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認知症の母 在宅酸素対応の施設探しを始めました その1

 私の母は2019年に認知症とわかり、2022年5月には要介護2となりましたが、介護サービスをフル活用して一人暮らしを続けています。
 今年(2023年)早々に肺炎になり、検査で肺気腫で心不全になっていたことが判明。7月には活動時には酸素吸入が必要、安静時もするのが望ましい、と医師から告げられました
 6月下旬はかなり体調が悪かったのですが、7月になってから母の体調は徐々に回復。医師のあの診断は何だったの??と思えるくらい今は元気に…。母の友人にも指摘されましたが、ここ6~7年は夏になると元気になり、寒くなってくると体調が悪くなるを繰り返しています。今の元気に甘んじているとまずい!母が元気なうちに、酸素吸入対応可能な施設を探すことにしました。

 酸素吸入…、処置名はどうも「在宅酸素」と言うらしい…。そのあたりから私はまったく理解できていなかったので、調べ、施設の職員や老人ホーム紹介会社のスタッフから教えてもらいながら、対象を絞り、施設見学を続けています。

 母は認知症が発覚した時に父が遺した預貯金を使い果たしており、その後なんとか貯めた預金は入院や葬式をしたらすぐに消える金額…。経済的には 特養に入れたいですが、要介護2で入居するのは無理。
 介護付有料老人ホームは看護師24時間常駐で安心ですが、経済的に無理な料金設定がほとんど。今は住宅型有料老人ホームで日中は看護師がおり、在宅酸素の対応できる所を調べ、見学しています。

 2年前に施設見学した際は、転院はなるべくさせたくない、入居したからには最後までその施設で、看取りまでできればと思ってましたが、それにこだわると母より認知症が重い方が入居者の大半を占める状況となり、他者とのコミュニケーションをとるのが好きな母には、かなり辛い環境になりそうでした。頑固ばあさんモードを発動し、勝手に退所して実家に戻ってくるかもしれません。
 経済的な条件をクリアした上で、“今”の母が快適に過ごせ、在宅酸素が必要になった時にすぐに対応する施設、母の認知症と心不全が進行して対応が難しくなったら、対応できる施設に移ればいい、と考えることにしました。そう割り切ると、母は杖も使わずに歩き、自力でトイレをし、食事の介助もいらないので、住宅型有料老人ホームでも大丈夫。他の有料老人ホームよりは利用料金を少し抑えることができます。レクリェーションも充実している施設が多いので、楽しく過ごせそう。

 この住宅型有料老人ホームですが、見学してみてかなり怪しい施設もあり、びっくりしました。
 「在宅酸素対応大丈夫です」と担当者は言いますが、どうも看護師は施設にいない…。「週に4日は系列のデイサービス施設に利用者全員が出かけるが、その間施設は無人になるので、デイサービスを休むと利用者1人だけ施設に置いておくことができないので、介護保険外で職員を手配することになる」、……部屋借りてるのに居るだけで料金が発生するシステムっておかしくない???
 施設は大型の戸建て住宅を改修したような建物。利用者が全員集まって食事をするスペースは、全員が座るには難しい広さ。いろいろとつっこみどころ満載。本当にこの施設が在宅酸素の対応ができるのか、不安を拭うことができませんでした。
 担当者によると「系列の住宅型有料老人ホームで、ここが一番料金が安いのですぐに埋まります。」と言われました。家族による介護や一人暮らしが困難となった、高い利用料金は支払えない、本人の身体はとても元気、だったらとりあえず入居させるのかなぁ…。ううむ…。

 老人ホームを紹介する業者は、2社を使い分けて依頼しています。最初はサイトが充実しているXで、自力で調べて予約をXに依頼してましたが、上記のような施設も登録されており、不安になりました。
 母の状態を考慮した上で、的確な施設を紹介してくれそうなZ社にも依頼することに。Z社は住宅型有料老人ホームについて、サイトに長短所を的確に記した記事を掲載しており、思い切って電話で相談してみました。Z社の営業は在宅酸素の看護師の必要性について、調べた結果を伝えてくれる等、助かりました。

 母を安心して預けられ、母が楽しい時間を過ごせる施設が見つかるといいな。この記事をご覧になっている皆さまで、施設選びでアドバイスがありましたらコメントをお願いします。介護のプロの閲覧も多いようなので、見学の際のチェックポイント等も教えていただけると助かります。
 利用料金を抑えるために、地方の施設を利用される方も少なくないと聞きます。Z社からは隣の市の施設も紹介されました。ご家族が遠くの施設を利用している方の実際の様子もお伺いしたいです。是非コメントをお願いします。 

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