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週刊少年ジャンプ16号感想


こんにちわ葦原です。
先日読んだ「此の世の果ての殺人」という本がめちゃくちゃ面白かったのでおすすめです。




◯魔々勇々


グリシャはマママを人質としてコルレオに紋章の提供を要求します。
マママは自身に人質としての価値など無いと言います。
まぁそんな訳はないんですが。
その言葉と自傷でグリシャの気を引きます。

そして一瞬隙を見せたところを、コルレオはグリシャだけに攻撃が当たるよう、円形の斬撃を放ってマママを救出します。
その拍子にグリシャの頭からエンド部分が飛び出てしまいました。
グリシャは、自分はグリシャに合わせるという条件の下エンドの力を借りていたに過ぎず、エンドそのカスはもう我慢の限界と言い始めます。
直後、エンドが力を解放します。
それはもう凄い演出でした。
直前までグリシャが大声で喚き散らしていたシーンから、対比的に台詞なし擬音なし、見開きを贅沢に使ったエンド襲来が描かれます。
「来た」って感じです。
そして出現した地域一体で至るところに「死」が降り注ぎます。
草木は枯れ、魚も獣も人も息絶えます。
紋章術者とはある程度エンドの「死」に対抗できているようですが目鼻から血を噴いています。
あとなんか知らんけどパンネロのおっさんもわりと耐えてますね。つおい。
それを見ると、耐久力は強さに依存する感じですね。
サディコは相当強いので他人を守る余裕がある感じです。
そして、やはり母なる紋章を継承しているコルレオはほぼノーダメですね。

個人的に、今回はサディコが血を垂らしているシーンが一番良かったです。
突然ですが私は流血表現を大歓迎する人間です。せっかく人間がバトルするのなら血を流した方がいいと思います。
なので今回のエンドの出現演出は、チェンソーマンの闇の悪魔を彷彿とさせて凄く良かった。
そして、数ある流血表現の中でも、私の特に好きな流血表現は「笑いながら血反吐くヤツ」です。
最高でしたね今回のサディコは。
エンドの攻撃の最中にありながら他人を守るという強者感も、圧倒的な紋章術を前にして笑っているという狂者感も良い。非常に良い。
まじでサディコ好きすぎる。
嬉しい。

気を取り直して。
空を覆い尽くしあらゆる生物を死に至らしめるエンドに対し、コルレオは対話を試みます。
「俺と話しをしてくれ」
無理っぽいですね。相手は全然お話しする雰囲気じゃなさそうです。
するとしてもエヴァンとですよね。ここでコルレオが言う「俺」はコルレオ自身のことでしょうから。

取り敢えず対話の線は今のところ無理そうです。
しかし、現在コルレオは紋章を二つしか残していないので真っ向勝負でも勝機はない。
となるとやはり、最後に出てきたハロハロが状況を変えるのでしょう。
マママのペンダントから出てきたハロハロの魂。
おそらくあれは封印に近い形のものだったのでしょう。だからサディコはハロハロの魂だけ複製できなかった。

これからどう転ぶのかはまだ判断しかねますね。
ハロハロがどう戦況に絡むのかわかりません。紋章もまだ分からないので。
もしハロハロが記憶関係の紋章保持者だったとしたら、エンドに対抗しうる情報を記憶として伝えたり、エンド自身の記憶をコルレオに伝えて対話へ導くこともできるかもしれません。




◯ワンピース


妖怪・妖怪・妖怪・妖怪・UMA!
5人合せて五老星。

ということで、五老星がついに全員登場しました。
もちろん全員人型じゃないです。
元ネタが発表されたのでこれでゾオン系幻獣種の線はほぼ確定でいいでしょう。

サターン聖→牛鬼
ウォーキュリー聖→封豨
ナス寿郎聖→馬骨
マーズ聖→以津真天
ピーター聖→サンドワーム

という感じでした。
わりと有名どころの妖怪なんでしょうかね。
「牛鬼」は私も知ってます。多分鬼太郎の影響だと思いますがこの妖怪は滅茶苦茶強くて邪悪なイメージです。
「封豨」というのは中国神話の生物みたいですね。中国神話の幻獣っておもしろいですよね。
「馬骨」は平沢進のファンのことです。ナス寿郎聖も平沢好きなんですね。
マーズ聖の「以津真天」は米津玄師さんの比較的ガチめのファンなら履修済みだと思います。「ETA」という曲です。詳しくはyoutubeにあがってるM八七のラジオを見てみてください。なかなかおもしろい妖怪です。
「サンドワーム」は世界的に有名なUMAですね。砂漠に居るデカくてグロい虫です。

