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MAPPAの犬です。 返事は「はい」か「ワン」です。


話題としては少々古いが、チェンソーマンの話です。
※もうアニメ化されているのでいいと思うが一応チェンソーマンのネタバレ注意。
そして不快感を覚えるような表現・画像があるので注意。


チェンソーマンという作品がある。我らが株式会社MAPPA(以下MAPPA様)が手掛けてアニメ化がなされた。この漫画の作者は藤本タツキ先生と言って、いい意味で変態的感性を持っている。

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今回アニメ化された分の話をチェンソーマン序盤とする。この序盤で最も藤本タツキの変態性が発揮された描写はおそらくみんな大好き「ゲロチュー」だろう。

知らない人向けに説明する。

主人公であるデンジ君は美人の姫野先輩に、「この敵(永遠の悪魔)を倒したらベロチューしてあげる。」と冗談交じりに言われる。デンジは冗談を見抜けるほど頭が良くない、そして目の前にぶら下がった餌を我慢することが苦手だ。
結果やる気満々で敵に挑み、常軌を逸した方法で見事永遠の悪魔を撃破する。デンジはベロチュー権を手に入れる。
ベロチュー権が行使されるのは次にデンジが姫野に会ったとき、それは新人歓迎会の飲みの席だった。
姫野には飲むとキス魔になるという性質があった。
そして、姫野達は先人歓迎会で上司のマキマさんと飲み比べをし、ベロベロになるまで酔ってしまう。
一応補足しておくがデンジは未成年なのでこのときシラフだった。
姫野は酔った勢いでキス魔姫野に変身し、デンジとのベロチューの約束を思い出す。そして突然デンジにベロチューをかます。
もう察しがついただろう。

そしてそのままデンジの口の中に嘔吐した。


引用元
チェンソーマン 藤本タツキ作

しかしこれでは終わらない。デンジのバディとしてともに働くパワーという人物がこれを見て、爆笑しながらこう言った。
「マズいぞこれはマズいぞ!あ〜あ!デンジは口に入れた栄養になるモノを飲み込むクセがあるんじゃ!!」

、、、、、ゴクン。

これがゲロチューである!!

ちなみにチェンソーマンは当時週刊少年ジャンプで連載されていた。

そしてここまでの話を聞いて、「面白そう!」と思った変態は藤本タツキ適正があるのでぜひファイアパンチ、チェンソーマンを購読してほしい。


それはさておき、このゲロチューはかなり序盤の出来事なのでチェンソーマンのアニメ化が決まった当初から騒がれていた。
果たしてこのシーンはどう処理されるのか。
チェンソーマンは深夜帯とはいえ地上波での放送だった。何より時間帯関係なく倫理的にアウトな描写である。
果たしてMAPPA様はこれをどう描くのか。
ゲロチューはチェンソーマンをそれたらしめる重要なシーンだが、物語の進行上絶対的に不可欠とはいえない。だから、ひょっとしたらカットされるんじゃないかという不安があったのだ。
勿論私も原作のファンの一人としてとても注目していた。

チェンソーマンの魅力はキャラデザや展開のスピード感、格好いい能力バトル、大量の血と臓器、キャラクターの唐突かつ理不尽な死など、様々あるが、やはりなんと言っても藤本タツキの変態性と狂気からくる描写であろう。
だからこそ、ゲロチューを描かなければそれはチェンソーマンとは呼べない。

私はこここそMAPPA様の覚悟を判断する基準になると思った。
そして私はこうとり決めた。
”MAPPAがゲロチューを倫理観や常識や否定的意見を恐れること無く描いたならば、私は喜んでMAPPAの犬となろう。多少のぼかしは許してやる。逆に、カットしたらその時は二度とMAPPAの作品など見ない。”

結果として、アニメでは吐瀉物にモザイクを掛けた状態でのゲロチューが放映された。残念ながらみんなが望んだゲロチュー完全顕現には至らなかったが私は満足だった。
というのも、やはり声優の演技と動きがつくと気色悪さがプラスされてよかったことと、その回のEDがとても良かったことが理由だ。

そのEDがこれである。

ゲロチューを多角的に描き出すという狂気!
そして歌詞!
私はこれに心を満たされてMAPPA様の犬になったのである!

なので今後はMAPPA様が手掛けた作品を必ず視聴し積極的に宣伝していきたい。
なぜなら犬の返事は「はい」か「ワン」だけだから。


引用元
チェンソーマン 藤本タツキ作

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あとがき
積極的に宣伝するとか言っときながら進撃の巨人ファイナルシーズン完結編前編の宣伝をしていないじゃないか、、、と思う人も中にはいるかも知れないので言い訳をしておきます。

決して忘れてたわけではありません。
私はMAPPA様の犬である前に、生粋のマレカスだからです。
偉大なマーレ帝国がパラディ島の悪魔の末裔、簒奪者エレン・イェーガーによって蹂躙されるさまは見るに堪えないものであり、始祖の記憶改竄能力によって作り出された偽りの歴史を宣伝するべきではないと感じたためです。

島の悪魔共から始祖の巨人を奪還し、パラディ島脅威論を亡き者にすることが我々マレカスの使命なのです。


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