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ヨーロッパの薬草セラピーの話💚


以前、友人に誘われて参加したセミナーで、中世ドイツで活躍した修道女ヒルデガルトの自然ハーブ学(不老不死の錬金術ともいわれる)をほんの少し学んだことがありました。

ヒルデガルト(1098-1179)
医学・薬草学に強く、ドイツ薬草学の祖とされる。彼女の薬草学の書は、20世紀の第二次世界大戦時にオーストリアの軍医ヘルツカにより再発見された。(中略)中世ヨーロッパ最大の賢女とも言われる。…

ウィキペディア・フリー百科事典より抜粋

ヒルデガルト秘伝のレシピという、エリクシールの作り方も教わったんです。
このエリクシールを飲み続けると、脾臓系やリンパ・女性ホルモンなどのバランスを調整してくれる効果が期待できるのだとか。

ヒルデガルトのエリクシール

そういえば最近つくってなかったエリクシール。急に思い立ち、習ったレシピを手に、久しぶりにつくりました。

中世の魔女の秘伝レシピでつくるエリクシール


中世の修道士

さて。エリクシールのベースとなるワインは、自然派白ワインがベストとのこと。
ちょうど自宅のセラーに眠っていたサンジミニャーノワイン(San Gimignano DOCG)があったので、使うことにしました。
>> ホントはそのまま冷やして飲みたかったけど・・・♪

ところで・・・この黒いの、なんだかわかりますか??

黒コショウ(のかたまり)です!

すりこ木とすり鉢を使い、まるで小枝のような黒コショウを細かく潰すんです。
この作業、中世の魔女になった気分になれて、ちょっと楽しい ♡

このへんな棒のような!黒コショウはなかなか手に入らないので、粗挽き黒コショウで代用してもいいかもと思います。おそらくですが。

細かく挽いた黒コショウ

かなりたくさん入れます。辛いっ。

非加熱の自然派ハチミツも入れました。
加熱することによりハチミツの酵素は無くなるけれど、つぶれた酵素が別の働きをすると教わったのを憶えています。

白ワインの中にハーブ類やハチミツなどの材料を順序どおりに加えていき、数分ほど煮詰めて、アクを取って。
(魔女気分さくれつ・笑)

\強烈にパンチのある、甘いお酒が出来上がりました/
いつのまにか、エリクシールは食後の楽しみになりつつもあり ♪

飲むと、体の中が熱くなります。

そして、もうすぐ無くなりそうなエリクシール。はい、飲兵衛です。
飲み終えたら、次はアマロ スヴェデーゼを飲もうと思っています。

アマロ スヴェデーゼ

イタリアで買ったハーブチンキ「アマロ スヴェデーゼ」

養蜂農家さんのお店@イタリア

アマロ スヴェデーゼは、イタリアで偶然立ち寄った青空市場(メルカート)で、売りに来ていた養蜂農家のおばあちゃんから購入しました。

【アマロ スヴェデーゼとは・・・】
オーストリア女性の薬草調合師マリア・トレーベン(1907-1991)は、中世の医師や科学者の薬草学を元に、独自の薬草療法を本にまとめました。
彼女の著書のなかのレシピに従ってつくられたハーブティンクチャー(抽出液)のひとつが、アマロ スヴェデーゼです。

青空市場でいろいろ教えてくれた、養蜂農家のおばあちゃん。御年90歳と言ってたなぁ。

長年、毎晩アマロ スヴェデーゼをスプーン2・3杯、白湯に垂らして飲んでいるのだそうで、今のところ身体の不調はまったくないのだとか。
そんなことを聞くと、買わずにはいられないですよね。

他にも、養蜂農家オリジナルバーム(蜂毒入り!)などもあって、ちょっと魔女っぽい品ぞろえのお店でした。


アマロ スヴェデーゼの瓶には、オーストリアの民族衣装に身をまとったマリア・トレーベンのイラストが描かれています。

イタリアで買ったアマロ スヴェデーゼ

「ヨーロッパでは、アマロ スヴェデーゼは知る人ぞ知るハーブチンキなのよ」と、養蜂農家のおばあちゃん。


さてアマロ スヴェデーゼを開封し、ちょっと味見をしてみました。
いかにも身体に効きそうな、ほろ苦い味がします。
エリクシールと同様、脾臓系に効くそうで、ほかには消化器系のデトックス効果もあるのだとか。

ありがたいことに病気知らずの健康体で過ごせていますが、だんだんと健康に気をつけたいお年ごろになってきました。
期間限定でこういった自然療法的なことも取り入れたりして、身体を調えるのもよいかな、と、興味あるセラピーを見つけては試しています。


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