カフェトリエ(cafetelier)

吉祥寺の曜日で看板が変わる場所「カフェトリエ」編集長ヤマグチタクヤのnote。 not…

カフェトリエ(cafetelier)

吉祥寺の曜日で看板が変わる場所「カフェトリエ」編集長ヤマグチタクヤのnote。 noteでは主に、一人ひとりの志を起点とした、開業や起業などの決断について。読んだ方自身の思いが整理される要素を、私なりにお伝えできればと思います。ご自身の行動のきっかけや追い風となれば嬉しいです☕︎

最近の記事

カフェトリエでは「自分のお店を持つ」ことができます☕️

カフェトリエでの「開業」に興味がある方は、少〜し長いですが 以下、ご一読くださいませ。 カフェトリエが大切にしている事を通じて、お伝えできればと思います! 1:概要カフェトリエでは、 ・カフェ店主(朝カフェ・夜カフェ含) ・お菓子屋さん店主 ・カフェ併設〇〇屋さん ・その他カフェトリエの場所を活かせる「店舗業」店主 に、一歩踏み出し、自立・独立したい方への環境がございます。 会社員、各種個人事業主、大きなカフェのバリスタ、お菓子屋さんのスタッフなどなどを並行して営みながら

    • 「複数の本業を持つ」事と「自分の拠点を持つ」事

      「複数の本業を持つ事」や、「自分の拠点を持つ事」。 それらの有様には、特に名前はつけなくて良いと思うのですが。 得意なことや好きな事で誰かを喜ばせる事ができたなら、あるいは、自分の時間が豊かになるのであれば、本業はいくつあっても良いと思っています。 他人ではなく、自分が「プロである」と言えたら本業です。 お金がどれだけ稼げたかどうかではなく、自分が「プロである」と言えたら本業です。 (その為に日夜どんなことを考え行動しているか) そして、「肩書き」や「職業」。 自分の役

      • 「ビジネス本」「自己啓発本」の健やかな利用方法

        「自分というもの」を太く作るために大切な事は、以下の記事の後半でいくつかの切り口をご紹介いたしました。(もう5年近く前…。) 今回は、「先回りした“正解”」がズラリとタイトルや目次に並ぶ「ビジネス本」「自己啓発本」について書きます。 これらのノウハウ本・情報(今は動画も)は、苦しい時、思わずすがりたくなったり、救いにみえたりすることもあるかと思いますが、気付かぬうちに容易く「自分を失う」見事な落とし穴の仕組みも存在します。 近道のようで「自分作り」に相反する使い方もできて

        • 人生乗せた開業が「お店ごっこ」にならない為には☕️

          大好きなお店があって、あんなお店をやりたくて! 私もカフェをやろうと思った背景は、そうでした。大学生の頃でした。 しかしながら、その憧れを鮮明に追って、あるいは、それを軸にして開業してしまっては、全くもって上手くいかないのと、お客さんがとても増えたとしても、ぽっかり物足りなくなってしまいます。 コンセプト、という単語は表層的だとは思っていますが、「自分自身の」「自分だけの」深い深い本音、そして何が起きてもどんなに辛くてもゆるがない本音、がないと、自分が大好きなお店の真似ご

        カフェトリエでは「自分のお店を持つ」ことができます☕️

          【複数の生業設計の基礎】特権を活かした「稼ぐ事が第一ではない」生業の効能とは?

          自分の場所を開業すると、たくさんの人と出会えます。 そして、その数だけ、世界が拡大し続けていきます。 開業して得られる最も大切なもの私がカフェトリエを開業してもうすぐ5年。 3つの生業を持つ私ですが、その中の唯一の「完全に自分の事業」であるカフェトリエ&Goodsun COFFEEで得られた「繋がり」と、「共に過ごした時間」は、私の人生で最も大きな財産のひとつとなりました。 「店主仲間」「吉祥寺で働く人々」「お客さん」「お客さんの枠を超えて交流するひとたち」・・・自分が一

          【複数の生業設計の基礎】特権を活かした「稼ぐ事が第一ではない」生業の効能とは?

