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ヒヨの好きな木の実

毎朝の散歩の時、周囲の風景を楽しみながら歩くことが好きだ。
季節は冬になり、家の周辺の木々には冬の渡り鳥がやってきている。
私は野鳥には詳しくないが、ヒヨは鳴き声に特徴があるのですぐに分かる。
表現の仕方は悪いけれど、首を絞められたような苦しそうな声で鳴くのですぐに分かる。
見上げながら「今日も苦しそうに鳴いているねえ。」と思う。

そのヒヨがよく止まって実を食べている木がある。
私は木の種類には詳しくないので何の木かは分からない。
今朝もヒヨがその木の実を食べていた。
器用に殻を落とすので、木の下には殻がたくさん落ちている。
ハトムギに似た実だ。
名前を知らないので「なんちゃってハトムギ」と名付けてみた。
これはヒヨドリの好物らしい。

ごちそうさまでした。
たくさん食べて冬を乗り切るんだ

ところで、我が家の建物沿いには南天の木が植えられている。
私はここを「難を取り払う南天(=難を転ずる)ロード」と名付けている。
ここを通ると、全ての難をこの南天達が取り除いてくれるのだ。
そして家のドアを開けるころには、全ての難は消えている。
ありがたや。ありがたや。
そ~んなことを思っていたりして。

さて私は、ヒヨドリがその南天の実を食べることを知っている。
しかし現時点で南天の実はほとんど手がつけられていない。
ふと考えてみた。
おそらく彼らの中で食べる順序があり、まずは「なんちゃってハトムギ」を消費して食料が減ってくる真冬の頃、南天の実を食べるのかと。
実際のところはヒヨドリに聞いてみないと分からないけれどね。

ヒヨの鳴き声を聞くと冬が来たなと思う。
ヒヨに会えた私の楽しみも始まった。






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