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高校野球応援歌マニア#国立競技場が甲子園のアルプススタンドと化す#第102回全国高校サッカー選手権決勝#近江高校

国立競技場で『Fire Ball』

新年が明けての1月8日、何気なくTVをつけ流していると聞き覚えの応援歌が流れてきました。

画面に目を移すと『第102回全国高校サッカー選手権決勝戦』が放映されており、そこで流れる応援歌は冬には聴くことの無い曲でした。

その曲の名は『Fire Ball』です。

しかしグランドで躍動している選手の爽やかな青色のユニフォームを確認した瞬間、疑問は解けました。

「なるほど、近江高校か!」

滋賀県の甲子園常連校である近江高校のユニフォームは、琵琶湖をイメージした青色であり、マニアの間では「近江ブルー」と呼ばれてます。
『第102回全国高校サッカー選手権決勝戦』の対戦は、青森山田高校と近江高校であり、爽やかな青色は「近江ブルー」だったのです。

『Fire Ball』は近江高校のチャンステーマです。
甲子園のアルプススタンドで奏でられる『Fire Ball』は、数々のミラクルを演出した曲であり、「魔曲」として他校から恐れられています。

その「魔曲」が国立競技場から流れてきました。

魔曲

「今日の主役はどこですか?」
「近江高校ーーー」
この掛け合いから始まるチャンステーマは、甲子園で数々のミラクルを起こしてきました。

甲子園の試合では、劣勢を跳ね返して大逆転をするような試合が多く、「甲子園には魔物が住んでいる」と言われています。
その甲子園の魔物を召喚する曲は「魔曲」と呼ばれています。

2000年夏の準決勝:智弁和歌山VS柳川で、智弁和歌山が2対6の劣勢を8回に追いつき、延長11回でサヨナラ勝ちした試合で演奏されていた曲が『ジョックロック』です。

諸説ありますが、これが「魔曲」の始まりです。

2000年夏、智弁和歌山高校は全国制覇を果たし、その後も『ジョックロック』は、数々のミラクルを演出する「魔曲」の元祖として不動の地位を築いています。

近江高校の『Fire Ball』は、2022センバツ大会で1回戦のタイブレーク勝ち、準決勝の延長サヨナラ勝ちを演出しており、いずれの試合も劣勢からの逆転勝利であったことから「魔曲」の仲間入りを果たしました。

個人的に「魔曲封じ」と勝手に呼んでいる曲もあります。
2022年夏大会で国学院栃木高校が演奏したドボルザーグの『新世界』です。

国学院栃木高校は「魔曲」のお株を奪うような試合を展開し、見事に『ジョックロック』を封じて智弁和歌山高校を下しました。

アルプススタンドと化す国立競技場

『Fire Ball』以外にも、
・吉沢亮さんが出ているアサヒビールCM曲の『Happy』
・2022年夏甲子園で山田陽翔選手が満塁打を打った時に流れた『アルプス一万尺』
・滋賀県ふるさと観光大使を務めるミュージシャンの西川貴教さんのヒット曲『HOT LIMIT』
などが演奏され、甲子園さながらの雰囲気をTVから感じとることができました。

肝心の試合結果は、3対1で青森山田高校が優勝しましたが、両校とも素晴らしい試合をありがとうございました。

また野球では、センバツ大会に秋季近畿大会でベスト8の近江高校が出場する可能性は十分あることから、出場した際は是非『Fire Ball』もの注目していただけると嬉しいです。

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