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【書評】 心に刺さる、印象に強く残る 超・引用力

心に刺さる、印象に強く残る 超・引用力

心に響く言葉で、相手の心を動かす! 超・引用力とは?


「もっとうまく話せたら…」

ビジネスやプライベートで、誰もが一度は抱いたことのある願いではないでしょうか?

説得力のあるプレゼンテーションで、クライアントを納得させたい。 心に残るスピーチで、聴衆を魅了したい。 大切な人に、自分の想いを伝えたい。

しかし、いざ言葉にしようと思うと、うまく表現できず、もどかしい思いをした経験はありませんか?

そんなあなたに朗報です!

本書『心に刺さる、印象に強く残る 超・引用力』は、「引用」という武器を使って、自分の言葉に信頼性を与え、人の心に刺さり、相手に行動を促すための秘訣を伝授してくれる一冊です。

著者である上野陽子氏は、コミュニケーション・アナリスト、翻訳家として、世界中のあらゆるスピーチや言葉を研究してきたスペシャリスト。

その中で、人の心を動かす話し手には共通点があることに気づきました。

その共通点の一つが、「引用がうまい」ということです。

スティーブ・ジョブズのように、卓越した話し手は、自分の伝えたいことばや話に「引用」を加えて、内容を補強し、鮮明なイメージを残し、信頼性を高め、シンプルに、本質を突いた話に仕上げていくのです。

ひとつのフレーズを生かすことで、心に響くストーリーを生み出し、人を動かすことができるようになります。

本書では、

  • 引用の引き出しのつくり方

  • インプットの方法

  • アウトプットの方法

など、引用力を高めるための具体的な方法を解説しています。

特に注目すべきは、**第5章「『引用の引き出し』を作る習慣」**です。

本書で強調されている「引用力を高める力」とは、単に名言やセリフを用いるだけのことではありません。

伝えたいことを深く相手の心に残すため、「聞き手に合った」あらゆる「効果的な」引用をすることが重要なのです。

そのための具体的な方法が、以下の3つです。

1. 「気にとめる」という習慣

私たちの周りには、活字や音、映像など、さまざまな情報があふれています。

しかし、普段から「気にとめる」「見る・聞く」という習慣を身につけていないと、それらはするっと流れていってしまうかもしれません。

「気にとめる」とは、「意識的に情報収集を行うこと」です。

「気にすることを、気にしておく」だけで、いろいろなことばや情報が蓄積されていくということです。

2. テーマを持ってまわりの情報を見る

なにかを意識しはじめた途端、驚くほどそれにまつわる情報が入ってくるようになったりするものです。

同時に頭のなかでもあれこれ考えることになるので、意識したもの同士がつながっていき、新しいアイデアが生まれてくるというような相乗効果も期待できそうです。

テーマを持って情報収集することで、より質の高い引用を見つけることができるようになります。

3. テーマを持つことを習慣にする

脳は、自分が重要だと思っているものをフィルタリングして、認識していると言われています。

ですから、自分が今どういうテーマ、目標、目的を持っているかを意識することで、より自然にその情報を自分の中に取り込んでいけるようになります。


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本書を読んだ感想として

本書を読んだ感想は、一言で言って「目から鱗が落ちる」ような衝撃を受けました。

これまで、引用というと、偉人の名言や難しい言葉を使うものだと思っていました。

しかし、本書で紹介されている引用は、身近な言葉やエピソードを使って、親しみやすく、わかりやすく伝えることができるものばかりです。

また、引用の選び方や使い方についても、具体的に解説されているので、すぐに実践することができます。


本書は、引用力を高めてコミュニケーションスキルを向上させるための重要な手引きを提供していますね。

引用力とは、印象的な引用や言葉を使って相手の心を動かし、伝えたいメッセージをより深く、効果的に伝える能力です。そのためには、引用の引き出しを豊富に持ち、適切なタイミングでそれを使うことが欠かせません。

特に、周囲の情報や言葉に意識的に気を配る「気にとめる」習慣や、テーマを持って情報を収集することの重要性が強調されています。

これは、情報の吸収やアウトプットの質を高める上で欠かせないスキルですね。また、意識したテーマや目標に焦点を合わせることで、自然にそのテーマに関連する情報や引用が集まりやすくなる点も興味深いですね。

本書を読んで感じたのは、コミュニケーションは単なる情報のやり取りだけではなく、相手の心に響く引用や言葉を使って深い印象を与えることが重要だということです。

引用力を高めることで、より説得力のある話し手になることができると感じました。

本書は、日常の中で意識して情報や言葉を吸収し、引用の引き出しを豊かにすることの重要性を伝えています。


本書を特におススメしたい人

  • プレゼンテーションやスピーチで、もっと説得力のある話をしたい人

  • 文章やブログで、より多くの人に読んでもらいたい人

  • コミュニケーションをもっと円滑にしたい人

  • 人の心を動かす言葉を知りたい人


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本書のまとめ

本書は、コミュニケーションのスキルを高めるための貴重な指南書です。
著者である上野陽子氏は、自身の豊富な経験を通じて、引用力の重要性とその育成方法について深く掘り下げています。

この書籍は、引用力を養うことが単なる名言やセリフの使用に留まらず、相手の心に響く適切な引用を見つけることにあることを強調しています。
引用力は、コミュニケーションの中で自分の主張やメッセージを強調し、理解を深めるための重要な手段です。

著者は、引用力を高めるための習慣や方法を具体的に解説しています。  まず、「気にとめる」という習慣を身につけることが重要であり、日常生活で周囲の情報や言葉に意識的に注目することが引用力を養う第一歩です。
そして、テーマを持って情報を集めることや、意識的に情報を取り入れることで、自然に引用の引き出しを増やしていくことができます。

また、著者は引用力の向上がコミュニケーション能力の向上に繋がると述べています。自信を持って自分の伝えたい内容を効果的に伝えることができれば、より魅力的で説得力のある話し手になることができるでしょう。

本書は、引用力の重要性を理解し、それを養うための実践的な方法を提供しています。読者が引用力を身につけることで、より効果的なコミュニケーションが可能となり、ビジネスやプライベートの場面で成功を収めることができるでしょう。


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