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2020年度九州大学芸術工学部編入体験記(高専生向け)


こんにちは。
編入体験記を書こう、書こうと思って1年半以上経過しました。
芸工編入の先輩方の体験記にかなり救われたので私も恩を返したいと思います。

注意点
・2020年度九州大学芸術工学部工業設計学科の3年次編入体験記です。
・2021年度から学科がコースに変わっています
・工業設計学科はほぼIDコースですがカリキュラムなど多かれ少なかれ違いがあります
・コロナの影響で受験日が11月末までずれ込みました。
・文章があまり上手ではありません
・試験内容に関してはあまり記載ないです

その点を踏まえたうえで、少しでも参考になれば幸いです。

自己紹介

所属 : K高専 材料工学科卒
    金属のお勉強をしていました
席次 : 最高7位、最低38位
   1年次が浮かれてたので一番成績が悪く、
   ゆる~く上がっていった感じです。
受験校:九州大学芸術工学部工業設計学科(合格)
    専攻科(合格)
    京都工芸繊維大学(出願のみ、受けませんでした)

勉強はあんまり好きではなかったです。テスト前は60点を取れればいいやの気持ちで勉強していたタイプなので頭に何も残ってません。一応、提出物の締め切りは守るし、そこそこ真面目で心配性です。
ここまででお分かりの通り、弱小高専生です。
つよつよ高専生の編入体験記は凄すぎてひっくり返っちゃうので、
よわよわ高専生の私のを見てすこしリラックスしていただければ。

きっかけ

4年の最初までは就職する気満々でした、席次が特段良いわけでも、勉強が好きなわけでもなかったので…
ただ、ポンコツすぎるので自分が就職している未来が見えず、大学も探してみよう!と思い、見つけたのが工業設計学科でした。
もともと絵を描いたり、好き勝手する工作が好きだったのと、興味を惹かれました。
あと、中学のころから憧れていた会社が大卒以上じゃないと受けれなかったのもあります。エンジニアじゃなくて一般職に就きたかった。。。

高専4年・10月

夏ごろに芸工の存在を知り、情報収集を試みるも、自分の通っていた高専で同じ学科からはまだ受験者も合格者も居ないようだったのでちょっと焦り始めました。情報が少なすぎて、怖い。
芸工について調べていくと10月に芸工祭(文化祭)をするとのこと!
謎の行動力を発揮し、高専4年生の10月に、芸工祭に突撃してみました。
※当時は芸工祭に進路相談室的な企画があり、事前にメールで編入について伺いたいと問い合わせをしました。現在は行っていないかもしれません。

そこで、編入の先輩の連絡先を頂き、TOEICのコツや勉強方法などかなりたくさんの知識を頂きました。感謝。
その後も編入体験記を書いていらっしゃる先輩にTwitterで連絡を取ったりと、心配性を発揮し情報収集は頑張りました。

高専4年・11月~3月

高専祭も終わり、一息ついたので編入に向けて本格的に勉強を開始しました!
といっても最初に始めたのはTOEIC。
受けられるタイミングが限られているので最優先にしました。
先輩からの教え通り、とにかく単語を覚えて模試を解いて、、、
当時のTOEICのスコアは330でしたが、1月には500、最終的には6月のスコア、685で提出しました。
お察しの通り、英語が死ぬほど出来ません。
周りには内緒にしていたのですが、TOEICの講座に行っていました(o^―^o)
とにかく時間がなかったのでプロの講師に教えてもらったのも大きかったです。700をとりあえずのゴールにしていたので、まあ、いいでしょう。
周りと競うとかなり頑張れるので一緒に勉強できる友人がいて本当に助けられました。その反面、自分がカスすぎて辛くもなるので自分の成長を褒めてあげるのも大事だと思います…

一応、数学も年明けから始めました。
周りがお馴染みの『編入数学徹底研究』をやっている中、数学の授業をほとんどボケ~っと過ごしていた私はsin,cos,tanからやり直しました。
『高専の数学』の教科書の例題からやり直したのでかなり時間がかかっています。
多分人並みに数学ができる人であれば、徹底研究から始めて、わからないところは教科書で復習っていうのがベストだと思うんですけど、とにかく勉強ができなかったので一人で高専の数学やってました、泣きそうでした🎵
でも心優しい頭良いみんなが丁寧に教えてくれたのでなんとかやれました。
本当に、一緒に勉強できる友人は大事です。

なんやかんや春休みは学校に通いつめ、数学の総復習TOEIC模試
といった感じでした!

