【全文無料】CL札幌に向けたピジョット型ドラパルト解説
〈自己紹介〉
はじめまして。「やまいも」(@yamaimo_pokemon
)と申します。ポケモンカードのスタンダートレギュレーションを主にプレイしております。
この記事を通し、何か有益なものを提供できれば幸いです。
今回のコンテンツは以下の通りになります。
◼️ドラパルトexの評価
ドラパルトexの特徴は大きく分けて三つあります。
①高い耐久力を誇る
まず、HPは320、その上タイプはドラゴンであり弱点を持ちません。現状の環境デッキのほとんどの攻撃を一回耐えることができます。現環境で見るポケモンだと、トドロクツキexや、チラチーノだけなのではないでしょうか?
これは、リザードンexにも言えることですが、場持ちがいいアタッカーはそれだけで重宝します。相手が二回技を打って、サイドを2枚回収する間に、こちらは2以上の枚数のサイドを取ることができる可能性を秘めていることになります。
また、後述する②のダメカンを乗せる技とも相性が良く、耐久を生かしながら相手の盤面をコントロールするターンを一体で稼ぐことができます。
②相手の場に26個のダメカンを置くことができる
ドラパルトexはわざファントムダイブで、バトル場に200ダメージを与えつつ、相手のベンチポケモンにダメカン6個を好きなように乗せることができます。また、ドラパルトexは2進化ポケモンであるため、とくせいステラヴェールを持つジラーチでは防ぐことができません。
つまり、このファントムダイブという技は相手の場に確実に26個のダメカンを置くことができる技であると言えます。
現環境は、強力な特性を持つ進化ポケモンが多く、そのポケモンの元となる低HPのたねポケモンを採用しているデッキがほとんどであるため、このわざの環境へのメタ能力はとても高いと言えます。
③進化元のドロンチがリソースを稼ぐ特性を持っている
特性ていさつしれいをもつドロンチが収録されたことも今回の追い風になっているのではないでしょうか。これまで、中間進化でなおかつリソースを稼ぐことのできるカードはとくせいリファインをもつキルリアくらいでした。中間進化によってドローができるため、ドラメシヤの展開が手札を増やすことにつながるようになりました。
しかしながら、この特性を過大評価してはいけません。リファインのように、カードをトラッシュすることができないため、山札の圧縮に繋がらず、デッキボトムに送ったいらないカードも何かしらのサーチ手段を使えば撹拌されます。
◼️調整を行ったデッキリスト
◼️各種カードの採用理由
◆ポケモンの採用理由
・ドラパルトex 3枚
メインアタッカー。サーチ手段や、釣竿などもあるため、枠との兼ね合いで3枚。
・ドロンチ 2枚
前述のように、このカードは負担にならない中間進化と解釈しています。もちろん3枚以上採用することで自身の盤面強化にはつながります。
しかしながら、ふしぎなあめの優先度の方が高く2枚。ドラパルトデッキは最速で、ファントムダイブを言えれば言えるほど強いデッキだと思うので、あまりこのポケモンに乗ることに重心は置かなくていいかと思います。
・ドラメシヤ 4枚
メインアタッカーのたねであるため、縦引きで引きたい+盤面に揃えたいため最大枚数採用
・マナフィ
デッキの特性上、序盤はHPラインの低いポケモンがたくさん並び、げっこうしゅりけんなどで盤面崩壊が起こる可能性が高いのでケアのために一枚。
・ピジョットex 2枚
このデッキのシステムポケモン。山札から好きなカードを持ってくることができるため、相手に合わせて器用に対応できる。
また、ドラパルトexはエネルギー要求が高く、ふしぎなあめや、ドラパルト本体といった育てるために必要なカードをピンポイントで持ってくることができる唯一無二のカードです。
・ポッポ(なかまをよぶ) 2枚
シティリーグ入賞構築で、HP60のポッポの採用も見られました。ミラーを考慮しての採用だと思いますが、展開につながるこちらのポッポの方がその他のデッキに対しての盤面形成能力が高いのでこちらを選んでおります。
・ピィ 1枚
後攻の1ターン目に手札を増やすためにいれています。なかよしポフィンから出せることも評価が高いです。
また、ドラパルトexは基本的に手札からエネルギーを加速していくため、序盤は逃げるエネルギーを張る余裕がないです。もともと逃げるエネルギーが0のピィの採用は、最速の動きの補助になります。
しかしながら、HP30のポケモンであるため、ミラーやロストデッキの際は展開せず、序盤のリソース稼ぎはロトムVで行うことも心がけてください。
・ロトムV 1枚
前述しているピィと役割が被ることが多々ある、サイドを2枚取られるポケモンであるため積極的に出したくはないことから一枚採用としています。
森の封印石とのパッケージはとても強力ですし、ピィ→2枚目もありかと思います。お好みで。
・かがやくフーディン
ドラパルトexの強みである「ダメカンを26個置くことができる」と最高にシナジーの合う一枚。
・ルギアvstarデッキのレガシーエネルギーやギフトエネルギーを避けることができる。
・200点与えたポケモンにペインスプーンで載せ替えた20+2回目のファントムダイブ60点でvstarや、ピジョットexを気絶させることができる。
・デヴォリューションなどと合わせて、小物の複数どりがしやすくなる。
◆グッズの採用理由
・なかよしポフィン 4枚
