で定めているところもありますが、やはり0から1を作り出すのはかなり骨が折れますので、ユーザー団体に所属し、
その団体内で議論され標準化がなされたルールを自社適用している企業様は多くいらっしゃいます。

そのため、建築士会またRUG(Revit User Group)のような団体に所属することは、BIM化にあたって有益な「横のつながり」「横の流れ」を得ることができますので、非常に有益なものとなると考えています。

・ご参加いただいた方のお声


BIMをまだ導入していない方
「やはり近々導入はしなければならないと思っています。若い人は学校で覚えてきてるから頼もしい。私も頑張ります。」

既に複数のBIMソフトウェアを実務で利用している方
「取引先はRevitをメインで使っているから対応しなければならないと思ったので今回受講しました。Revitは〇〇機能が標準で使えるのが良いですね。」

地方でもBIM対応の波が強くきていることが実感できました。またこのような機会がありましたら、ぜひ参加させていただけたら幸いです。

・2025年度全事業でのBIM/CIMの適用原則化に向けて!

いま、国土交通省は建築BIMの社会実装に向けての動きを日々加速させています。
確認申請のオンライン化も進められているため、より一層BIM化への対応が急務となり、対応できる体制を作る動きが活発に行われています。

国交省が発表している具体的な内容は、2020年2月に行われた第3回 BIM/CIM推進委員会の「BIM/CIM運用拡大に向けた全体ロードマップ(案)」を御覧ください。

先ほど触れたBIM化にあたってのルールやデータの管理方法など各企業毎、またそれこそ先ほどご紹介したようなユーザー団体がそれぞれ定めているものを、国が標準化できるように動いています。

動きはまちまちですが、早い所ではすでに設計から施工・維持管理までフルBIMで行っているところがあります。それは一朝一夕で出来るものではなく、綿密な準備と幾度となくトライ&エラーを重ねたうえではじめて実現できることだと思います。

例えばですが、BIM化にあたってざっくり下記のような準備が必要です。

例)
・必要な機材や周辺ソフトの選定~購入
・ソフトウェアをスムーズに実務で活用するための社内ルール整備
 (テンプレートやファミリ、BIM運用に関するマニュアルなど)
・ソフトウェア習得のための社員教育

BIMを導入するか悩まれている方もいらっしゃるかと存じますが、BIMに対応するための準備ができた状態で2025年を迎えるためにも、ぜひ早めに始めることをお勧めいたします!

社員教育は、ぜひCADネットワークサービスにお任せください!
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講習会場から徒歩5分ほどの港で締めます。素敵な街でした。