運も実力のうち?大谷選手に学ぶ「運」のあげかた
ご無沙汰してます。
世界と人間のすべてに興味のある男@シリコンバレーです。
アメリカでは今、大谷翔平選手の勢いが止まらずに、とんでもないことになっています。
度重なるホームランに思わずテンションが上がってしまったロサンゼルス市が、大谷選手の背番号「17」にこじつけて、5月17日をSHOHEI OHTANIの日に制定しちゃうくらい、とんでもない熱狂に包まれています。
かくいう僕も、同じ94年生まれ、アメリカ西海岸に住む日本人男性、奥さんが元バスケットボール選手、下の名前の一部が被っているところに勝手に親近感を覚えています。(←一方的)
なんならたまに、カフェで店員から名前を聞かれた時に勢いで「SHOHEIです。」と答えちゃってます。(←風評被害)
僕もちゃんと毎日10時間寝ていたら、きっと今ごろ身長が1メートル90センチを超えていて、160キロくらいの球が投げられたんだろうなーと思って、過去の自分を悔やんだりもしています。(←過大妄想)
さて、そんな大注目の大谷選手を迎えて、5月13日の月曜日、サンフランシスコにあるオラクル・パークで、ジャイアンツ対ドジャースの野球試合が行われました。
ちょうど日本から出張者が来ていたので、アテンドという名のもとに三塁目の前の最前列の席を取って、試合観戦に行ってきました。
結果、大谷のベンチの様子も、(左バッターなので)全身のフォームも、三塁を踏んでくれたその勇姿もバッチリと観ることができる最高の席でした。
バッターボックスに立つ大谷がこの近さです。
三塁まで来てくれると、こんな感じ。
近くに熱狂的なSHOHEI信者がいて、鼻血を出しながら絶叫していました。
興奮して鼻血出すのは秋葉原のオタクだけかと思っていましたが、誰しも本当に大好きなひとを目の前にすると、こうなるんだなぁと勉強になりました。
この日は残念ながらホームランはありませんでしたが、しっかりヒットも打ち、延長線の末にドジャースの勝利でした。
(ちなみに翌日以降はホームランの連続で、謎にちょっぴり損した気分です)
そんな凄い大谷選手ですが、その凄さの秘訣はどこにあるのか。
よく話題にあがるのが、彼が高校時代に書いたというマンダラチャートです。
8球団からドラフト1位指名をもらう、という前代未聞のゴールを真ん中に掲げ、それを実現するために必要な資質を周辺8マスに書き出し、さらにその8つの資質を磨くためにすべきことをそれぞれ8つずつ埋めるという、いわば「目標に対する実行リスト」が下のマンダラチャートです。
これ、マジでやばくないですか?笑
もっかい言います。
やばくないですか?
確実にやばいです。(←語彙力)
こんなに高い解像度で目標達成に向けて取り組んでいる高校生は、少なくとも僕の周りにはいませんでした。
特に感動したのが、この中の「運」の項目です。
運も実力のうち、と言われますが、一般にコントロールできないとされる「運」に対してすらも、どうすれば運が身につくのかを考えている点がまず凄い。
そしてその中身がこれですよ?
マジでやばくないですか?
鼻血が出るくらいやばいです。
同じ94年生まれ、いや何なら早生まれなんで1つ上の先輩として、人間のできあがりに違いがありすぎて、悲しくなるレベルです。
こちとら10年仏教を勉強して、ようやく「運と呼んでいるものも、結局は自分の行いと周囲の環境との和合によって起こるものなんだ」と理解できたというのに、運の本質を高校生の時に、こんなに解像度高く理解していたことに驚嘆します。
ついつい大谷選手の恵まれた体格と主人公感満載の実績にばかり目が向いてしまいますが、球場でゴミを拾いながら「運を拾っています」と笑顔で言い切れるところにこそ、その源泉があるんだろうなぁと思います。
ゴミを拾う→マスコミがそれを捉えて報じる→チームメイトやファンが感動して余計に応援する→より応援されるからより頑張れる→より頑張るからより結果が出る→プラス思考になる・・・
考えてみてください。
たかだか、ゴミを拾うという小さな行為。
腰を屈めて、ちょいと拾ってゴミ箱に入れるだけ。
たったこれだけの行いですが、こうした行為の積み重ねが、縁と結びついた時、
大きな結果になるのだろうと思います。
かつて、運について真面目に研究した学者がいました。
英国の心理学者リチャード・ワイズマン博士です。
彼は、いつも運がいい人と運が悪い人がいることに興味を抱きました。
そこで、8年間かけて数百人の運がいい人と悪い人に対してインタビューを続けて、実験したというんですね。
結果、運がいい人は、未来に自信のある人であるということが分かりました。
この未来に対する自信というものこそ、日々の小さな行為の積み重ねにより徐々に自分の内側に形成されるものです。
お互い、ちょっとでも運が良くなるよう、大谷選手が実践している8つの項目を心がけて、日常生活を送りたいものですね。
っと、気づけば夜中の1時半になっていました。まずは睡眠時間から、ちゃんと真似して正していきたいものです。。。
ではまた!
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