ワカコ酒2巻39夜もつ煮込みから学ぶ既存メニューの活かし方
飲食店でホールスタッフに一度は読ませたいワカコ酒
クライアントさんにことあるごとにお勧めしているのが
武田梨奈さん主演ですでにseason3まで放映されているワカコ酒。
ドラマ版もいいのですが、特にお勧めしているのが漫画版のワカコ酒。
まだワカコ酒を知らない人も知っている人も
こちらの記事を読んでいただけるとなぜこんなにも
ホールスタッフに読ませたいのかがわかっていただけると思います。
この39夜の話の主役はモツ煮込み。
(ここから軽いネタバレになります。できれば読んでみて下さい)
マンガの中でモツ煮込みが美味しいという描写があり
最後のページで
ワカコがモツ煮込みの鍋に入れた煮卵の存在に気づき
『次来店した時には食べよう』
と思うラストになっています。
ここでなぜワカコがなぜ
『次は食べよう』
と思ったのか。
思考の順番を分解すると
1 モツ煮込みがとても美味しかったという経験
2 そのモツ煮込みの汁に使っていた煮卵なら美味しいに違いない
という
1の経験からくる美味しさの想像の大きさ
になります。
もちろんあなたのお店でモツ煮込みを始めて煮卵をメニューに付け加えてもいいのですが
カフェで当てはめるなら、『汁を活かす』→『スープを活かす』という考え方にシフトしてもいいかもしれません。
例えばランチの付け合わせでスープを使いたいと思ったとしましょう。
しっかりしたものを作りたいけど、ランチのスープ以外に使えないのではなかなか原価をかけにくい。
ならばスープを有効利用できるメニューがあればいいわけです。
例えばイタリア家庭料理のアクアコッタってご存知ですか?
イタリア家庭で定番の朝ごはんです。
レシピを簡単に書くと
・固くなったパンをグラタン皿に入れ、温めた昨日のディナーの余ったスープ(ミネストローネとかオニオンスープとかポタージュスープ、ブイヤベースの残りの汁、パンと合えばなんでもOK)を浸るくらいにいれる。
・真ん中をくぼませて生卵を落とし、チーズを振りかけて、200℃のオーブンで5分ほど。
ととってもシンプルなレシピになっています。
こちら側のメリットとしては
1 余ったスープも問題なし そもそもそれ用のメニュー
2 スープ以外の用途に使えることで原価の許容範囲が大きくなり、スープのクオリティアップによるお客様満足度の拡大→あの美味しいランチのスープをベースにしたアクアコッタなら美味しいに違いない、というモツ煮込み→煮卵ラインと同じ食欲訴求が可能になる。
なところですね。
お客様から喜ばれる軸となりうるメニューがスープものならばぜひやってみていただきたいですし
スープ以外でもこの考え方はアレンジが効きますのでぜひ試してみてください。
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