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ペトロールズ 2010/11/26 "第1スティント~東京は六本木でpit stop~" @六本木superdeluxe

どもども、カドチです。"3 Code"も終了し、どうやら年内はもうワンマンはなさそうな感じなので、気分はすでに2020年。
そのうち"3 Code"の方の総括っぽいレポート書きたいなーと思っているんですが、箸休め的な感じでEvernoteにメモが残ってた最古のライブレポートを補筆しましたので、投稿します。
当然ですがMCやら細かい部分なんて残してないし記憶にもないのと、現場でメモったのではなくて記憶でメモ書いてたので、内容はうっすいです。こんな時代もあったのね、くらいで読み流していただけると。

ライブの会場は今はなき六本木superdeluxe。六本木交差点から西麻布の交差点に向かう途中、六本木ヒルズを少し過ぎたあたりの雑居ビルの地下にあったクラブ(イベントスペース)です。2019年1月に閉店。ペトロールズのここでの公演は2010年前後に集中していた記憶があります。ライブハウスではないので、ステージを設営しての公演でした。音響もよくはなかった。六本木という場所柄やクラブというのもあって、下北沢のアングラ感とはまた違った、ダーティーさやエロさがありました。

この公演、ペトロールズにとって記念すべき初の全国ツアーの一発目。ツアーの正題は「『第1スティント』~シケインをやっつけろ~」。「第1スティント」はF1用語で「レーススタートから1回目のピットインまで」の区間を、「シケイン」は「モータースポーツなどにおいて通行速度を減速するために設置される構造物」とのこと。長岡さんのクルマ趣味全開のツアーですね。東京六本木、広島西条、福岡天神でピットストップし、大阪で表彰台を迎えるという日程になっています。たった5日間で4都市を駆け巡る、まさにハイスピード・レース!

2010年11月26日 (fri) "第1スティント~東京は六本木でpit stop~"
2010年11月27日 (sat) "第1スティント~広島は西条でpit stop~"
2010年11月29日 (mon) "第1スティント~福岡は天神でpit stop~"
2010年11月30日 (tue) "第1スティント~大阪はなんばでpodium~"

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このidolに封入されていた、レーシングカーに乗ったお三方のイラストは、このツアーのときのビジュアルですね。

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そして、それを全面にプリントしたこのかわいいTシャツはツアーグッズ。ほんと買えば良かったなー、これ。学生でお金なくて諦めたのでした。。

セットリストと簡単なメモは以下。※印はいま振り返ってみてのコメントとかなんとかです。


0.イントロ
ちょっとしたイントロで、ボブさんがツアー名をコール。F1のスタートの時のシグナル音を長岡さんがギターで鳴らして開演!
※やはりレーススタートですから、シグナル点灯音から開演ですね。

1.トンネル
※うねうねベースとギター速弾きのソロあったはず。どんなんだったんだろ!

2.つばめ
※メモなし。

3.ピーター(昼と夜)
※現在の「27時」の元になった曲。メロディはほぼ同じですが、歌詞がカットされてコンパクトになりました。Webを探せば当時の歌詞を書き起こしてくださってる方のブログが出てくると思います。

4.誰
※メモなし。この曲は大きくアレンジ変わった記憶はないから、いまと同じ感じだったのかな。

5.アンバー
※2009年にシングル「amber」リリースなので、この頃はまだ準新曲扱いだったと思われます。

MC
※何しゃべったかはメモなし。

6.気化
※MUSIC FOUND〜に収録。これも今ではやらない曲ですね。

7.マック
昔の曲はやりたくないけど、やれって言われたから、のMC。
※ 未音源化。この時点で昔の曲って言ってるように、ほんとに最初期の曲ですね。さすがにどんな曲かもう思い出せない。当時は客からのリクエストでやる曲決めたりしてたな…たまーにだけど。

8.湖畔
※いまとほぼ変わりなかったはず。ソロですが時期的にはこのへん。

9.トリーノ(鳥の巣)
※未音源化。ボブさんがボーカルをとる曲ですね。この頃はいまでもよくMCの話題になるホクロに見えるヘッドセットマイク付けてました。サビだけはメロディをうっすら覚えてるんだけど、なにぶん当時は狭いハコだったから、低音が強くて歌詞までは聞き取れずじまいだったな。たぶんもうやることはないであろう曲。

