０．はじめに
　ご覧いただきありがとうございます。私は旧帝志望でもなければ国立志望でもないので、他の人と比べたら胸を張って誇らしげに自慢できるような結果ではないかもしれませんが、それでもこの記事を読みたいという方がいるのであれば、その人たちのために少しでも参考になればいいなと思っています。また、拙くグダグダで初めて書く文章なので、ご了承ください。

　みなさんこんにちは初めまして、マツコと申します。私はこの度、独学で勉強し、令和６年度関西大学３年次編入試験に合格することができました。私自身、編入の情報収集の際に合格体験記などの編入界隈の方々の情報発信に助けられておりましたので、需要があるかわかりませんが、少しでも恩を返すことができればと思いこの体験記を書くことに決めました。少しでも参考になれば幸いです。また反響があれば書きたいと思います。

【目次】

１．自己紹介と編入を志した理由

２．試験科目と対策

３．受験併願校

４．試験本番

５．やってみてよかったこと

６．最後に

１．自己紹介と編入を志した理由

　改めて編入試験に合格したマツコです。まず、一般試験の経歴から記載していきたいと思います。私は高校生時代（現役生）はどこからも合格をいただけず撃沈しました。第一志望は立命館大学の文学部でした。その後、関西学院大学文学部を第一志望に浪人をしましたが、数点差で不合格。滑り止めの滑り止めの滑り止めの.…第18志望の学校に通っています。現在在籍している学校は偏差値でいうと３５くらいで、所謂Fランク大学の領域に片足入りかけているレベルの学校です。浪人をしていた分こんな劣悪な環境に来てしまった自分への不甲斐なさと劣等感に苛まれながら2年間という時間を浪費していました。
そして、編入を志した理由は、もちろん上記に記載した学校からの脱獄です。自分は学歴コンプレックスの払拭や一般試験のリベンジだとかというよりも、今の学校からはやく逃げ出したいという想いがかなり強かったです。そういう意味ではどこの大学でもいいので編入したいと思っていました。受験失敗したので入学当初から編入をしようと心に決めていましたが、その思いに拍車をかけてくれました。そういう意味ではこの学校に入って良かったのかなと思います。

２．試験科目と対策
試験科目は関西大学文学部の場合、
・TOEICのスコア提出（６２０点）
・専門科目
・志望理由書
・面接（口頭試問）
でした。
　私はまず2回生の7月までTOEICの勉強に多くの時間を捧げていました。その結果入学当初３２０→６２０まで上げることができました。他の旧帝志望や医学部志望の方と比べると屁でもないスコアですが、これが限界でしたので見逃して下さい。しかし、620と聞くと、よくそのスコアで受かったなと思われるかもしれませんが、現在TOEICはかなり難易度が上がっています。過去問や模試を解いたら、730点前後だったので、それを考慮すれば合格には妥当な数字だったのかもしれません。TOEICの勉強は関先生のスタサプイングリッシュを使っていました。あれは神です。とてもお薦めします。
　専門科目は学校の授業と教採の語彙集と過去問のみです。専門科目に関しては勉強したところがたまたま出たのが幸いしました。運ゲーです。
　志望理由書はまず参考書で基礎を作り、SNSを通して心優しい方々に見てもらいました。１大学１か月近くはかかると思っていた方がいいです。情報収集にかなり時間を割かなければなりません。例えば、その大学の教授の専攻研究の内容や論文、卒業要件や興味のある授業などです。
　面接はラインのグループやSNSで見つけて練習して頂きました。試験まで７回くらいやりました。やはり経験が大事だと思います。

３．受験併願校
・法政大学キャリアデザイン学部（２年次）
・愛媛大学教育学部（２年次）
・秋田大学教育学部（２年次）
・関西学院大学教育学部（３年次）
・関西大学文学部（３年次）
・同志社大学スポーツ健康科学部（２年次）

　受験した順番に記載しました。法政と愛媛が１回生の秋から冬にかけての受験でした。法政は１次試験で足切り。愛媛は計算問題が出て撃沈しました。２回生で受験したのは秋田関学関大同志社です。これは全て秋（９月下旬から１１月上旬）に実施ということでかなり負担が大きかったです。関学の試験の１週間後に関大の試験でした。基本的には本当に行きたいところしか受験しませんでした。

4．試験本番
　試験当日は５大学目ということもあり、緊張よりも受からなければならないという焦燥でいっぱいでした。ここでは関大についてだけ言及します。関大の試験会場は当日編入試験だけでなく、AO試験や留学生入試なども同時にあり、会場には多くの人がいました。一般入試かと思いました。自分が受験した文学部は２４人いました。まず、専門科目は９０分ありましたが、時間ギリギリでした。２０秒前くらいに完答しました。運よく自分が前日に勉強した内容がでてきたので、それはすらすら書けたのですが、それ以外は知恵を振り絞り、構成と言葉遣いを考えるだけで４５分くらいも使ってしまったのが反省点です。専門科目の解答用紙問題用紙は共にその場で回収されました。しかし、５月頃には大学へ行けば閲覧可能になると思います。傾向は例年どうりでした。他の大学は回収されませんでした。次に、面接は会場を移動して、違う棟でやりました。受験生全員で移動し、次の会場へ移動しました。面接まで１時間くらい時間があったので、その間に志望理由書を読み返して対策を練りました。結局、私は終盤に面接を行ったのですごく集中力が落ちていました。面接内容は後日また別のnoteで掲載しますが、基本的に穏やかでリラックスした状態でできました。問い詰められることもなく、圧迫面接とは無縁の面接でとても良い印象を受けました。

５．やってよかったこと

　これは私が実際やって良かったことなのですが、毎回面接で緊張して呂律もまわらないことが多々あり試行錯誤しなければならないと思っていました。そこで私の場合は裸眼（眼鏡外す）で面接に挑むことによって、視界がぼやけて相手の眼差しや表情の情報が遮断されて全く気にならなくなり、緊張やプレッシャーが軽減され、しっかり目を見てすらすらと面接で話せました。これはあくまで私自身の体験なので、参考程度に流して下さい。

６．最後に
　私は編入学試験に出会えて本当に良かったと心の底から強く思います。おそらく、一般試験で受けたら受かっていなかったかもしれないからです。確かに、２年次３年次からなので、一番楽しい時期を犠牲にして勉強をやり続けなければならない忍耐が必要ではありますが、単純に学歴が上がるだけでなく、今後の人生がより豊かになると思います。最後に、もしあなたがこれから編入試験を受けようと思っているのであれば、ぜひ積極的に前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
　読んでいただきありがとうございました。少しでもお力になれれば幸いです。最後に、この場を借りてこれまでお世話になった人たちに改めて感謝したいと思います。２年間本当にお世話になりました。そしてありがとうございました。