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ヒートと不妊手術

生後11ヶ月となり、子犬だと思っていたリンダに発情期がやってきた。ネットで対処法を調べてオムツを履かせたり、オス犬への影響を考えて行動を制限したり。そしてこれまでもずっと悩んでいた避妊手術についても改めて考えている。

ネットで見る限り大多数が不妊手術(去勢、避妊)をするべきだと考えているようだ。望まない妊娠を避ける、素人ブリーディングはするべきではないし、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍などの病気を防ぐことができる。血で家を汚すこともないし、雄犬なら足を上げてのおしっこ(マーキング)をしないので管理が楽など。

一方デメリットとしては太りやすくなる、麻酔手術なのでその危険性くらいしか書いていない。本当にデメリットってこれだけ?と疑問に思っていた。掛かり付け獣医に一度軽く避妊の話題を持ちかけたが全ての犬種に勧める考えではないと聞いたのも考えるキッカケになった。

海外の事情はどうなんだろうと検索する。

デメリットについて具体的には成長期に不妊手術をすると関節形成不全が高まる結果も出ているそうだ。素人が想像するにホルモンのバランスが崩れることで太りやすい以外の問題がないわけがなく、これは納得できる話だと思った。生殖器の除去で子宮蓄膿症や乳腺腫瘍のリスクはなくなっても他の病気リスクが高まるのは当然だと思う。確率の問題は置いといて。

スウェーデンでは不妊手術が動物愛護だと盲信すべきではないと警告を出しているらしい。なるべく自然なままで・・・なんてのも人間のエゴだと思うが、私が言いたいのは、もし不妊手術するとしても、当たり前だと思って選択するのではなく、疑問に感じ自分なりに調べて悩んで納得して選択したい。

望まない妊娠を避ける事は飼い主がコントロールすれば難しいことではない。行動制限によって一緒に出かける楽しみがヒートの期間奪われるが我慢すればいい。家が汚れるとかそんなことも小さな問題だ。いつかこの小さな命が尽きてしまうときに、後悔がゼロなんてことはないかもしれないけど、飼い主として一生懸命考えた選択の末でなら、きっと受け入れられるんじゃないかな。

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