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プレゼンのプロが結婚式でスピーチをしたら凄かったので分析してみた

この前ナギー夫妻の結婚式に行ってきました。

仲間みんなでガヤガヤとお祝いしまして。

もちろん結婚式でも感動してたんですが
個人的にも凄い!と思ったのが2つありまして。

1つが2次会会場店長さんのさすがサービスのプロを思わせる一言。

これは感動を通り越して尊敬しました。
それはブログで書いてます。

もう1つが
プレゼンのプロの結婚式のスピーチでした。

軽く状況を解説しますと

新郎は保険会社の敏腕営業マン
新婦は旅行会社の才女。
主賓の挨拶が終わり乾杯してから10分後
みんなをわいわいやり始めたあたりです。

って、これみんなスピーチ聞かないヤツじゃん!

そんな中話すのは
プレゼンテーションアドバイザーの野村尚義さん
(写真左 右は司会のマルちゃん)


会社の社長さんをマンツーマンでプレゼン指導したり
大きな会社のプレゼン研修を担当したり
最近だとミスユニバースジャパン出場者のプレゼンサポートに入ったりと
総数1万人を超えるプレゼン指導をした人です。
通称、大将(笑)

ブログで記事にもしています。

この雰囲気の中話すのは自分なら正直心が折れそう・・・・。

そんな中のスピーチだったのですが・・・

そんな空気の中

笑いはとるわ
感動させるわ
拍手もとるわ
喝采もとるわ

マジか
というか、流石。

自分もこのスキル欲しいので分析してみた

ざっくりと気づいたのはこの5つ

①笑いで注意をひきつける
②オーディエンスを巻き込みつつ花を持たす
③笑わせたい相手はしっかりと狙いを定める
④ふさわしくない言葉でオーディエンスをもう一度ひきつける
⑤声の強弱でオーディエンスをコントロールする

①笑いで注意をひきつける

最初の『愛のキューピット野村』で軽く笑いを取ってます。

ネタだけ見るとベタなんですが
キューピットって結婚式では無条件で盛り上がるワードなのと
『笑っていいよ』という雰囲気をだしてます。
『笑って!ここ笑うところだから』とは違うんですよね。

②オーディエンスを巻き込みつつ花を持たす

スピーチ前半で、新郎の会社と新婦の会社を意識したトークを入れて
なおかつ話しかけてます。
そして
長く続けることで価値があがるもの~のくだりで保険会社
台本にない、予定調和じゃないワクワクな出会いがあるもの~のくだりで旅行

で双方持ち上げてで笑いをとりつつ華も持たせています。
ちなみにどっちも最後は結婚で締めているのもさすが。

③笑わせたい相手はしっかりと狙いを定める

②と被るんですが、笑いを取りに行く相手を完全に狙い定めています。
今回は保険会社と旅行会社
確実に笑ってくれるとこから波紋のように笑いが広がることを狙ってます。

④ふさわしくない言葉でオーディエンスをもう一度ひきつける

結婚式で笑いばかりとるわけにいかないので
当然真面目なトークも入るのですが相手の好奇心を刺激する言葉をいくつかセレクトしてます。

1つは『イギリスにこんな諺がありますが、これは嘘です』の部分。
もう1つは『喜びも10倍に、悲しみも10倍にしてしまう』の部分です。

この言葉の後、ガヤガヤが消えて場の空気がスピーカーに注意が向いています。

⑤声の強弱でオーディエンスをコントロールする

盛り上げたいところ
笑いを取りたいところ
オーディエンスを巻き込みたいところ
真面目なメッセージを伝えたいところ
それぞれ、声の大きさも言葉と言葉の間も使い分けてます。

この空気の中、5分強のスピーチでラストも含めて拍手喝采を4回とってるはさすがです。


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