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冬のシベリア② ハバロフスク前編

シベリアの旅、目指すは厳寒の地、サハ共和国首都ヤクーツク。
馴染みの無い読者も多いと思うが、サハ共和国はロシア連邦内の極東シベリアに広い国土を有し、豊富な資源に恵まれた国だ。しかしながら冬場はマイナス40度以下は当たり前で、オイミャコンという村はマイナス71.2度という驚異的な気温を叩き出し有名になった。

私は極寒の地で人々は何を食べて生活しているのか気になったので行ってみようと思い至り、渡航ルートを調べた。日本から直行便のあるロシアのハバロフスクからヤクーツクへのフライトが運航されていた。
ロシア自体が未踏だったので、せっかくだからハバロフスクで食べ歩いてからヤクーツクへ向かう旅程を組んだ。


ハバロフスク到着

2月のハバロフスクはかなり寒く、マイナス20度近くまでなるが意外と日本で着ているダウンでもそれなりに外を歩ける(ヒートテックは必須)。

街の至る所に氷のオブジェがある
凍ったアムール川
コンセプトがよくわからない
ヘラジカと筆者
ロシアの細木数子
アルビノのチョウザメ
ロシア正教会



市場

ロシアに入国したらどうしても買いたいものがあった。サハ共和国に向けての装備品の追加調達、いわゆるロシアンハットだ。
モコモコした暖かそうなアレは見た目も魅力的だが、機能性にも優れているという。
私はハバロフスクの市場を訪れロシアンハットを探した。


綺麗に整頓された市場だ


精肉コーナー
ブロック肉を背に読書にふける

東南アジアのような雑多で活気のある雰囲気はなくそこがまたロシアっぽさを感じさせる。

ロシアンハットを調達

帽子は頭頂部で左右のモコモコがピン留めされており、それを外すと昔の戦闘機のパイロットの帽子のように両耳に垂れ下がる仕様だ。

装備品が揃ったので次は腹ごしらえだ。

続く






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