フィシャーウィ1965654_1402456640021255_1247107784_o

カイロ・カフェびたり紀行2

カフェ密度では世界有数の街、それがカイロであると、「カイロ・カフェびたり紀行1」で紹介した。今回は、個別のカフェをその特徴とともに紹介していきたいと思う。以下のリンクのほとんどは、フェイスブックの「カフェバグダッド」ページに掲載されているエジプトのカフェの写真つき情報です。(*スマートフォンからだと、リンクがフェイスブックの当該ページに直接飛ばないようです。失礼いたしました。対策を考えたいと思います)

まずは、カフェ「フィシャーウィ」(エジプト・カイロ)。イスラミック・カイロと呼ばれる旧市街の一角、ハーン・ハリーリ市場の真ん中にある老舗カフェ。ノーベル文学賞作家の故ナギーブ・マフフーズも通ったという。みやげ物売りが入れ替わり立ち替わり声をかけてくる。すぐそばのフセインモスクから聞こえてくる礼拝をよびかける声。古きよきカイロをのんびり楽しめる場所だ。

ハーン・ハリーリ市場の周辺は、カフェもとても多い。市場を歩き回って疲れたら、一休みするのにちょうどいい。

イスラミック・カイロから少し歩いて新市街に入っても、相変わらずカフェは多い。特に、ラムセス駅からそう遠くない場所にある「オラービー広場」を起点にしたエズベキーヤ通りは、車両通行止めのカフェ通りになっている。

ここが通りの入り口。さらに、通りを進んでいくと・・・

まさに「おっさん」の天国です。

今度は、カイロ中心部を流れるナイル川の中州、ゲジーラ島に行ってみます。ここは、大使館なども多い国際色豊かなエリアで、芸術大学のキャンパスもあったりするので、カフェにも若者が多い印象です。

道路にテーブルとイスがせり出して、学生たちがにぎやかに談笑しています。

2011年の政変「アラブの春」以降、エジプトのカフェの風景も随分と変わったように思います。女性だけのグループがカフェで水タバコを吸っている、という風景が目立つようになりました。国民の力で独裁政権を倒した、という広く理解されている政変は、広い意味で、女性の社会進出を促したのではないか、と感じます。

ただ一方で、男性しか行かないカフェ、女性も「行っていい」カフェの違い、あ・うんの呼吸で区別されているようなので、カイロでカフェにいく場合、その辺の空気を読む必要はありそうだ。

ビルの屋上にあり、ナイル川の眺めを楽しめるカフェもある。

ナイル川の岸辺にあるカフェは、夏の夜は涼を求めるカイロ市民で人気だ。

1人で行きたいカフェ、グループで行きたいカフェある。季節と気分によっても、異なる店を選ぶことができる。さまざまなタイプのカフェを訪ねて街の空気を感じ取ってみれば、エジプトの旅が一層楽しくなるはず。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?