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”Get It On / T. Rex” 

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。
 
T. RexはUKのロックバンド。1968年にTyrannosaurus Rexとしてデビュー。当初は二人組で、サイケデリックな雰囲気のフォーク・デュオ?として一部のマニアに人気だったといいます。1970年にT. Rexと改名してアルバム『T. Rex』をリリース。シングルカットした曲がUKチャートで2位になるヒットを記録し、一躍人気バンドとなります。

1971年にはオリジナルメンバーで、ギターとソングライティング、ボーカルのマーク・ボランを中心とした4人組のエレクトリックなロックバンドとして、アルバム『Electric Warrior (邦題: 電気の武者)』をリリース。シングルカットした「Get It On」がUKチャート1位、USでも10位と大ヒットとなりました。なおUSのR&Bシングルに同名曲があったため、US国内ではタイトルを「Bang A Gong」としていたそうです。

彼らのスタイルはグラムロックと呼ばれ、性別不明な派手な化粧とゴージャスな衣装が特徴の魅惑的(グラマラス)なロックということ。サウンドもシンプルなアレンジですがグルーヴ感にあふれ、ビートの効いたブギーなリズムな曲が多いのも特徴です。こうした同じようなリズムを大音量でずっと聴いていると、だんだん気持ち良くなってしまいますよね。曲や衣装などの魅力だけでなく、このリズムはクセになります。多くの熱狂的でカルトなファンを獲得するのもよく分かります。

そんなアレンジには何故か必ずストリングスがフューチャーされているようですが、理由は定かではありません。

当時、同様のスタイルで人気だったデヴィツド・ボウイロキシー・ミュージックなどはアート・ロックと呼ばれていましたが、個人的にはほとんど区別がつきません(汗)。
 
その後も彼らはヒット曲を連発して、日本でも72年・73年と来日して武道館公演を成功させるなど絶大な人気を誇っていました。来日公演の詳細はこちらのサイトをご参照ください

その後の活躍については別記事で紹介したいと思っています。
 
70年代初頭は、60年代後半のビートルズ旋風からの流れで、ブリティッシュ・ロックがともかく隆盛でした。ラジオで流される曲の多くもこうしたUKロックが中心で、一部のポップスは別として、私の関心もほとんどがUKに向いていました。懐かしい時代です。


夢中になってラジオを聞いていた頃の思い出をこちらでも語っています。

この記事を読んでくださった方の思い出などもコメントして頂けたら嬉しいです。

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