ベリンガムの特徴について

今季レアルマドリーに加入して、早くもチームの顔になっているベリンガム。そんなベリンガムの特徴って何だろうって考えたが、言語化するのが難しいなって。
特徴だから簡単に言えばドリブルがうまい、パスがうまい、ディフェンスが強いなどを当てはめれば良い。
例えば、三笘ならドリブルだし、伊東純也ならスピードとか。
まあとは言っても三笘もスピードあるし、伊東純也もドリブルが出来る。なので特徴と言うよりは、『この選手を一言で表すと何？』の方が近いかもしれない。
じゃあ、それをベリンガムに当てはめようとした時に、『なんかわからんけど得点めっちゃ取るすごいMF』としか頭に出なかった。すごい選手なのは分かってる。けど、何がすごいのか言語化出来ない。

同年代で比較されるムシアラとペドリ

若い時からビッグクラブで強烈なインパクトを残してきた3選手。(まだまだ若いが)
ポジション、年齢的によく比較される事が多いが、優劣を付けるのは難しい。なぜなら、選手の特徴が違うから。
ポジションは似てるけど若干プレースタイルに違いがある。

ムシアラ

W杯のドイツ戦でこのシーンは覚えてる方も多いでしょう。
ムシアラと言えば『狭いスペースをヌルヌルしたドリブル』。三笘みたいなサイドに張って一対一を仕掛けるドリブルではなく、360°どこからでもディフェンスが来る状況で中央をドリブルをすることが出来る。
これだけの密集地帯だと相手に触られるはずだけど、ムシアラはヌルヌル相手を抜いていく。

ペドリ

ペドリと言えば『イニエスタ』と言った方がわかりやすいか。本人もイニエスタに憧れてたしね。
ペドリもムシアラ同様に狭いスペースでドリブルが出来る選手。ただムシアラの方がより得点が取れて、ペドリの方が創造性(アイデア)があって、ゲームメイクに関われるかなって印象。　

このようにムシアラ、ペドリは明確な特徴がある。
※勿論彼らは他のプレーも一級品。ここでは一言で表した場合。

ベリンガム

じゃあベリンガムですよ。何がすごくてこんなに評価されてるのか。正直言うと、ブンデスはフルで見ないのでハイライトとCLとW杯でしかプレーは見たことは無かったです。マドリーに来てからも開幕戦から連続して得点してるけど何が特徴なんだろうって。

「ベリンガムはこれが秀でているってのがない。いわば特徴がないよな。」➡️特徴が無いのが特徴なんだと。

ベリンガムは全部の能力が高すぎて特徴として表れない。
プレステのゲームのように六角形で表すと、ドリブル、パス、シュート、ディフェンス、身体能力など全てをハイレベルでプレーできる。それで特徴が無いように見えてしまっていたのだと。
中盤としてはリベロのようにピッチの様々な所でボール引き出して、散らす。そして二列目から飛び出してシュート、高さもあってヘディングも出来る。
ボール奪われた後のトランジション(切り替え)もしっかりこなして、攻撃で色んな所に顔出すけど、守備になったら気づいたら自分の場所(守備時左サイド)にいる。またその守備を90分間持続出来ちゃう。
ナポリ戦のアディショナルタイムに二度追いして、結局ボールが取れなかった時に、ダッシュで自分の場所に戻るシーンがあって、めちゃくちゃタフだなって。とにかく何でもできる選手。

ああ、スッキリした。改めてベリンガム凄い選手。しかもまだ若い。これからが楽しみと思ったが、私はクレなのでペドリを愛しています。