Vol.20#挑め!Leading Article/BBC受信料
その日のLeading Articleから解釈の決め手となった語彙を記録していきます。身につけば読む事がどんどん”楽”になります。
NHKの受信料取り立ても問題になりましたが、BBCの受信料取り立てについての議論です。放送は許可されているが、弱者いじめまで許可されているわけではないぞという感じです。
🔲解釈のポイント🔳🔳🔳
①opaque/不透明。反対の言葉はtransparentで、文中に出てきますね。
②visceral/内蔵に関連するという言葉ですが、そこから理屈じゃなく気持ちに基づくという意味になります。郵便局スキャンダルの惨状を思い出さねば!という強い思いですね。
③the scales must be tipped/天秤のような秤をちょいと傾けるという言葉ですが、そこから局面や状況を変える事です。今の効率重視の取り立て方じゃなくて、適切な形、つまり弱者の状況が考慮される方針に変えていかなければという意味になります。
【試訳】しかし、有罪とされたものの多くは弱者である。自らの権利を熟知していないかもしれないし、未払に正当な理由があるかもしれない。法務省によれば、執行官は常に認定を受けたアドバイザーの支援を受けているとの事。しかし、活動家たちは仕組みは不透明で人々は発生する可能性のある罰金を回避する為に罪を認めるよう促されていると主張している。
一つの司法手続きで一月に3500人もの人が受信料を支払わない事で起訴されている。起訴しているのはBBCのテレビ受信料部門であり検察ではない。郵便局スキャンダルでは国の組織が自ら起訴をしており、透明性と手続きの正当性が必要な事は忘れてはいけないと腹の底から思う所である。
法廷における効率性は重要だが、公平性が勝る。現状を適切に変えていかなければならない。BBCは早急に取り立て戦略を再検証すべきである。さもなければ受信料不払の無罪化を求める声は大きくなるばかりだろう。
一言コメント
受信料を払うのはいいんですけどね。昔本当にテレビもってないのに払わされかけた事があって、なんか良い印象ないです。
BBCは我が国のNHKよりも厳しい感じで、罰金は最高1000ポンド、強制徴収はできないにせよ未納が続くと刑務所収監もあり得るという事。怖。
回答
①不透明な
②腹の底からの
③局面を変える
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