MC
※メモなし。何しゃべってたんだろーな。

10.闖入者
※首切りなんてない頃ですし、intruderアレンジではなく、”idol”に収録されているバージョンです。

11.エイシア
※これもいまとほぼ変わりなかったはず。

12.ホロウェイ〜ルビーの指環〜ホロウェイ
2番終わりのテンポ上げるとこから「ルビーの指環」に切り替わり、気づいた観客から歓喜の声。ギターめちゃ良かった。歌詞間違いや、スキャットも入れて、たっぷりAメロからサビまで歌ってから、ホロウェイに戻って締め。めちゃくちゃかっこよかった!!!
※いまでも当時の空気感を思い出せるくらい良かったアレンジ。ホロウェイはいろんな曲と繋げて遊んでますね。superdeluxeの公演で、長岡さんが「ホロウェイ」で盛大に歌詞を飛ばして本線に戻れなくなり、ボブさんと客に助けてもらったことがあったのですが、それはこれの前の公演だっけな。

13.ASB
「ペトロールズに欠けている”コミュニケーション”をやってみる」と長岡さんが「遊ぼう」を求めるも、入り方を失ってた。
※この時点で一番新しい曲かな?いまより少しアップテンポなアレンジで歌詞も少し違ったはず。客とのコミュニケーションを模索してたんですね。最近の「FUEL」の”Hey!”のこなれ方とか見てると、ホント失礼ながらもめちゃくちゃに成長を感じますね…

MC
・志村けんの真似でSPEEDのWhite Loveを歌うボブさん
・日本人はDNA的に裏拍で拍手できないのでは話
※裏拍の話は印象的だったので覚えてる。ジャンボさんが「お遊戯会?の合いの手みたい」みたいな毒舌を吐いてた気が。裏拍で拍手入れてくる客がいるライブには未だに出会ったことないですね。。。
ボブさんの志村けんさんの物真似はすでにこの時期から鉄板だったようです。メモからじゃどんなんかまったく想像できない。笑

14.雨
※いまと変わらなかったはず

15カザーナ
※これもいまと変わらないはず

en.1. インサイダー
※当然いまのようなふた回し目からの首切りジェスチャーはない頃。どんなソロだったんだろ…。時期が比較的近いYouTubeにあるやつで補いましょう。笑

en.2. 磁気
※「Side by Side」に収録。この曲超好きなんですけど、音源化前に紆余曲折あったんで、音源化されたとき本気で嬉しかったな…。今年のGARAGE25周年でもやらなかったし、もうやらないだろうなーーー。いつかまた聴きたい、生で。

という17曲のセットリストでした。メモってる部分が少なすぎてほぼほぼ何も伝わらないかもしれないですが、まぁアーカイブということで一つご容赦ください。当然ながら今では聴けないであろう曲がいくつもあって懐かしかったのと、今でもアレンジを変えたり、ほぼそのままで演奏している曲もたくさんあって、生み出してきたものを研ぎすませてきたペトロールズの歩みを再確認した感じがしました。果たして、いまのおペトは第何スティントあたりなんでしょうか。もうレースという枠組みは終えて楽しくドライブしているのか。はたまたクルマですらなく自転車くらいのゆるさでファンライドしているのか。いずれにしても、末永く活動していただいて、また10年後くらいに「"3 Code"っていうツアーがあってね」みたいな話ができるといいですね。

ちなみに、Superdeluxeの公演後に普通にお三方がその場で飲んでて、観客も一緒に飲めました。今じゃ考えられないけど、この頃のおペトはそんな距離感でした。

それと、地方はセトリがまったく違ったみたいです。先にも書きましたが、この頃はアンコールで「何の曲聴きたい?」とか聴いて演奏していたりしてました。これも今じゃ考えられないですね。徐々に完成度が上がっていく様子がわかる今のツアースタイルももちろん楽しいですけれど、この頃のツアーの追っかけもまた違った楽しさがあったに違いない。

そんな感じで、ではまたどこかで!
(たぶん)よいお年を!