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ポジション・トークはおもしろい

投資の情報を入手する方法はいろいろあります。

1次情報
🔸企業の決算発表数字、Earning call
🔸金利やインフレなどの経済統計数字や、企業のPER、PBRなど
🔸FRB議長などの要人発言

1.5次情報
🔸ブルームバーグ、ロイター、ニューヨークタイムス、日経などメディア
🔸情報のユーザーはメディアから1次情報を知るケースが多い
🔸ほとんどの場合「事実」に加えて「分析」「意見」が含まれるため 1.5次情報 とする

2次情報
🔸インフルエンサーの発信、YOUTUBE、SNSなど
🔸1次情報を解説したり、転送したり、感想を述べたり、感情を漏らしたり
🔸メディアのように報道倫理に縛られず、偏見や誤情報も含まれやすい

投資の場合、初心者は「2次情報→1.5次情報→1次情報」という順番で興味から知識の階段を上っていく方が多いようです。そしてスキルの成長とともに玉石混交の2次情報に嫌気がさして、1次情報にアプローチする習慣がついてきます。そこで「自分で考えるちから」をつけて2次情報の中から玉(有益な情報)のみにアプローチすることができるようになります。

それでも2次情報のポジション・トークを眺めることは投資に有効だと思います。

「このような資産形成段階のヒトは、こんな考え方をするんだ...」
「入金力が少ない一発逆転のヒトにこういう意見になるんだ...」
「FIREを強く信仰しているヒトはこういう投資傾向になるんだ...」
「このレベルの発信ならは、こういう投資ポジションをとるんだ...」
「マネタイズしか考えてないヒトは、こんな感じの発信なんだ...」
それらがわかるようになってきます。斜め上から半笑いで情報を眺めるのです。

斜に構えて客観的に情報を見れるようになると、有益なヒトの発信でも、無益なヒトの発信でも、その人が何を考えているのか分かるようになります。みなさんは、なぜX(旧ツイッター)が炎上するのか判りますか?
それは前提のない140字のコミュニケーションだからです。有能なヒトと無能なヒトでは、当然語られているテーマへの前提が違うから意見がかみ合いません。その行き着く先は、「後出し」 だの 「先出し」 だの不毛なエビデンスの探り合いになります。それを斜め上から眺めるのです(半笑)

このように自分の頭で考えることができる人は、有益なヒトの発信についても言外の前提が理解できてきます。ぼくは自分のポジションをときどき発信していますが、反面教師でも、何かの参考にでも、興味本位にでも、眺めていただけたらうれしく思います。

最近ぼくがよく投稿をしている、新たな投資専門サイト kabukura.ai. は上記の分類では 2次情報ということになりますが、ここは有益な情報で溢れていますね。実はこの投稿もそちらでも発信している内容です。

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