五老星はそれぞれ驚異的な強さでペガパンクの放送を止めるために動きます。
馬骨はあのパシフィスタを次々と一撃で倒していきます。
以津真天は飛べるので直接ラボフェーズに向かいます。
牛鬼・封豨・サンドワームでルフィの相手をするみたいです。
サンドワームはドリーブロギーにあっさり首切られてたのであんまり強くなさそうですね。流石にあれじゃ死なないでしょうが。

ゾロは相変わらずロブルッチと戦闘中、、、かと思いきや、サンジに足手まといと煽られた途端、大技でルッチを撃破します。
その気になればやれるって感じです。
こいつも底知れないですよね。

未来島編も佳境って感じですね。
ペガパンクは一体何を語るのか。



◯僕のヒーローアカデミア


先々代・志村菜奈を残し、残りの継承者の個性を全て譲渡し、ついに死柄木弔のオリジンへと到達した緑谷。OFAそのものも譲渡しているのでその姿は個性を引き継ぐ前の学生服に戻っています。
死柄木の深層心理に到達したことで、死柄木からも物理的な干渉が可能になったようです。
死柄木の記憶に残る、ステイン、治崎、リデストロ、過去の強力なヴィラン達のフラッシュバックをくぐり抜けて、緑谷は志村家に入ります。
ちゃんとおじゃましますって言ってるの緑谷らしくて好きです。

そこで暴かれるのは、志村菜奈が家に遺した遺恨、死柄木弔という歪みの原因ともいえます。

父からの虐待を受ける志村転弧。
死柄木からの強烈な拒絶を突き破ったのは志村でした。ヒーローであったがために果たせなかった母としての、家庭の一員としての責任を生産するために。
しかし、既に転弧は死柄木へと変わりつつあり、いまにも崩壊が始まらんとしています。
緑谷は転弧に何を言うのか、転弧にそれは届くのか。

ほんとうにクライマックスになってきました。




◯アンデッドアンラック


ビーストを撃破した風子たち。

一方、裏の円卓では、最初の理であるソウルが、上位十理の他のメンバーに対して話しをします。
どうやら、他の七理たちはアンディよる「魂の鎖」で捕縛されており、自由に身動きがとれないようです。しかし、ソウルにとっては自分の理なので、比較的自由度の高い行動が取れるようです。
やはり、他のUMAと違い一人だけルナから生まれたのもあり、待遇が違いますね。

ソウル曰く、ループ世界で最重要となる三つの理は、物理を越えて他者に情報を伝達する「ソウル」、そのトリガーとなる「デス」、情報を受け取った対象が成長するという「変化チェンジ」。
前回までのループでジュイスはこの可能性に気づきながらも、不正義には前任の継承者がいないため、魂による成長には至らなかった。
しかし、可能性そのものは知覚していたので、99回のループの間、上位十理を不正義の能力で封殺し続けることで、彼らを慢心させ、不正義以外による上位十理攻略、という可能性に気づかせなかった、とのこと。

ジュイスさん強すぎ。
この世界では「死」は「魂が肉体から離脱するためのきっかけ」という形で存在しているんですね。

そして、ソウルの発言によって、円卓の残りのメンバーがある程度割れました。
既出のシック、ビースト、ランゲージ、ソウルを除くと、アンディと対になるデス、ジーナと対になる変化チェンジ、そして風子と対になるラックが円卓メンバーだと判明しました。
チェンジについては太陽での戦闘である程度予想はついていましたが、運が居るのは少し驚きですね。
まぁ実際、運も人々にとって重要な要素ですから順当ではありますが。

バーンとアンバーンのように、あるUMAに対してその対となる否定者は天敵のように作用するみたいなので、ラック、チェンジに関してはかなり有利に戦えそうですね。
ソウルは明らかに別格なので置いといて、問題は死ですね。
もちろんアンディがいればなんとでもなりそうですが、彼はいま他の上位十理を抑えているためクエストに関与できない感じです。
風子たちもそれを承知で、上位十理を全て撃破してアンディにたどり着くという計画で動いています。

舞台は変わって来週からはランゲージ。
風子たちはランゲージの能力により半日間言語を奪われ、魂の情報を仲間に伝達することは出来ない。
ランゲージはその間に魂の知覚が進みつつある否定者、不眠のイチコを殺すよう命じられます。
これはどちらかと言うとニコ覚醒イベントな気がしますね。
描かれてすらいないですが、前回ループでニコはランゲージをちゃっかりソロ討伐しています。
その時点ではニコは不忘の否定者でしたが、不忘そのものにはこれといった戦闘能力はないはずなので現在のニコのスペックでも、理論上ランゲージソロ討伐は可能なはずです。



おわりです。寝ます。

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