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国名を耳にすると思い出すこと

私は以前、留学生寮の管理人をしていた。
そこは留学生寮ということで、世界中の国々から学生が来ていた。
職場は面白く、出来ることならば70過ぎまで細々と働けたらいいなと思っていたものの、色々な契約上の問題からか、閉鎖が決まり退職することになった。

時折、ニュースで不安定な状況が続く国々を目にする。
ロシア、ウクライナ、イスラエルなどなど。

イスラエル人は、寮で初めて会った。
初めて見たという方が正確かも知れない。
「これがイスラエル人なんだ~。」と思ったことを覚えている。
イラン人は、私の中では気難しそうなイメージがあったのだが、
二人とも、ケラケラとよく笑うとても明るい学生だった。

台湾と中国の学生が雑談している姿。
ロシアとウクライナの学生が雑談している姿。
遠くから学生同士が仲良く楽しそうに話す姿をみるのが好きだった。

戦争は、年寄りが起こして若者が死ぬ。
誰が言った言葉だろうか。

人は国名から人をイメージしがちだけれども、一人一人は違っていて、ひとくくりには出来ない。
そういうことを頭では無く経験として学んだ。
大切なことは、「頭ではなく、経験として学んだ。」ということ。

ニュースで国名を耳にすると、今どうしているかな?と思い出す時がある。

それぞれが、小さな幸せでよいから、安心できる環境で暮らしていてくれたらなあと願う。

また機会があれば、留学生寮の管理人をしてみたいなと、思っていたりして。

おやつは、「出町ふたば」の豆大福












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