          これができると"お店"は「場所」から「生き物」になっていく

          カフェトリエ店主は、バケーション中にて、第二の故郷なる場所に来ております。一度住んだ人は皆「第二の故郷」っていうんだろうなぁという素敵な土地です。 会社員時代の私の憧れであった、自分の脚で生きる友人達にわんさか毎日会えて、積もる話を交わして、飾らず強がらずな、素直なキャッチボールをしています。今でも尊敬する、かわらず素敵なひとたちなのです。 もちつもたれつ、健やかに両方が必要としている状態なのだなぁと思ったりしています。 そんな中、偶然メールが来ていて、以前相談をしてく

          これができると"お店"は「場所」から「生き物」になっていく

          「【好きな事】を仕事に。」で良いのか? 【得意な事】【やりたい事】【できる事】との違いとは

          毎年大学で数コマ、編集や生業についての講義をさせていただいておるのですが、学生さんから質問・相談を受けることが多いのは、もっぱら就職のことです。 学生時代は就職という手段で悩むのではなく、自身の本音を見つけるために本音を解放して全力で遊びまくる(=外的影響からではなく、自分の内側からの楽しい!をとことん追う)をするのが良いと思うのですが。それはさておき。 相談やレポートの中で非常に多いのが、 「好きな事を仕事にしたいけれど」「やりたい事がわからなくて」 といったものです。

          「【好きな事】を仕事に。」で良いのか? 【得意な事】【やりたい事】【できる事】との違いとは

          「お店に、他店のショップカードを置く」という事

          生業に、場所に、血が通いきっているか。 自分の店舗や自分の事業の、細部のわずかな差に、その場所の色が大きく現れます。 今回は、そんなお話しをさせていただきます。 時折、「店内にショップカードを置かせてもらえませんか?」と、お店に飛び込みでいらっしゃる方が居ます。 少し厳しいようですが、私が他のお店に行った際の視座もそうなのですが、 「その場の店主が、血の通った説明や心からの推薦ができない」ショップカードやチラシの設置は、まず全く効果がありません。 いわんや行ったこともな

          「お店に、他店のショップカードを置く」という事

          独立したら益々、自らの行動で、自らの「狭くなりがちな視野」から脱して、自らを進めねばなならない

          どんなに店主の想いが強く素敵でも、私の大好きな書店やカフェが、どんどん潰れました。シャッター街も沢山見ました。 世の中が便利になる恩恵の中に居ながら、とても寂しい気持ちがあります。 古民家や町工場が、外部資本の「IT」や「デザイン」で、「リノベーション」されて息をふきかえす事があるが、本来の原型は留めていないものも多くあります。 そして、流れについて行けずに、若かろうが「古く」なってしまった「人」に関しても、自分の外からの「リノベーション」がおきる。 「若かろうが」が、デ

          独立したら益々、自らの行動で、自らの「狭くなりがちな視野」から脱して、自らを進めねばなならない

          「やりたい事であっても、一方的ではうまくいかない」経験は、宝物になる

          この経験が出来るというのは、自分のやりたい事を実現する上で、とても大切な経験だと思っています。 自分のこだわりの延長で、「"来て欲しい"お客さんの求める事」を深く考えて、その上で、現実に展開しているか、が、大切です。 ⇨自分が良いと思う物を作って置いていたら人が集まるだろう、売れるだろう、喜ばれるだろうという思想は、人生を運に任せるようなもの。 自販機、販売店ならよいのかもしれませんが。ではなくて、「場所を営む」店主は。 お客さんは、「どんな"お客さんが自身がなりたい気

