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南瓜とマヨネーズ 〜レビューを読んで


レビューを読んで読みたくなった漫画


漫画よりは活字が好きなので
漫画は詳しく無いのですが
たまたま、アマゾンのレビューを読んでいたら
どうしても読みたくなったのが
魚喃キリコさんの漫画だった

南瓜とマヨネーズという作品のレビューにこんな事が書かれていた

・:*:・

絵がすごい
セリフがなくても理屈抜きに感情が伝わる
だからこそモテない男としては
傷ついた
女の人が理屈抜きに所詮
「だめんず」或いはイケメンやチャラチャラした(と男からは見える)
人を好きになる気持ちが分かってしまう
ああ、俺はこの登場人物にとっては風景なのだな
ブサイクな男は皆、風景
努力は無意味
死にたくなりました
それだけの力があります


.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・*.・


物凄いレビューだと思った
そして
あたしは、この男の子は
自分、だとも思った

んと、死にたくなる
というのは微妙だけれども

「世の中ね顔かお金かなのよ」

そんな回文さえあるのが
この世


浅尾美和ちゃんが優勝しなくとも
スポーツニュースが伝えるのは
ルックスが可愛い浅尾美和ちゃん
悲しくとも
それが現実…

トホホ

レビューの彼はあたしだ

うにゅ

それでも、そんな世の中を憂い
てばかりもいられないので(笑)
日々、鏡はなるべく見ずに
心の目で
ぐっとくるもの
きゅいーんとくるものを探したりして
なんとか生きてるんです ぜ


おっかさん(誰?)


・:*:・


そして、あたしは魚喃キリコさんの作品を読み出した

正直、主人公の女の子が恋する男の子の魅力がイマイチ分からない
もしかしたら
やっぱり、いわゆるイケメン
というだけかも…

それでも
そこにあるのは、痛々しいリアルだったり
詩的な文章だったりして
キリコさんの漫画は確かに魅力的だった


あたしは何か「素敵」と感じるものに出会うと
モヤモヤとする

「素敵」なものを「素敵」と感じる、それだけのプリミティブな感情を大切と思う一方で
「素敵」なものを「素敵」で終わらせるのがイヤだ


自分では
このモヤモヤとしたものを
自らが消化する作業を咀嚼と
称し、
できるだけ、その「素敵」を
自分のものにしたい


よく考え、よく捉え
味わい、かみ砕き
自分の血や骨にしたい

それは、文章だったり
写真だったり、詩のようなものたちとして形作られる



レビューの彼よ

君もあたしも
他の誰かにとっては
ただの風景かも知れない

けれども
僕たちのの瞳が映す世界は
僕たちが選択し
自由に形作られていき
それが
他の誰でもない
唯一無二の自分の人生を形作る、


んじゃないかな?


もう一人のイケてない自分へ


・:*:・

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