凡人のカフェ開業 ~天才のカフェ経営を真似てはいけない~ 開業前①-3

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開業前①-3

2015/6/12 Fri

申請していた杉並区商工会議所の
中小企業資金融資の創業支援融資制度を通して
東京信用保証協会の審査が通ったと連絡がきた。

信用保証協会とは
融資を受けたいけど
保証人や担保がいない人や企業の保証人になることで
金融機関から融資を受けることを可能にする公的機関である。
各地にある商工会議所と連携していることが多い

つまりあくまで東京信用保証協会が
紗季の保証人になることが決まっただけであって
また金融機関からの融資が決まったわけではない

そう考えた紗季は商工会議所の担当の方に
金融機関に接する際の気を付けることを聞いてみた。

『大丈夫ですよ、所定の書類への記入と
面接で事前の打ち合わせ通りに答えてもらえれば
融資が通らないことはほぼないので』


そんなもんなのか


その答えを聞いた紗季の素直なところであった

事前の打ち合わせで金融機関に聞かれることとして
教えてもらったことは
・創業動機
・手持ちの開業資金
・職歴(飲食店経験があるか、どんな経験があるか)
・事業計画(金融機関指定の書類あり)

この4点。

これは信用保証協会での審査も
多少の差異はあれどほぼこれと同じだった。

紗季としてはネックになるのは
飲食店経験の少なさと思ってた。
2010年からアルバイトとして
cafe064で働いてはいるものの
社員として働いた経験はない。

事実ここについては
信用保証協会の審査の打ち合わせの時
杉並区担当者からも指摘があった。
が、同時に

『とはいえ、全体で判断するので
この融資希望額なら通ると思いますよ』

が担当者の答えだった。

2010年からカフェ開業を意識してた年月の長さ
前職のASAmeshiで多種多様な飲食店の取材経験
そしてなにより手持ちの開業資金が
『てらみやサロン』主催で
クラウドファンディングしたこともあり
800万ほどあること

あたりがその根拠らしかった。


正直このクラウドファンディングをする際に
クラウドファンディングのプラットフォーム
『Shining Start』で自分のプロジェクト担当の
北大路 唯とさんざん打ち合わせをし
フィードバックという名の容赦ないダメ出しをもらい
募集ページや募集プランを
頭を振り絞って作成したのに比べると
資金調達金額としてはそれ以上なのに
なんかあっけない印象はあった。

とはいえすんなり融資がおりるにこしたことはない
自分がついた担当者は打ち合わせなどの対応も
場数を踏んでいるのか落ち着きもあり
こちらのヒアリングもしっかりしたうえで
いろいろ提案してくれた。
担当者がしっかりしてスムーズに進んだので
結果こちらの負担が少なくなり
あっけない印象になったのだろう。

なのでホッとしたのも確かであった

資金調達の目途がついた。

次は物件である。

ここについては
杉並区でだいぶ前から目星をつけている場所が
いくつかあった。

その中の1つが高円寺

後のSAKIcafeになる場所であった。

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カフェ開業小説 『凡人のカフェ開業』

この小説はフィクションです。 でてくる人名・店名・団体は架空のものです。 ただ仕事上の体験をもとに作成していますので カフェを開業する際のリアルを感じでいただければな、と思います。
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