          「やりたい事であっても、一方的ではうまくいかない」経験は、宝物になる

          「人生を乗せて」一歩踏み出すと見える景色、を、例えると

          カフェトリエを開業してもうすぐ5年となり、 今日も昨日もおそらく明日も、カフェトリエにまつわる様々なことが起き続けています。 店主たち、お客さんたち、協業する仲間たち、助け合う仲間たち。 カフェトリエでできた繋がり、集まり、広がり。 会話、笑顔、記憶のどこかにかすかに残る楽しい思い出。 これらを考えたり、目の前に見ることができたときに、頻繁に思い出す情景があります。 大きな一歩を踏み出す時には、 「これをするともう後戻りができない」 瞬間があります。 店舗開業において、そ

          「人生を乗せて」一歩踏み出すと見える景色、を、例えると

          堂々と「対等」である事

          ■はじめに お店側とお客側、家族内、あらゆる組織etc… 関係が「対等」であれば、双方向の”気持ちの贈り物(=gift)”が、続きます。 ”gift”には、贈り物という意味だけではなく、「その人自身」や「生まれ持った才能」の意があります。 自分からうまれる、気持ちの贈り物を、ここではgiftと呼んでいこうと思います。 この"gift”は、人と人とをあたたかく結んでくれる一方で、なかなか続かなかったり、時に残念な気持ちに変化してしまうこともあります。 今回は、この”g

          堂々と「対等」である事

          「人の集まり」を、結ぶもの

          (一部、既存の一般的社会に対する批判的な内容と、少し強めの主観的表現を含みます。苦手な方や、弱っている方は別記事への遷移など、ご検討ください。) 人の集まりにも様々な形があります。学校、会社、職場、親子、夫婦、同志etc...。 これらを結びつけるものも、様々。 一見筋が通る結び方で、一旦は始まってみても、すぐにほどけたり、うまくいかないことはよくあることです。 では、どういった結び方が大切なのでしょうか? まずは、会社や職場から見ていきます。 会社や職場という場

          「人の集まり」を、結ぶもの

          「アートと自然」から貰えるもの

          ⌘ ふらりと自然の中にある美術館に来ております。ひとりの内省にはぴったりです。 アート=人工物と、自然は、一見相反するようですが、起源は同じこと。すなわち人間と自然を重ねて、その境界線の分水嶺に立ち、自分と共に境界を広げていく内省にはもってこいです☕️ 展示の挨拶文の1行にもハッとするものがあったり、展示自体のメッセージや余白も素晴らしく、今を生きる上で、たくさんのことを考える事ができました。 自然は、不確かで、孤独。 「不確かさ」や「孤立」を恐れる時代において、 不確か

          「アートと自然」から貰えるもの

          「オンリーワンな、お店」を企てるために (自分の志が末端まで途切れないこと)

          再編成中の元「開業オーナーフォロー講座」の骨子を整理している中で、「自分の店・事業を作ること」に対して、学生さん達にお話をする機会がありました。 一言で表現すると、大切なことは、 「自身の志が"末端まで"、"途切れない"こと」 だと考えております。 自身の体験・描く未来 や 何が起きても好きな事 ↕︎ コンセプト、ありたい姿、屋号 ↕︎ [手段]メニュー、サービス、店空間・時間、店舗 ↕︎ ・・・ここまでがお店の内側 伝える方法(看板、カード、HP、SNSetc) ↕︎

          「オンリーワンな、お店」を企てるために (自分の志が末端まで途切れないこと)

          地に足のついた「仮説検証」とは? [着実に前に進める店舗経営の基本]

          店舗経営で、着実に前に進める”やってみる”とは。 がむしゃらに一生懸命頑張るだけではありませんし、思いつき行き当たりばったりで好きにやることでもありません。 (”思いつきで自分で好きにやりたい”が、ありたい姿である場合を除く) 何を知りたくて、何を確かめたくて、それを行うのか。そのコミュニケーションをとるのか。そのメニューを出すのか。その伝え方をするのか。 その目的を(ある程度でも)明確にして(しながら)やってみなければ、お客さんからしたら、お店は他にも星の数ほど選択肢が

          地に足のついた「仮説検証」とは? [着実に前に進める店舗経営の基本]