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祭りの後 【後編】 (出店者編)

#27

2019-9-19

クリーニングデイのイベントレポート前編に続き、今回は後編です。ちなみに前編はこちら
後編は、クリーニングデイのスタッフ、decoさんが書いてくれました。それでは以下よりどうぞ。

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Photo & Text /白群

クリーニングデイ開催からもう、あっという間に日々は過ぎて、イベントはあまりにも充実していたので、今は日常に引き戻され、少し遠い過去を懐かしむような気持ちでいます。あの日の楽しかった時間を思い出し、浸りながら、後編レポートします。

前編でレポートした「わらしべアップサイクル」と銘打って開催したアップサイクル・マーケット以外にも、会場では物販ブースもあり、また、2つのワークショップも開催されました。

福島県外からの出店もあった6つの物販ブースでは、クラフト雑貨や無農薬野菜を、制作した作家さんや生産者さん本人と対話しながら買い物ができて、どのブースもとても賑わっていました。



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cream teaさんは、シンプルな洋服や布小物、ナチュラルなアクセサリーを制作している4人組ユニットで、クリーニングデイ@キートス1年目から参加の皆勤賞チームです。
イベント開始早々、cream tea さん発信の SNS の画像を片手に、お目当ての雑貨を求めてきた方もいました。長く制作活動を続けているだけあって、ファンが根付いていますね。


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『いつか見たキラキラした幻想をカタチにして…』をテーマに押し花やドライフラワー、天然石、ビーズを使用したアクセサリーを制作している SUGA ROSEさん。
そのアクセサリーを買って、友達同士で会話をはずませている来場者さんの様子は、作品のテーマが伝わって楽しい時間が生まれているように思えました。


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FUKURAFTさんは『ビンテージスタイルに合う、本当に自分で持ちたいバッグ』をコンセプトに、デザインから縫製までひとりで担い、ひとつひとつクリエイトしています。US ミリタリーのユーズド生地をリメイクしたバッグのデザインは、カッコよくて、どれも洗練されています。
お二人の私服コーディネートもカッコよくて、オリジナリティがあって、それは、制作しているバッグのクオリティそのもののようでした。


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bandaiyaさんは、東京下町で、縫製、型作り、ハンドプリントの工程をふたりで行い、さまざまな模様のリネンバンダナを製作しています。
来場者さんは、買うと決めたけど、模様の種類が豊富で目移りしてなかなか決められないといいつつ、選ぶ楽しさを味わっている様子でした。


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アンティークのアクセサリーを中心に古道具を販売していたのは、東京日野市にある、古道具の出張買取も行なっている、イエノコモノさん。会場のその一角には、新しいものにはない、年月を経て醸し出されるアンティークの魅力が佇んでいました。イベント後も店内販売しているので、その片隅にある魅力をぜひ、のぞいてみてください。


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食べられる「高萩ほうずき」の美味しさを伝えてくれたのは、無農薬栽培の結農実WORKS(ゆのみワークス)さん。いわき出身で日本のみならず海外でも農業を学んで、現在は茨城県高萩市で高萩ほうずきとともに、野菜も無農薬栽培しています。
買ったその場で食べている方もいて、わたしも今すぐ食べたい衝動にかられました。あとで食べましたが、高萩ほうずきは果物感覚で食べられて、美味しくて感動しました。


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豆皿作りと毛糸で小物を作る2つのワークショップも開催されて大盛況でした。
豆皿作りでは子どもも大人も同じように真剣に土をこねて、ひとりひとりセンスが光る絵付けをして楽しんでいました。

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講師は KUSANO UTSUWA STUDIOさん。海をモチーフにした青い器を中心に、生活に彩りを与える器作りを目指し、日常使いの器や花器、陶製アクセサリーなどを製作しています。沖縄県立芸術大学で陶芸を学んで、2016年にいわきに工房を構えて、工房内ギャラリーでの販売の他に、県内外のイベント出店販売もしています。


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毛糸のワークショップは、作るものは設定せずに自由に糸を組み合わせる小物作りでした。色とりどりの糸が用意されていて、そこから自然にインスピレーションが湧いてくるようでした。参加者さんは、普段から趣味で手芸をしていて、慣れた様子ながらも、新たな小物作りを楽しんでいました。

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毛糸の小物作りワークショップの講師は、アムトコさん。いわき市植田町の美容室 hair studio TONERICO で第2、4月曜日に好きな技法や編みたいものを編むフリーテーマの編み物教室を開催しています。


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会場内は、どこを切り取っても心地よさがありました。それは、出店者さん同士の和やかな交流が作り出したものでもありました。どの出店者さんも人として魅力的で、お互いに交流して居心地のよい空間を作り出していました。たくさんの来場者さんでいっぱいになった会場が、それを物語っていました。

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そしてわたしは実行委員の一員でありながら、誰よりもクリーニングデイを楽しんでいたかもしれません。わらしべアップサイクルにも参加して、麦わら帽子と茶髪のウイッグをそれぞれ持参した私物と交換しました。身につけると、来場者さんみなさんから似合う似合うと言われて、黒髪から変身できて浮かれてイベントに参加していたものですから。

浮かれついでというわけではありませんが、この楽しかった思いは、来年のクリーニングデイにもつないでいきたいと思っています。実行委員として出会えた新しいつながりを大切にして、広げよう、いわきのアップサイクルの輪!

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Photo & Text /白群(↑著者近影)

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