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#DNトーク大阪「令和新時代のビジネス戦略ガイド」参加レポート(前編)

仕事もそこそこに観たいものを観て、食べたいものを食べて、会いたい人に会えた4日間の東京出張から帰阪したその足で枚方市に向かい、トークイベント「クリエイティブで生きていくっ! 令和新時代のビジネス戦略ガイド」に参加しましたので、そのレポートをお届けします。

といっても、膨大な情報量なうえメモと頼りない記憶力がソースですので、詳細は「#DN大阪トーク」でツイート検索してください。

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さて、枚方は「ひらかた」と読みます(市のHPにも「マイカタちゃいます、ひらかたです。」とある)し、放出は「ほうしゅつ」でなく「はなてん」だし、野江内代は「のえうちよ」ではなく「のえうちんだい」で、雲雀丘花屋敷は……閑話休題。

イベントの開催場所は「ひらパー」の名で親しまれる「ひらかたパーク」の最寄り駅となる枚方公園駅から徒歩約5分、雑貨店・食品店・パン屋などが入った商業施設「鍵屋別館」4階のコワーキングスペース「SHINCRU(シンクル)」。窓の外には淀川河川敷が広がる気持ちのよいスペースです。

トークイベントの登壇者は次の3名

ディレクションLABO発起人、ともに挑む人  セキ リョウスケさん

ドラゴンボールビジネス論が話題  Andyさん

本日はマスクを家に置いてきた  上司ニシグチさん

受付では浴衣姿のスタッフと、オリジナルデザインのラベルが施されたカップ酒がお出迎え(企画:@MIKA75328734 さん)。その場で缶を開けることは、さすがに控えましたが、これはテンションがあがります。

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イベントはオープニングムービー(制作:@B4ka1saku さん)で開幕。その後、セキさんの人柄がダダ漏れしたマジメな挨拶、働き方を交えた3人のプロフィール紹介もそこそこに、3部構成のトークに入っていきます。


まずは「昭和・化石の価値観をぶっ壊せ!」

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・私のブラックワーク経験談
セキさん:制作会社時代は毎日が〆切みたいな状況で、完徹してしまうと次の日はまともに仕事ができない。一日3時間寝れば次の日もなんとか働ける!……それに気づいたことにテンションがあがってしまっていたw

ニシグチさん:1・2社目とも大企業だったので、働き方は守られていた。ブラックな働きかたは、ぶっちゃけない。

Andyさん:映像ディレクター時代は10日間連続ぐらい会社に泊まり込んだこともある。好きなことをしているため麻痺していた部分があった。
・大企業信仰の崩壊
ニシグチさん:そこ(大企業)しかしらなかったので、外に目を向けだした。大きな組織の中にいると「できている/できていない」が分からない。

セキさん:クライアントの大企業には優秀な人もいればそうでない人も多くいた。大きな規模の仕事ができるというメリットはあると思うが、人という点で観れば会社の大小はないと思ったので、憧れたり働きたいと思ったことはない。

 Andyさん:大企業が悪いということではなく、優秀な人から辞めていき抜け殻となる可能性の高い大企業を盲目的に信じるのは危険、ということ。
・とにかく3年神話
ニシグチさん:まず3年間は…という話とはズレるが、東京でよく聞いたのは3年単位で転職を繰り返すことが当たり前、という話。そういう気持ちはあってもいいのではないか。

 Andyさん:1日10時間で3年間と考えると約1万時間。よく言われる一人前になるための時間=1万時間の法則と合致するので理にかなっているといえる。ただ、1万時間を何に使っているかがポイントで、無駄な作業を盲目的に3年間することに意味はない

Andyさんからは、時給に計算したら282円だった!(※)なんて話も。
どんな環境にもメリット/デメリットはありますし、自分のキャリアステージや目的によって同じ会社・職場であってもメリット/デメリットが変わることだってあります。吹けば飛ぶような広告制作会社でディレクター兼デザイナー兼営業をしていた、金銭的にも時間的にも恵まれているとはいえない就労環境は(少々長く勤めすぎた部分はあるが)、自分にとって必要なステップだったと思っています。その会社で何のために働くのか、何を成し遂げたいのか。仕事をするうえでの優先順位を持てているかどうか、がポイントということでしょうか。
※時給280円はざっくり計算なので、あくまでネタとのことです(当時の手取り21万円÷31日=日給6774円、徹夜に近い状態が続いたので6774÷24時間=時給282円)。

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続いて「平成・ゆとりの亡霊を追い払え!」

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・フリーランスor会社員
ニシグチさん:中間ぐらいの働き方がいいと思う。増えてくると思うし、来月からそのように働きはじめる。企業側も人を雇うことがリスクになっていると聞いている。

 セキさん:フリーランスが最高!とは思っていないが、常に一番いい働き方/生き方を追求しているので、組織でないほうがやりやすいと思っている。

 Andyさん:自由そうだから、流行っているからといった安易な理由でフリーランスを選択することは危険
・好きなことで生きていくの功罪
セキさん:ある意味、優れたキャッチコピーというか破壊力がある言葉だとは思っている

Andyさん:誰もがそうしたい。そのために見えない部分の努力が重要。一方、SNSなどで目にしているのは、誰かの「成功した結果」だけ。それを見て簡単に飛びつく/できると思っているのではないか。やりたくないことをしないための言い訳にしてしまうと何も成せない

ニシグチ:まさにそうで、都合よく解釈しすぎ。やらないことを増やしているだけの人が多い気がする。
・SNSが変えたビジネス戦略
ニシグチさん:最初はfacebookで食べたラーメンをあげていただけw インスタは毎日アイデアを投稿する(IDEA POST)目的。意識したのはTwitterを使いはじめてから。Twitterと親和性が高いnoteもうまく機能している。ただ、無暗に発信すればいいというものではなくて、クォリティが伴ってないと逆に信用を損なうリスクがある。

セキさん:ビジネス目線では使っていない。ふと思ったことや、日頃考えていることを投下して、反応を見るというゲーム的に使っていた。どうしたら「いいね」がつくのか/リプがくるかなど、内容や投稿時間などを色々試した。仮説と検証を繰り返すという仕事上の癖もあると思う。いまは投稿前にどれぐらい「いいね」がつくかが分かるし、ほぼ当たる。

Andyさん:「SNSをやっていれば仕事が来る」は危険な思い込み。目的を意識するからツールが生きる。思考停止したまま使っていても意味がない。自分なりの使い方をみつけた人が強い。

昭和編と平成編を通じて、言葉は違えど繰り返し語られていたのは「軸」はあるか?でした。では、どうしたら「軸」を持てるのか、強くできるのか。それは「問い」を立て続けることなのかな?と思いましたが、どうなんでしょうか。「問い」を立てるって、答え考えるよりはるかに難しい……。

本題である令和編、そして明らかになるDN祭の「DN」に込められた驚きの意味は、続く「後編」にて。

まったく戦略的に使っていませんが、ゆるゆるとTwitterもやってます。
つながれると嬉しいです!


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