初手で抱えておきたいカードであるため4枚。
・ネストボール 1枚
たねポケモンのほとんどがHP70以下であり、ロトムを積極的に出したいデッキ訳ではないので、他に枠を優先し1枚。
・ハイパーボール 4枚
とくになし。
・大地の器 2枚
二色のエネルギーが必要であり、メロコでエネ加速を行うこともあるため、エネルギーサーチ+手札を捨てられるので相性のいい一枚。
・ふしぎなあめ 4枚
何度も申しますが、このデッキは最速でファントムダイブを打つことが強いです。ピジョットexも採用しているため4枚
・カウンターキャッチャー 2枚
現環境では、ドラパルトexの攻撃一回で倒し切ることができる相手が少なく、追いかける展開になることが多いです。ペインスプーンなどであとから回収していけますので、もともと200点与えた相手に対してもう一回200点を当てるのは非合理的です。
(例)ルギアvstarに二回殴ると
280-400=-120 120点分損しています。
このデッキは相手の盤面にダメ感があればあるだけコントロールがしやすいので、他のポケモンに200ダメージは与えておきたいです。
しかしながら、ドロー系のサポート(ナンジャモ、メロコ)を使う機会が多くボスではなくグッツで呼びたい。
裏を呼ぶ手段として2枚採用。
・すごいつりざお 1枚
2枚欲しいカードではありますが、メロコで炎エネルギーはトラッシュからつけることができるので、ハイパーボールや、大地の器でのトラッシュさえ気をつけることができればあまり打つ必要はないかと思います。
山確認は、大事にしてください。
・改造ハンマー 1枚
ダメカンをまく、デヴォリューションを使うという中で必ずといっていいほど課題となるのがミストエネルギーの存在です。同じく特殊エネルギーメタとしてシンオウ神殿も採用していますが、あちらは手札に嵩張る恐れがあるので一枚採用としています。
また、チラチーノのエネルギーをトラッシュすることができるので、チラチーノによってドラパルトexが一撃で倒されるリスクを減らすことにもつながる一枚です。
◆サポートの採用理由
・ペパー 4枚
序盤の展開から、終盤のカウンターキャッチャー、ヒーローマントサーチにまでつながるカード。グッズも、ポケモンの道具も多めに採用しているためどのタイミングでも強く使えます。
・ナンジャモ 2枚
手札干渉札として。こちらも序盤〜終盤にかけて強いサポートです。3枚目、もしくはつつじなどの採用も検討していいと思います。
・メロコ 2枚
手札を増やしながら、炎エネルギーの加速もできるため重宝します。手札から貼るエネルギーは、このカードを使えるということを念頭に置いて選んでください。
・ボスの司令 2枚
カウンターキャッチャーとあわせて計4枚のベンチポケモンを呼び出すカードの採用になるようにしています。
・スグリ 1枚
入れ替えと打点補助ができる優秀な一枚。このデッキは逃げるエネルギーの確保が難しいのでいれかえモードを使いますし、打点補助モードではドラパルトの攻撃でたねex・Vを気絶させることができます。
◆ポケモンの道具の採用理由
・がくしゅうそうち 1枚
このカードを装備させておけば、バトル場のドラパルトが気絶しても、メロコだけでエネルギーを満たすことができるようになります。
・森の封印石 1枚
ペパー→確定サーチの流れもできますし、ピジョットやドラパルトが立ちやすくなります。ロトムを抜くならもちろん抜いていいですり
・デヴォリューション 1枚
ダメカンを撒く特性との相性が非常にいいです。2枚欲しいですが、打つタイミングを早まらなければ一枚で事足ります。
・ヒーローマント 1枚
本環境は、ミラーやルギアとの対戦が増えると予想されます。420のドラパルトや、デヴォリューションをされても生き残るHPにドラパルトやピジョットを強化できるので、このカードは今採用するべきだと思います。
欠点として、ロストスイーパー一枚で無駄になってしまうことでしょうか。ナンジャモなどと絡めながら使うといいです。
◆採用検討カード
・こだわりベルト・まけんきはちまき
スグリと同様であるため。
・かがやくリザードン
ドラパルトで30点乗っけておけば、280点も出ます。フーディンの方がコンセプトに沿った採用かと思いますが、リザードンにも強みはあるので試してみてください。
・ワタル
ドラゴンポケモンを3枚持ってくることができるサポートですが、ドロンチを重視していない、終盤腐ることからも採用していません。
・ルチャブル(フライングエントリー)
特性でダメカンを1個ずつ、乗せることができるため、HP70のポケモンを一気に倒しきるなどに使えます。ただしベンチスペースも埋まってしまいますし、フーディンで似たことができるので不採用。
・ネオアッパーエネルギー
一枚で技の要求は達成できますが、シンオウ神殿のシェアが伸びており、また耐久力が魅力で場持ちが良いドラパルトですが、改造ハンマーなどでエネルギーを割られて仕舞えば、動けないターンが生まれてしまいせっかくの強みを活かせないと考え不採用
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。このデッキリストをプロトタイプに、ぜひ使ってみてください。イイネ励みになります。ぜひお願いします。また、次回の記事でお会いしましょう。
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