【香道】お香についてをAIで学ぶ
お香は飛鳥時代から使用されてきたものと言われており、日本書紀の中に沈水香木についての記載があります。
と、同じ香りでもアロマとは全く異なる認識でいる必要がある「お香」を少しカジュアルに活用してみたく、 AIで学んでみたいと思います。
まずは現代のお香について
お香についての説明はアロマと同じで、歴史的に宗教的儀式での使用という記載があります。
アロマセラピーはここ最近つくられた文化ですが、アロマをやる前に香りの歴史を学ぶ。ということは大切かもしれません。
お香の世界では「香りを聞く」
お香の世界のことを「香道」と呼びますが、香木はとても繊細で他の香りと混ざると良さが失われるため、お香の香りを聞き分けることができないと言われています。
また、香りを「嗅ぐ」ではなく、香りを「聞く」という表現があり、これを「聞香」と呼び、香りがする粉以外にも道具が必要です。
果たして AIはお香の文化を知っているのでしょうか。
アロマやハーブの世界とは違ったインスピレーションが必要なのがお香の世界。
文献や論文から答えを出していくアロマやハーブとは真逆に、香りから言葉を作り出すのがお香です。
アロマやハーブであれば「すっきり・爽やか」なのですが、お香は「芳しい」と思ったら「なぜ芳しいのか」「どのように芳しいのか」を説明解説するのではなく、自分なりに表現することが必要になります。
源氏物語の香文化
お香の歴史の中で最も有名なのが「源氏物語の世界の中にある香文化」です。
源氏物語の中には「薫物」という呼び名で複数の香りの名前が出てきており、簡単にまとめると、外から漂う香りに魅了され、香りを創造して香りの命名を行います。
そして「自分が作った香りと呼び名が誰よりも最高で尊い極楽浄土的な作品なのか」というのを内輪だけで競い合うマウント的な文化もありました。
平安時代にSNSが存在していたとしても、現代の日本とさほど変わらなかったかもしれないな、と個人的には感じます。源氏物語は嫌いではありませんが、同じ女性としていろいろ想うことがあり、あまり深く研究したいとは感じないたむ、むしろこの時代にSNSがなくて良かったのかもしれません。
そして、その文化が後に聞香や粉を練って練香をつくる文化へと発展していきます。
ですが、香りの素材や香木というのは庶民には手が届かないモノだったようで、日本の伝統文化といえども、香りの文化は「上流階級のための遊び」のような認識でした。
現代でもアロマやハーブは「非日常的」なツールというイメージがあり、私自身は「そうではない」と主張していますが、確かにいまだに香りの原価は高く、日常的に使うツールではないという認識がある現実があります。
現代の日本におけるお香の立ち位置
時を戻して現代へ。
現代でも、墓前や仏壇にお線香をあげる文化がありますが、最近はオシャレなインセンスや寺院でもアロマインセンスが販売されたりなど、宗教的儀式以外でも広がっています。
これは、源氏物語の香文化があったからこその現代の香文化なんだと思っています。
確かに、エッセンシャルオイルやハーブよりも高額な道具を使用する必要性や品質保持や型の美しさへの器用さも必要ではありますが、アロマでは表現しきれない繊細な香りを楽しむことができるのがお香です。
海外でのお香の使われ方
日本産のお香は大手の香料会社で作られていますが、海外産のお香はなぜか100円ショップでも購入できます。
それは何故なのでしょうか。
恐らく、日本よりも需要が高いのだと思います。
海外に行ったお友達のお土産がお香が多く、家に山積みになっているという話を聞いたことがありますが、海外ではビジネスマンがセルフメディテーションやヨガなどを行っており、またアジアには寺院が多く、宗教的儀式としていまだに使用されています。
また、精神世界を日本独自のスピリチュアルな価値観とは全違う捉え方をしていることもあり、シンプルに「リラックスやリフレッシュ」のサブツールとして使われているから需要が高く、安価でしかも気軽に購入できるのかなと思います。
日本は日本、海外は海外の香文化があるが、どちらも基礎は同じ
今年は、オリジナルアロマインセンスを作るのですが、個人的には基礎は変えずにいろいろな香りのインセンスを作っていきたいと思っていて、とにかく今年は香りの音階を昨年よりも可視化させること。
日常の中にある音からつくる香りづくりをしたいと思っています。
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