あと、ヨビノリにはかなりお世話になりました!
友人と今週の積分を全部解きなおしたの、かなりその後の勉強に役立ちました。おすすめです。

高専5年・4月~7月

研究室配属されましたが、コロナで遠隔になり、家で勉強する羽目になりました。家で勉強するのが本当に苦手でヘビースタバユーザーの私には苦しい期間でした。
4月くらいに、スタディプラスで芸工を受ける人と知り合い、過去問の答え合わせなどを行うようになりました!
過去問は編入の先輩から頂きました。(感謝)
クラスの頭のいい人にも解いてもらったりして、そこらへんから、
過去問やる→類似問題を探して解く
みたいなことをよくやっていたと思います。
使った問題集は
・編入数学徹底研究(緑のやつ)
・編入数学入門(青のやつ)
・編入の微分積分徹底研究(水色のやつ)
・大学編入試験問題数学 徹底演習
・高専の数学/問題集

といった感じです。

無事に3校出願したものの、すべての大学で試験が延び、芸工が11月になった時は正直泣きました。
担任に当たったら、みんな条件一緒でしょって言われました。そりゃそうだ。

気持ちを切り替えて、勉強し、7月の専攻科が無事に終わりました。
前期合格だったのでとりあえず専攻科の勉強は終わりでそこからは芸工の勉強です。
6月、7月は専攻科の専門教科の勉強がメインでした。

高専5年 8月~11月

専攻科でとりあえず合格を貰ったので夏はすっかり気が抜けていました。
バイトもすべて続けていたのでバイトしたり海に行ったり、文化祭の準備を始めたり、、、気が抜けすぎです。
10月には専攻科後期も終わり、進路確定していないのはクラスであと3人くらいになりました^^
みんな就職も進学もおわり、文化祭モードの中勉強するのは正直きつかったです。人生で一番病んでました^^
でもしっかり文化祭も体育祭も楽しみ、打ち上げも行きました^^
やりたいことは全部やっちゃえ派だったので周りに多大な迷惑をかけながら学祭もバイトも研究も勉強も、、、っていう感じの生活でした。

なのでこの時期は勉強量も著しく少なく、一日2~3時間とか….。
とにかく過去問を解く!って感じでした。
あとはようやく面接対策を始めました!
面接では痛い目に合うことも知らずに、、、、もっとしっかりしておけばよかった・
具体的には担任に面接練習を2回(少な)やってもらって、志望動機や受け答えの添削をしてもらいました。
編入試験前の一週間は落ち着いてとにかく過去問の解きなおしをしていました。前年度のがレべチで難しかったのでビビり倒していました。

編入試験前日

心配性なので母と大橋のホテルに前泊しました。
パチンコ屋の隙間にあるホテルで、編入試験っぽい人がたくさんいました。
大学に試験当日の情報掲示がされていたので行ってみると何人かの受験生と出会うことができました!
また、私の受験する工業設計学科は受験者が4人…
10人ほど居たのでしょうが、試験がこんなに遅れこんだからか、ふるいに残ったのはたった4人だったようです。
一人でかつ丼を食べに行きました。めちゃくちゃおいしかった。

編入試験当日

スーツを着て、少し茶色くなってきた髪の毛に焦りながら大学へ。
音響と芸情を受ける人が多すぎてビビりました。

最初は救済措置の TOEICITPテスト。
正直11月は数学の勉強しかしていなかったので、運が良ければ700超えれるかも♪くらいの気持ちで受けました。
あと部屋が寒すぎて凍え死にそうでした。
ちなみに500くらいしか取れてませんでした()

