ばぁちゃんと義妹、二泊三日の鹿教湯温泉旅行 その1

湯治が出来るし、高齢者のリピーター率が80%以上ってことで、以前から泊まってみたかった。鹿教湯温泉斉藤ホテル。
2ヶ月以上前に残り3室って時に予約した。

事前に日程や行き先を、ばぁちゃんには伝えていたが覚えてはいない。
何回も繰り返し言い続けての出発の今日。
今回は、義妹が一緒。
弟は、自営業。日々の生活や仕事を義妹に頼り切っている。
だから、義妹が旅行に行くのは嫌がるのだ。
しかし、今回は事前説得のお陰で出かける事ができた。

2、3日前からばぁちゃんからの電話が鳴る。
「いつ出かける?」
「どこに行く」
と言う内容。
その度に、
19日に出かけることと、長野県の鹿教湯温泉であることを話す。
が、また暫くすると掛かってくる。
認知症だから仕方ない。

そして、朝。
出発は午前9時。
午前7時くらいには、携帯が鳴る。
予想通り、ばぁちゃんからの確認の電話。
9時出発を伝えるが、その後も掛かる。
認知症だから、不安になるんだよね。

実家に着くと、義妹が荷物を用意してくれていた。
いつも母の荷物は、
もしも暑かったら、もしも寒かったらと
たくさん衣服を思っていくから。
ばぁちゃんとは、公共交通機関では旅行に行けないなぁ

思ってしまう。

あれこれあるけど出発。
鹿教湯温泉までは我が家からとにかく北上。
今日のプランでは、ひまわりの湯近くの大柳と言うお店で昼ごはんを食べて
昼神温泉で花桃を見て
中央道に乗り鹿教湯温泉を目指す。
Googleさんでは、約4時間。
多分それよりかかるだろう。
だって、高速運転が久しぶりの私が運転するんだもの。

なんだかんだと会話しながらの車内。
ばぁちゃんは、同じ内容の会話が多い。
けど、
それを初耳みたいに受け答えする。
1時間くらいの道の駅でトイレ休憩。
の前の畑の周りに、花桃が10本以上満開の場所があった。
「あっ、すごく綺麗だよ」と義妹。
「ほんとだ」と
ゆっくり走る。
「あれっ?パトカーがたくさん停まってるよ。」
「なんかあったのかねぇ?」
すると、目に入ってきたのは
速度違反の取り締まりの機材と
椅子に座って見ているお巡りさん。
花桃さんのおかげで、捕まらずに済んだ。

続く

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