AIはやさしいテクノロジーかも
ChatGPTを使いこなせる人
ChatGPTを使うにはpromptと呼ばれるAIに対する指示文を使います。
twitterやYouTubeでpromptの型を発見しては発信をする人がいます。
彼らはなぜ型を発見できるのだろうか?
ChatGPTを使いこなせる人と
使いこなせない人
この違いはなんだろう?
今回はこの違いについて考えてみたいと思います
検索的な使い方から離れてみる
覚えたpromptを使うことは、ネットでググるのと似ています。
検索する言葉がわからなければ正解にたどり着けないように
promptを作れなければ遠回りな上に満足いく解答が得られないからです。
ChatGPTを使うために検索や正解、効率的な考えから離れてみると見えるものがあるのかもしれません。
特に対話型と呼ばれているので「対話」そのものを理解することは重要なのかもしれません。
コミュニケーションの型を知る
コミュニケーションは大きく会話、議論、対話の3つに分かれます。
では、これらの違いを説明できますか?
この質問をすると、
という答えが返ってくることが多いです。
日本の多くの人は、コミュニケーションを学ぶ機会は多くありません。
だから多くの話し合いや会議の場では、揚げ足取りの議論や、各論が飛び交うとっ散らかった話し合いが横行しています。
日本の生産性の低さはここに原因があるのかもしれません。
会話と議論と対話の違い
仮に、Aという主張と、Bという異なる主張をする2人がいるとします。
会話は、AとBお互いの主張を行ったり来たりし、話しの中身が発展しないやりとりです。
目的は会話という行為であり、話の内容に意味や利害関係はありません。天気や世間ばなしなどがこれにあたります。
議論は、AとBお互いの主張のどちらが正しいのか、論ずることです。
相手の主張に反論や異議をとなえつつ、自分の主張の事実や事例を展開していきます。そうすることで、結論を自分の主張に近づけるのが目的です。
多くの場合、勝ち負けがおきるので、相手のプライドや気持ちを傷つけがちです。
対話は、AとBお互いの主張の背景を共有することです。
Aを主張しているのはなぜだろうか、両者がここに関心を持つことで対話は発展します。また、Bを主張する背景や隠されている理由はなんだろうか?
行ったり来たりのやりとり自覚的に紐解いていきます。
やがて両者が主張の裏側にある本当に大切な理由を共有できたとき、話しあいは、生成的な結論(新しく生まれる考え)に向かいます。
ここに勝ち負けはなく、あるのはお互いに対する深い理解と信頼です。
Chat GPTにおける対話と生成性
簡単に3つのコミュニケーションを説明しました。
少し、Chat GPTとのやりとりを思い出してください。
これは対話と、生成的のどちらの観点からも間違いかと思います。
なぜなら対話とは非効率的で相互性のあるものだからです。
そして対話とはお互いの中に答えを見出すことで、誰かから与られる正解ではありません。
つまるところ、AIとの対話の中で自分の考えを深めはんすうし、自分なりの答えを紡ぎ出す。ここに、対話型AIの革新性があるのだと思います。
効率性も正解を求めた時代も過去のもので、今は非効率で正解のない時代です。
ぼくらはここを乗り越えるために、初めてみてくれのUIではなく、本質的なやさしさを兼ねたテクノロジーを手にしつつあるのではないだろうか。
AIによって奪われる仕事もあれば、新しく生まれる仕事もある、そんな風に思います。
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
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