見出し画像

HATOスタジアムで長浜ひょうたんボウル

先週大手門通りのYさんの店の前で、近くに貼られた「ひょうたんボウル」のポスターを見ての会話。ちなみに私の住む長浜は知る人ぞ知る「アメリカンフットボールの町」で当地で行われる「ひょうたんボウル」は甲子園ボウル、ライスボウルに次ぎ日本では3番目に歴史ある大会となっております。

私:「あれ?今年はひょうたんボウル、彦根で開催ですか?あ~ん、国体用に作られた新しいスタジアムを使うんですか?」

Yさん:「そうなんや。わしは市議やってた関係でフットボール連盟の会長やってるさかい、ほんなもん長浜でせな絶対あかんて反対したんやけどな。吉川太逸先生が始めやって、そこから湖北にフットボールが普及してわけやでな。彦根でやる意味がないわけよ」

私:「けど、できたばっかりのHATOスタジアム(彦根発祥の平和堂がネーミングライツ所有)としては、もってこいのイベントですよね。」

Yさん:「ほうよ。しかも天然芝で立命館大学(*近年は同大学が対戦相手を変えながら試合を行っている)としても大歓迎やわな。長浜の神照運動公園とは雲泥の差やもんな。」

私:「昔は長浜ドームで開催されてませんでしたっけ?」

Yさん:「ドームはな、人工芝でそれもだんだん剥げて来るし、大学側から怪我しやすいからクレームが来たわけよ。それで神照運動公園に変わったんやけど、あそこも実はあんまり評判がよ~ないわけ。ほんで、市長に神照運動公園に芝張って整備してくれて言うてんやけど、さっぱり反応無しやわな」

私:「まあ、利用度から考えるとなかなか難しいところかもしれませんね。」

Yさん:「心配なのは、このままずっと彦根開催になることよ。ほやから、とにかく『長浜ひょうたんボウル』と『長浜』の文字は絶対はずすなって入れさせたわけよ。」


さて長浜は、市立2中学にタッチフットボール部があり、かつてはどの高校にもアメリカンフットボール部があるほど盛んで、私の母校の虎姫高校は当時王者関学高校をも脅かすほどの実力がありました。実は私も中・高は違うスポーツをやっていましたが、大学では体育会のアメフト部に所属しておりました。

従ってアメフトには十分理解があるつもりですが、客観的に見て今年新装HATOスタジアムで実施されてしまったからは、試合を行う大学側が元に戻って長浜でやろうという気にはなかなかならないのではないか?ただでさえ、サッカーやラグビーに比べて人気が伸び悩んでいるアメフト。集客を考えても新スタジアムを使った方が観客も喜ぶのでは。(Yさん、すんません)

ちなみに昭和26年の第一回大会の優勝校(当時は高校と中学)は彦根東高校だったそうで、あながち彦根と無関係というわけでもないし、これを機会に湖北だけではなく彦根も含めた地域をフットボールの町として普及活動に努め、彦根の中学校・高校にもチームを作ってもらう運動をしてはいかがでしょうか?

なお、5月14日(日)開催の「ひょうたんボウル」は立命館大学が昨年度関東覇者の早稲田大学を21-19で下し、同大会30連覇を果たしたそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?