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カフェは開業した後の方が100倍大変!経費の事は真剣に考えよ

カフェの開業に限らず、
特に飲食店を始める場合に勘違いする人がいますが、
開業することってゴールではありません。

しっかりとその先を見据えておくことが重要です。


カフェを開業して10年続けられる人は1割程度

開業したい人が1,000人いたとしたら、
実際に行動に移して開業する人は100人程度。

「開業する」
という目標を立てたら、
「開業する」
ってことだけに注力してしまいがちです。

実際には
100人が開業したって
その事業を10年続けていられる人は
10人もいません。

開業することに集中しすぎて、
そのまま燃え尽きてすぐに閉業に追い込まれる
なんてこともよく聞くはなし。

開業資金にお金を使い過ぎて…
運転資金がほとんど無い状態で運営し始めて、開業してからの資金繰りが難しくなって閉店…とか。

長く続けられるカフェを目指すためには、
開業後を見据えて
開業準備をする必要があります。

ランニングコストは慎重に

開業後を見据えるためには、
ランニングコストを抑えることが
ポイントのひとつです。

特に開業資金にお金を掛け過ぎて
お店を大きくしてしまうと、
下記のランニングコストに負担がかかります。

  • 家賃

  • 人件費

  • 光熱費

ランニングコストはお店を続ける以上、必ず掛かってくる固定費なので途中で減らすことは難しいのです…

これらは開業時での見極めが大切です。


家賃がかかる


お店は大きければ大きいほど
家賃が高くなるのは当然です。

誰だってお客さんがたくさん入るお店がいいと考えるのは当たり前

大切なのは
家賃に見合った集客が見込めるのかどうかの判断。

街の中心部から離れた場所や地方のど田舎のくせに家賃が高い物件はおすすめしません。

最初は小さなお店から初めて
徐々に大きくするなど
戦略的にやってみるのがおすすめです。


人件費がかかる


お店を大きくすると収容人数も増えます。

それに伴い、それだけのお客さんを接客してサービスするスタッフや、厨房スタッフが必要になります

その人件費は、
お客さんが少なくても必要です。

満席になった時に
対応できるだけの人員を
確保しておかなければ、
広いお店で開業する意味がなくなります

客単価や回転率なども考慮したうえで、
お店の大きさを決めなければいけません。


光熱費がかかる


お店の大きさによって、
光熱費も大きく変わります。

特にお金がかかるのが、
営業中ずっと稼働させている空調。

お店が広ければ広いほど、大きな力を使って、温めたり冷やしたりしなければなりません

電気・水道・ガス
料金すべてを足し合わせると
月々のランニングコストは
想像以上になることを理解しておきましょう。

経費の必要性を見極める

開業した後は営業しながら

  • 必要な経費

  • 必要のない経費

それぞれ見極める必要があります。

この見極めによって利益を発生させます。


必要な経費


意識すべきは
利益に繋がるかどうか
ということ。

高額なお金を払ってでも
結果的に利益に繋がるなら、
必要な経費といえます。

例えば…
高額な洗浄機を導入する場合、初期投資がかかったとしても、皿洗いのアルバイトを雇うよりも機械に頼る方が安くつく場合など

また、
カフェオーナーがやるべきではない仕事
できるだけ経費を使ってよいでしょう。

アルバイトや機械でできる仕事を
オーナーがやってる場合ではありません。


必要のない経費


開業したばかりだと気づきにくいですが、
お客さんに伝わらないこだわり
できるだけ経費を掛けないのがポイントです。

特に “ 個人的なこだわり ” は、
どぶ捨てることをおすすめします。

何時間もかけて仕込む料理があったとして、それがお店の “ 売り ” や利益に繋がるような売上の柱になっていなければ、やる意味はありません

趣味でやるのはいいですが、
それはあくまでも趣味。

仕事に趣味を持ち込まない方が
お店の経営としては健全です

自分の好きなこと、
自分のやりたいこと、
正論や常識などもいったんどぶに捨てましょう。

商売をする上では正論よりも世論

まずは売上を伸ばして
たくさん税金を払えるようになってから、
世のため人のためを考えるようにします。

それまでは
泥臭く姑息なまでに
利益を出すことに注力しときましょう。

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