かつて別世界だと思っていたこと

ある年齢以上だと共感いただけると思うが「ダイヤモンドサッカー」が唯一海外のサッカー情報を動画で見られる時代があった。年に一度の「トヨタカップ」もあったね。そこで繰り広げられるプレー、雰囲気は私たちにとって異次元の世界で、日本で行われている蹴球がそこに地続きであるとは、とても想像ができなかった。
'86メキシコで開催されたW杯は単純にサッカーファンとして楽しみ、そこに日本がいたら・・・なんてことも全く思わなかった。

しかし、ひとりの男と時代の流れがその雰囲気を変えた。
「カズがブラジルから日本に帰ってくる」
「どうやらプロリーグができるらしい」
別世界だと思っていたW杯(世界のサッカー)がいつしか出場できるかもしれない存在になり、ドーハの悲劇を乗り越え、出場はノルマのようになった。

もうひとつ世界と地続きだと思えないスポーツがある。バスケットボールと籠球だ。NBAなどを見ていると、これはサッカー以上に別次元、別のスポーツとしか思えない。

しかし、この状況が変わるのもそう遠くはないのかもしれない。
「ドラフト1巡目ピック」
「日本人NBAプレイヤーが2人」
かつてサンズで日本人初のNBAプレイヤーとなった田臥も日本で契約延長。その経験をプロリーグを通じて伝えていくことだろう。

2006年日本で開催されたバスケットボール世界選手権への過程で強化が進むどころか、協会内部のゴタゴタで、ファンとして個人的に心底失望した経験がある。現在は2020年東京五輪へ向けて未来は明るい。別世界だと思っていた世界のバスケットボールが地続きであると実感できる日を心待ちにしている。

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