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ビットシリーズ19周年記念動画の解説

こんにちは、でんたくです。
この度「ビットシリーズ19周年動画」を投稿させていただきました。
ご覧いただけたでしょうか?
まだ見ていない!という方はご覧になってから、自分で考察してみたい!という方は自分なりの答えが出てからこちらの解説文を読んでいただければと思います。

使用曲について

今回動画に使わせていただいたのは、魔王魂さんの「シャイニングスター」です。

今年はひたすら明るい感じにするぞ、と思っていたのでこの曲は私的にピッタリ。

動画のメインテーマについて

今回の動画は、来年の20周年に向けての大事な一年。
そして時空編(私はそう呼んでる)から10年という節目で、"時間" "時代"というものを大事にしてみました。

で、その時間や時代をどう表現しようかと考えていた時にコンピュータの歴史と一緒にビットの歴史を流せば時代の流れというものがなんとなく伝わるのでは?ということを思いつきました。
近年のコンピュータの進歩は著しく、10年であっと驚く技術が発表されたりします。

なのでパソコン画面(Windows)を模した映像を使ってみたわけです。
Macユーザーの方々、ピンとこなかったですね…。
私窓ユーザーだから!!すまんな!!(開き直り)

これは完全に余談ですが、パソコン画面を模したものを映像に使おうという発想は映画「search」から得ました。

この映画、画面の構成や物語の謎解き性と本当面白かったので是非見てみてください。以上宣伝でした。

動画の解説

これから本編です。各パートの解説をしていきます。

オープニング

まずどこまでオープニングやねんって感じなんですけど、一応再生ボタンに模した「▶」をクリックしたところまでがオープニングです。
いや、オープニング長いわ!!
すいません、なんか毎回オープニング長いですね。
動画全体の何割食ってんねんって感じですよね。
私のやりたかったことの殆どをオープニングに詰めてしまったので許してください。

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はじめに映った動画は昨年投稿した18周年動画のエンディングです。
この演出は17周年動画から続けているものなのでお約束として入れています。
アバンタイトル的な感じですかね。
あえてYouTubeの再生画面をキャプチャーしたものを使っています。
(タスクバー何とかならんかったんか)

そして画面が乱れ(貴方のPCは正常です)パッとついた画面はかつてのWindows95の画面。

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私が初めて使ったパソコンOSはWindows95です。
続けて聴こえるあの音!
みなさん、聞き覚えありませんか?
もしかしたら小中学生は知らないかもしれない、ダイヤルアップ接続の音です。(ダイヤルアップ接続とは、電話網を使ったネットワークの接続方法の1つです。)

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プー、ピポパポパピピポピポ、ピーピーヒョロロロ、ピーブピーーザーーーーーー
って感じですね(は?)

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インターネットに接続して現れる「▶︎」
「▶︎」が徐々に現れるのは当時の画像の読み込みの遅さを再現してます。
今と比べるとダイヤルアップってめっちゃ遅いんですよ…。
光回線はダイヤルアップの3万倍以上も早いらしいです。
もうわけわかんねぇ。

オープニングはここまで。
次のシーンから本編スタート!!

本編

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スクリプトを弄ってる風の演出で音楽登場。

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天才ビットくんの拠点である「ビットランド」のフォルダを作成。
コンピュータ内の日付を放送開始時2001年4月6日18時に設定。

そして次のシーンで背景が変わります。
これはもうみんなお馴染みなのではないでしょうか…?

そうです、Windows XPです!

2001年の秋、一般向けにリリースされたXPは長きに渡ってユーザーに愛され、2014年にサポートを終了しました。

私もXPには沢山思い出があります…(以下自分語りなので割愛)

背景の写真、要するに壁紙。
この写真はXP時代の草原風の写真です。(分からない人は「WindowsXP 草原」でググってみよう)

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(Photo by ぱくたそ)

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ミクのターン。
ミクの画像が「ユメール王国」というフォルダに格納されたのは、ユメール王国を救いプリンセスとなったミクさんを表しています。
そしてその「ユメール王国」というファイルはロックして他からはアクセスできないようになっています。

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次はリオとケメコのイラストです。
この絵見たことある!と思ったそこのあなた!
あなたは私をよく見ていますね!
この動画では恥ずかしげもなく過去絵を使っています。
新規絵描くのしんどいですからね、仕方ないですね(そこは横着するでんたく)