続いて数学。
大問が4つでした。
問題が配られた時点で解けそうにないのが1問。後回しにします。
あとの3問は、『これ、徹底研究で見た気がする…』『ヨビノリやってたきがする…』といった進研ゼミムーブメントが起こったので、ブチ上がるテンションを押さえつけながら冷静に時間いっぱい解きなおしをしました。
解けそうになかった奴は、見たことある感じの問題だったので、参考書にこんな感じのことが書いてた気がするな~~~っていう感じで適当に埋めました。
数学弱者だった私でも、周りに助けられながら必死に勉強すれば気持ち8割くらいとれたので、同じく数学弱者の方は挫けないでほしいです。

最後に面接。
待機室は和気あいあいとしており、ほかの受験生と喋ったりしてました。
面接に入る前に、
志望動機と自己アピールを3分
でお願いしますとアナウンスが入り、冷や汗が止まりませんでした。
なぜなら私は志望動機は必至こいて考えてたくせに、自己アピールを一ミリも考えていなかったからです。
2番目に呼ばれて、震えながら入室すると、先生方が6人くらいいました。

え?多くない?

話を聞いていた感じだと3人ほどだと思っていたのでもう、ここから緊張やらなんやらで記憶があいまいです。
3分の志望動機と自己アピールから始まったものの、原稿が頭から飛んでいき、途中で詰まりまくって、泣きました。
ガチで涙出ました。オワッタ、、、、、!
高専は推薦で入学していたので面接には謎の自信があったのですが、すべて打ちひしがれました。
そこからは意識が朦朧としていたのであまり覚えていないのですが、当時のメモが残っていたので一応書いておきます。

・志望動機と自己アピール3分
・志望動機に突っ込まれる質問2、3個
・工業設計の1,2年の科目で自分に足りない科目は?
・高専の2,3年の成績にBとかCとかあるけどどうした???
 4,5年は上がってるけど。
・人間工学、知機能、デザイン、どれに進みたいと思ってる?
・上記の質問引退する回答に突っ込まれる質問
・芸工祭で気になる展示他にはあった?
・何か不安なことはある?

終始、半泣き。先生たちの反応も良いとは言えず、半泣きの受験生に困ったと思います。とりあえず最後の質問には名一杯の笑顔で、「楽しみしかありません!!!」と言いました。はは
教室を出て、絶望を感じながら、校門?で記念写真(自撮り)をし、実家に帰りました。
専攻科であと2年、金属の勉強をする覚悟ができました。

その後

編入試験が終わってからクリスマスイブの合格発表までバイト卒研バイト卒研の日々を過ごしました。
開放感のほうが大きかったです。
授業中に合格発表だったので、授業が終わって一人で階段の踊り場でホームページを開きました。
受験番号がありました。
泣きました。
クリスマスなので大忙しのバイト先にそのまま働きに行きました。
面接で100%落ちたと思っていたので驚きました。
私の代は3人合格しており、各々の話を聞く限り、
①私は数学の試験の手ごたえあり
②もう一人は実技の手ごたえあり
③もう一人は面接の手ごたえあり
って感じだったので、自分の得意を伸ばすといいかもしれません。

最後に

こんな感じでよわよわ高専生の編入試験が終わりました。
もっと大変なのは編入してからでした^^
今もいろいろ必死です。

つよつよじゃなくても、周りの支えと自分の頑張りでなんとかなったので、少しでも誰かの支えになったらうれしいです。

今も周りに支えられまくりですが、そろそろよわよわを脱却しないといけないなぁと思ってます。
大学に入ってからも自分から行動を起こすことはとっても大事です。
自分自身、結局よわよわ編入生なので、自分の強みを探すために頑張ります。

めちゃくちゃ長くなっちゃいましたが、お勉強の息抜きに読んでいただければ幸いです。なにか困ったことや質問などあればお答えしますので、下記TwitterにDM飛ばしてくださいね🎀
(フォローは承認していないのであしからず💦)

@mm415i

ではでは。








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