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トーヤのターン。
シャビのpsdファイルができてますね。
何故psdファイルなのか。
実はそこまで深い意味はないです。
トーヤがシャビの絵を描いてあるシーンとかもあったので、Photoshopで描いてるのかなぁっていう、それだけです。完全なる妄想。

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ミオとカイのターン。
今回の動画はメインティーンキャラ縛り的な感じなんですが、時間と空間が余ったのでカイにも出てもらいました。

少し画面が乱れる演出は、別の時間に行ったミオとカイということで、時空が歪んでるなぁという感じの意味を込めてみました。(語彙力)
蛇足だったかなぁ。

そしてここで何気に背景が変わりました。

この背景は今なお根強い人気があるWindows7風のものです。
2009年秋に一般向けがリリースされ、今年の1月にサポートが終了しました。
2020年1月現在、世界のOSシェアでWindows10(57.1%)に続くシェア(25.6%)を占めています。(「Net Applications」より)

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ヒロキのターン。
「Dream Dungeon」の実行ファイルを削除し、みんなの夢が詰まった「夢世界」の圧縮ファイルを復元しています。
こんな感じで2年の夢時代を3行に凝縮しました。

そして、みなさん気付きましたでしょうか?
左右の黒帯が消えていることに。
これはコンピューター史というよりテレビ史のお話です。
1953年より続いていたアナログ放送。
そんなアナログ放送は2011年7月24日(岩手県、宮城県、福島県は2012年3月31日)を以ってその歴史に幕を閉じました。
その歴史を、動画画面が4:3から16:9になったという変化で表してみました。

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レンとゾースのターン。
レンの画像は「.svg」ゾースの画像は「.jpeg」という拡張子になっています。(動画誤字ってるのはゆるして)
svgがベクターデータ(別名ドロー形式)である一方、jpegはビットマップデータ(別名ラスター形式)です。
ベクターデータとビットマップデータって何が違うの?という人もいるかもしれないので簡単に解説!
ベクターデータは、画像を点の座標などの数値データから計算で再現するもので、拡大してもそのままの画質が保たれます。
ビットマップデータは、小さな点が沢山集まって画像を作るものです。こちらは拡大すると画質が荒くなっていきます。
つまりこれはスムージングするレンと、ビキュボンするゾースを表現してるんですよね。

余談ですが、レンの画像は初めjpeg形式だったイラストをsvg形式に変換したものをスクリーンショットしたものを使っています。
細かい色を表現できるのがjpegの利点ですね。

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元データ(jpeg)

キャプチャ

svcに変換したものをスクリーンショットしたもの

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レオとナイアのターン。
遂にパソコンからスマホになりました!
Twitterでアンケートを取ってみましたが、YouTube見るのも圧倒的にスマホの方が多いみたいです。
時代だなぁーーーー(大の字)

キャプチャ1

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最後にこの企画の為にTwitterとpixivのフォロワーさんに描いていただいた絵の登場。
絵を描いてくださったみなさん、この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

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そしてエンドロール!
このカラフルな背景はなんだろう?
全部言っちゃうのも面白くないですし、そこは是非自分自身で考えてみてください。

ここまででいくつか出てきたファイル名ネタはあくまでネタで、実際のファイル名は違うんですが、最後のこの「2020ED.mp4」だけは本当です。↓

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最後監督名が真ん中で止まるってやつ、やりたすぎた。

エンディング

エンディング、実はこれ第二案のものでして…。
既に第一案の動画は撮影済みだったのですが、ネタは新鮮な方がいいので、急遽撮影したものを採用しました。

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私の使っているキーボードはあんまり音が鳴らないのでキーボードの音もクリックの音もオール効果音です。
フリー効果音最高!

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メールのシーンは、実際にリマインダーメールとして一年後の自分に送りました。
忘れた頃に届く。

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毎年恒例のラストメッセージは

過去、現在、そして、未来へ、

このメッセージをどう受け取るかは、視聴者さん次第です。

以上、「天才ビットくん19th/ビットワールド13th記念ファン動画」の解説でした。
いかがでしたでしょうか。
良ければ感想とかお聞かせください。

来年アップロード予定の20周年動画が、合作として私が作る最後のビットシリーズ記念動画になります。
それに向け、今年度もいろいろインプットして行きます。
暗いニュースが多い今、少しでもこの動画を見て明るい気持ちになっていただけたら制作者としては本望です。

おまけ

この動画を作るにあたって書いた制作メモがあるのですが、それを晒してこのnote締めることにします。

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おわり

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